『小説 野性時代』9月号に「第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」受賞の言葉と選評を掲載 一木けいさんの読切、長浦京さんのインタビューも
KADOKAWAは8月17日、月刊文芸小説誌『小説 野性時代』2020年9月号(No.202)を発売しました。表紙には亀梨和也さんが登場。
【読切】話題の新鋭が初登場!
一木けいさん「馬鹿馬鹿しい安寧」
駐在員の夫と幸せに暮らしていた若菜。しかし彼女の安寧はひとりの男の言葉で崩れ去った。信頼する英利子の助言で、現地の男と知り合った若菜は――。
【読切】いま読みたい、心温まる掌編小説
重松清さん「谷間の小さな村のお話」
昔むかし、いくさに敗れた人たちを迎えた村は、今は「きみたち」を迎える村になった――。
【発表】第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞
第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の選考会が、初のリモートにて開催されました。受賞の言葉と選評を掲載。
〇大賞 原浩(はら・こう)さん「火喰鳥」
〇読者賞 阿泉正宗(あずみ・まさむね)さん「くじりなきめ」
選評:綾辻行人さん/有栖川有栖さん/黒川博行さん/辻村深月さん/道尾秀介さん
【新刊インタビュー】長浦京さん『アンダードッグス』
2020年最注目!超弩級ミステリーの執筆秘話
デビュー2作目でいきなり大藪春彦賞を受賞するなど、新時代のハードボイルドの書き手として飛ぶ鳥を落とす勢いの長浦京さん。待望の4作目となる『アンダードッグス』は1997年の香港を舞台に繰り広げられるコンゲーム小説です。刊行を記念して、執筆秘話を伺いました。
【連載】
◆千早茜さん「ひきなみ」(最終回)
女というだけで、わたしがいったい何をしたのだろうか。心身ともに限界を迎えた葉だったが、いつだって真以だけは手を差し伸べてくれていて――。彼女たち二人が選んだ道とは。ついに感動の最終回!
馳星周さん「月の王」(第11回)
縄張りを急襲され、怒りに我を忘れた張道明が銃口を突き付けてきた。万事休す――李麗雪は死を覚悟する。
辻村深月さん「闇祓(やみはら)」(第10回)
年上の部下・ジンさん対する課長の態度はひどい。ジンさんは「自分が話を聞きすぎるせいかもしれない」と言うのだが――。
小説 野性時代 第202号 2020年9月号 (KADOKAWA文芸MOOK 204) 小説野性時代編集部 (編集) いま注目の作家、一木けい読切「馬鹿馬鹿しい安寧」150枚! 超豪華連載陣による、いまもっとも面白い小説をお届け!! 大注目の作家・一木けいの150枚におよぶ読切「馬鹿馬鹿しい安寧」をはじめ、重松清による心温まる掌編「谷間の小さな村のお話」、第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の発表、長浦京の最新作『アンダードッグス』のインタビューも。 |
◆ヤクザ×政界×GHQ――今だからこそ暴かれる戦後日本の「闇」!長浦京さん『プリンシパル』が刊行 | 本のページ
◆その物語は、人に取り憑き、読んだ者を消し去る――横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作家・新名智さん第2作『あさとほ』が刊行 | 本のページ
◆【第42回 横溝正史ミステリ&ホラー大賞】優秀賞に鵺野莉紗さん「狭間の世界」、読者賞に荒川悠衛門さん「めいとりず」 | 本のページ
◆【第21回R-18文学賞】上村裕香さん「救われてんじゃねえよ」が受賞 友近賞に古池ねじさん | 本のページ