2020年アイズナー賞受賞作『アー・ユー・リスニング』が刊行 翻訳は三辺律子さん
アメリカでもっとも権威ある漫画賞の一つ、「アイズナー賞」ベストグラフィックアルバム賞を2020年に受賞した、ティリー・ウォルデンさん作『are you listening? アー・ユー・リスニング』(訳:三辺律子さん)がトゥーヴァージンズより刊行されました。
今、もっとも心に響くグラフィックノベル
「偏執的な緊張感と静かな驚きが同居する。
ビーとルーの関係の微妙なあやを描いている」
―― パブリッシャーズ・ウィークリー
「繊細で感情的で感動的な作品」
―― コミックス・ビート
「ティリー・ウォルデンは、うっとりするような見事なアートワークと叙情的で洗練されたストーリーテリングを組み合わせ、熟練した技を見せた」
―― オプラ・マガジン
本書は、2018年に自伝的グラフィックノベル『スピン』が話題となった注目の気鋭作家 ティリー・ウォルデンさんが描く、トラウマと悲しみを乗り越えて旅をする二人の女性の物語です。
【あらすじ】
過去から逃れようとする二人の女性が出会い、偶然みつけた迷子猫との奇妙な旅がはじまった。
痛みや悲しみを抱えながら、二人は地図にない道をすすんでいく――
家出してあてもなく彷徨っていた少女ビーは、親戚の家へと向かう途中の自動車修理工のルーに出会う。偶然みつけた迷子の子猫も加わり〈ウエスト〉という町を目指して一緒に旅することになった二人。しかしそこに奇妙な出来事が次々と起こりはじめ、謎の男たちに追われることに。
それぞれにトラウマを抱えながら独り苦しんできたビーとルー。お互いの痛みを知った二人は、寄り添いながら辛い過去、そして自分自身と向き合っていく。
言葉にならない感情が、静かに溢れだす。魅惑的なロードトリップ。
著者プロフィール
■ティリー・ウォルデン(Tillie Walden)さん
漫画家、イラストレーター。1996年生まれ。アメリカ・ニュージャージー州出身。The Center for Cartoon Studiesを卒業し、現在同校で講師としても活動している。2015年『The End of Summer』でデビューし、2作目の『I Love This Part』とともにイグナッツ賞をダブル受賞。ウェブ連載発の『On a Sunbeam』ではアイズナー賞候補となり、2018年刊行の自伝的グラフィックノベル『スピン』(河出書房新社)では史上最年少でアイズナー賞を受賞。本作も2020年のアイズナー賞を受賞した。現在はニューハンプシャー州レバノンで愛猫のスタンと暮らしている。
★公式サイト:https://www.tilliewalden.com/
★Instagram:https://www.instagram.com/tilliewalden/
■訳:三辺律子(さんべ・りつこ)さん
翻訳家、大学講師。東京都出身。訳書にマリコ・タマキ、ジリアン・タマキ『THIS ONE SUMMER』、ジョーン・エイキン『ルビーが詰まった脚』、ブリジット・ヤング『かわいい子ランキング』、デイヴィッド・レヴィサン『サムデイ』、サラ・クロッサン『タフィー』など多数。
★Twitter:https://twitter.com/RitsukoSH
are you listening? アー・ユー・リスニング ティリー・ウォルデン (著), 三辺律子 (翻訳) アイズナー賞(ベストグラフィックアルバム賞 2020年)受賞作! |
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