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【第2回日本おいしい小説大賞】幸村しゅうさん「私のカレーを食べてください」が受賞 「第3回」の募集も

第2回日本おいしい小説大賞が決定!

第2回日本おいしい小説大賞が決定!

小学館は、「食」をテーマとするエンターテイメント小説を公募する文学賞「第2回日本おいしい小説大賞」の受賞作を発表しました。

 

第2回日本おいしい小説大賞が決定!

昨年8月より募集を開始した第2回日本おいしい小説大賞は、総応募数134作の中から二度の選考を経て4作の最終候補作を選出、選考委員の山本一力さん、柏井壽さん、小山薫堂さんによる最終選考会で、さまざまな議論が重ねられた結果、次の通り受賞作が決定しました。

 
<第2回日本おいしい小説大賞 受賞作品>

幸村しゅう(ゆきむら・しゅう)さん
「私のカレーを食べてください」

 
選考委員による選評や最終候補作など詳細は、https://www.shosetsu-maru.com/pr/oishii-shosetsu/2nd_award.html をご覧ください。

 

受賞者・幸村しゅうさんプロフィール&受賞の言葉

受賞者の幸村しゅうさんは、1968年東京都生まれ。映画助監督、介護予防デイサービス兼鍼灸治療院の経営などを経て、小説を書き始める。

撮影:小学館 黒石あみ

撮影:小学館 黒石あみ

<受賞のことば>

「何かを始めるのに、遅すぎるということはない」──そんな言葉に頷きつつ、まだまだ続く人生と、己の不安に折り合いをつけ、えいっ!と一歩踏み出す。そこに辿り着くまで、私は実に多くの時間を費やしてきました。

しかし、ひとたび創造の世界に飛び込んでしまえば、縮こまっていた心は自由に翼を広げ、主人公とともに一直線にカレーにハマっていく過程を、思う存分楽しんでいる自分がいました。

大らかな気持ちて゛私を応援してくれた友人と、選考に携わってくださった皆様に心から感謝の意を表します。何者でもない私をスタート地点に立たせてくださり、本当にありがとうございました。

 

日本おいしい小説大賞について

小説家にとって腕の見せ所と言われているのが、食の描写です。池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』の魅力は数多くありますが、作中に出てくる食べ物があまりに美味しそうであることも、その一つであることは間違いありません。

また、小学館によれば、どんな小説を読みたいか30代~50代の女性(本を買って読む習慣のある主要層)へのアンケートを取ると、「食にまつわるお話」とこたえる方の比率は非常に高くなっており、今も昔も“食小説”には一定以上のニーズがある、とのことです。

 
そこで小学館は、食の描写に秀でたフィクションの書き手の発掘を目的として、「日本おいしい小説大賞」を創設しました。

選考委員は、直木賞作家の山本一力さん(食の代表作は『銀しゃり』『だいこん』)、作家の柏井壽さん(食の代表作は連続ドラマ化された「鴨川食堂」シリーズ)、放送作家・脚本家の小山薫堂さん(伝説のテレビ番組『料理の鉄人』構成)が務めます。

小学館が主催し、キッコーマン株式会社・神姫バス株式会社・日本 味の宿が協賛。

 

第3回日本おいしい小説大賞の募集を開始!

小学館では引き続き、第3回日本おいしい小説大賞の募集を開始します。古今東西の「食」をテーマとする、エンターテインメント小説。ミステリー、歴史・時代小説、SF、ファンタジーなどジャンルは問いません。自作未発表、日本語で書かれたものに限ります。

 
応募要項など詳細は、https://www.shosetsu-maru.com/pr/oishii-shosetsu/ をご覧ください。

 
【関連】
第2回 日本おいしい小説大賞受賞作発表|小学館
日本おいしい小説大賞|小学館

 


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