「アイズナー賞」最優秀アジア作品賞に松本大洋さん『ルーヴルの猫』と白浜鴎さん『とんがり帽子のアトリエ』 最優秀ユーモア賞におおのこうすけさん『極主夫道』

アイズナー賞を『ルーヴルの猫』『とんがり帽子のアトリエ』『極主夫道』が受賞
アメリカで7月24日(現地時間)、「コミック界のアカデミー賞」と呼ばれ、過去一年間で優れた業績、活動を残した国内外のコミック作品とアーティストを表彰する第32回アイズナー賞(The Will Eisner Comic Industry Award)の授賞式がオンラインで開催され、「最優秀アジア作品賞」(Best U.S. Edition of International Material-Asia)を松本大洋さんの『ルーヴルの猫』英語版と白浜鴎さんの『とんがり帽子のアトリエ』英語版が受賞しました。
また、最優秀ユーモア賞(Best Humor Publication)をおおのこうすけさんの『極主夫道』英語版が受賞しています。
なお、昨年はは東村アキコさんの『東京タラレバ娘』英語版が最優秀アジア作品賞を、最優秀コミカライズ作品賞を伊藤潤二さんの「フランケンシュタイン」が受賞しています。
「最優秀アジア作品賞」については、一昨年は田亀源五郎さんの『弟の夫』英語版が選出されており、過去には手塚治虫さん、水木しげるさん、辰巳ヨシヒロさん、浦沢直樹さんなどの作品も受賞しています。
また、最優秀ユーモア賞の日本人の受賞は、1998年に田中政志さんが『ゴン』で受賞して以来22年ぶりとなりました。
<参考> アイズナー賞受賞者(抜粋)
2020 Eisner Awards Winners
Best Humor Publication
The Way of the Househusband, vol. 1, by Kousuke Oono, translation by Sheldon Drzka (VIZ Media)
Best U.S. Edition of International Material–Asia (TIE)
Cats of the Louvre, by Taiyo Matsumoto, translation by Michael Arias (VIZ Media)
Witch Hat Atelier, by Kamome Shirahama, translation by Stephen Kohler (Kodansha)
ルーヴルの猫 上 (ビッグコミックススペシャル) 松本大洋 (著) 猫×松本大洋×ルーヴル美術館! ルーヴル美術館の屋根裏に棲みついた猫達。人間から隠れて暮らしていたが、一匹の白猫がその掟を破り、冒険に出かける。絵画から聞こえる声に導かれて入った世界には…!? |
とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニングコミックス) 白浜鴎 (著) 小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。 |
極主夫道 1 (BUNCH COMICS) おおのこうすけ (著) 元・最凶ヤクザが選んだのは、主夫としての道だった――! |
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