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乗代雄介さん『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』が刊行 長年書き継いだ伝説のブログを書籍化!

乗代雄介さん著『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』

乗代雄介さん著『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』

作家・乗代雄介さんが長年書き継いできた自身のブログを自選・全面改稿して書籍化した『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』が、国書刊行会より刊行されました。

 

髙城晶平さん、こだまさん両氏が推薦! 芥川賞ノミネート作家・乗代雄介さんが長年書き継いだ伝説のブログが待望の書籍化!

現代日本文学の新星にして、2018年「本物の読書家」で第40回野間文芸新人賞を受賞、2019年「最高の任務」で第162回芥川龍之介賞の候補となり、今最も期待される作家のひとりである乗代雄介さん。

 
その乗代さんがデビューから現在も書き続ける伝説のブログより、小説作品を著者自選・全面改稿のうえ書籍化した『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』が発売されました。

また、書き下ろし「私」小説「虫麻呂雑記」を併録し、読むこと、書くことを運命づけられた小説家が、積み上げた思索と稽古の記録にして、すべての読書人、そして書く人におくる“魂の書”に仕上がっています。

 
推薦コメントを紹介!

◆髙城晶平さん(ceroボーカル)

「『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』は下品極まりないものから唐突にピュアな青春ものまで、どのエチュードも強烈なビートを発しているが、「のりしろ」なる書き手は、少なくとも自分の想像上ではいつも真顔だった。己の技術を誇示したいのでもなく、誰かとつながろうとしているのでもない。ただ“書かずにはおれない”人。本で読める日をずっと待っていました。」

 
◆こだまさん(作家)…代表作『夫のちんぽが入らない』、『ここは、おしまいの地』など

「乗代さんの最高の本が出る。」

 

『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』内容紹介

「最高の任務」で第162回芥川賞候補となった現代文学の新星、乗代雄介さんがデビュー前から15年以上にわたって書き継いできたブログを著者自選・全面改稿のうえ書籍化!

総数約600編に及ぶ掌編群より66編を精選した「創作」、先人たちの言葉を供に、芸術と文学をめぐる思索の旅路を行く長編エッセイ「ワインディング・ノート」に書き下ろし小説「虫麻呂雑記」(140枚)を併録。

 
<収録内容>

【創作】
総数約600に及ぶ掌編「創作」より66編を著者みずから精選!デビュー以前から書き続けられた、文章による打ち壊し(ラッダイト)の記録。

【ワインディング・ノート】
太宰治、サリンジャー、いがらしみきお、手塚治虫、宮沢賢治、カフカ、細野晴臣、スタインベック、村上春樹、cero、キェルケゴール……先人たちの言葉を供に、芸術と文学をめぐる思索の旅路を行く長編エッセイ。

【虫麻呂雑記】
私は書こうとしている。野間文芸新人賞を受けるまでの半年間のこと、偶然出会ったデリヘル嬢を連れて万葉歌人・高橋虫麻呂の足跡をたどる小旅行、移ろう時間と風景、孤独と見ることについて――。書きおろし中編(140枚)。

 
★本書より、「序」および収録書き下ろし小説「虫麻呂雑記」の冒頭部分を公開中:https://note.com/kokushokankokai/n/n1e2717e7c955

 

著者プロフィール

著者の乗代雄介(のりしろ・ゆうすけ)さんは、1986年、北海道生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科卒業。

2015年「十七八より」で第58回群像新人文学賞、2018年『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞を受賞。2020年『最高の任務』で第162回芥川賞候補に。

著書に『十七八より』(2015年/講談社)、『本物の読書家』(2017年/講談社)、『最高の任務』(2020年/講談社)。

 

ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ
乗代 雄介 (著)

現代文学の新星、乗代雄介が15年以上にわたり書き継いだブログを著者自選・全面改稿のうえ書籍化!書き下ろし小説、『虫麻呂雑記』(140枚)を併録。

 
【関連】
【近刊・乗代雄介『ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ』の起源とその展開】本書「序」および収録書き下ろし小説『虫麻呂雑記』の冒頭部分公開|国書刊行会|note

 


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