【訃報】漫画家・うらたじゅんさんが死去 『幻燈』などで活躍 唐十郎さん小説「朝顔男」挿絵も
漫画家のうらたじゅん(本名:浦田純子)さんが2月7日、がんで死去しました。64歳。大阪出身。葬儀は故人の遺志で行われません。
うらたじゅんさんは、1954年生まれ。1987年に『おんな便利屋奮戦記』(海風社)でイラストレーターとしてデビュー。1998年、『幻燈』創刊号(北冬書房)でマンガ家として全国誌デビュー。同年、中学時代に影響を受けた『ガロ』(青林堂)でも作品を発表。
2003年『眞夏の夜の二十面相』(北冬書房)、2006年『嵐電』(北冬書房)、2015年『冬のプラネタリウム』(北冬書房)を刊行。2008年、読売新聞夕刊に連載された唐十郎さんの小説「朝顔男」の挿絵と題字を担当。
また、『はじめてのクッキング』(辻学園)、『くぬぎ丘雑記』(宇多出版企画)、『貸本マンガRETURNS』(ポプラ社)などのイラストも担当。
なお、2月8日に筑摩書房より刊行されたアンソロジー『老境まんが』に、うらたさんの「五月の風の下」が収録されています。

老境まんが (ちくま文庫)
諦念、介護……、老いをテーマにしたマンガ集。水木しげる、手塚治虫、白土三平、つげ義春、近藤ようこ、高野文子、岡野雄一らを収録。編集:山田英生/解説:宮岡蓮二
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▼うらたじゅん(@ASUMOTENKI) | Twitter
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