『70歳からは腸ボケ予防で最高の老後をかなえる』加齢で腸も「ボケる」 腸ボケ=腸管の機能低下を防ぐコツを紹介
腸活の第一人者である医師の松生恒夫さん著『70歳からは腸ボケ予防で最高の老後をかなえる』が主婦の友社より刊行されました。
70歳を過ぎて「脳ボケ」が出現すると「腸ボケ」も出現する理由
昨今、人生100年といわれるようになってきましたが、本来は100歳以上まで生きることは困難なことです。70歳以上になると、脳がしだいに機能しなくなり、脳のボケ(=脳ボケ)が出現してきます。さらには、脳だけでなく腸のボケ(腸ボケ=腸管機能の低下)も始まります。
実は、脳は腸が進化することによってできたものだからです。
発生学的には、腸から生まれたのが脳ということになります。原始的な生物の中には、腸はあるものの、脳はないものさえいるほどです。
さらに、脳の神経伝達細胞は、腸の神経伝達細胞と同様に存在します。たとえば、セロトニンというホルモンは、その95 %が腸でつくられることがわかっていて、脳でつくられるのはわずか2~3%です。ですから、高齢になると脳の機能に比例するように腸の機能も低下するというわけです。
これが70歳を過ぎて、「脳ボケ」が出現すると、「腸ボケ」も出現する理由です。
便秘がない人の方が長生き
アメリカのミネソタ州で、20歳以上の人を約4000人を対象にして行われた調査では、便秘が慢性的にある人とそうではない人では、便秘がない人のほうが生存率が高いことがわかりました。つまり腸ボケを防ぐことが長寿にもつながるというわけです
本書では、腸ボケを防ぐコツをたくさん紹介しています。ぜひ本書を活用して腸ボケ予防を実行して、元気な長寿を手に入れてください。
著者プロフィール
著者の松生恒夫(まついけ・つねお)さんは、1955年生まれ、東京都出身。腸活の第一人者。医学博士。松生クリニック院長。
1980年、東京慈恵会医科大学卒業。同大学第三病院内科助手、松島病院大腸肛門病センター診療部長を経て、2004年1月に東京・立川市に松生クリニックを開業。日本内科学会認定医。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。日本消化器学会認定専門医。
著書多数。近著に『暑さに負けない腸のリハビリ』(シロクマブックス)、『「排便力」をつけて便秘を治す本~専門医のアドバイスで「健康な腸」を取り戻そう~』( 光文社)など 。
70歳からは腸ボケ予防で最高の老後をかなえる 松生恒夫 (著) 「腸活」はシニア健康のなかでいま最も注目のキーワード。 |
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