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『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?

伊東順子さん著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』

伊東順子さん著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』

伊東順子さん著『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』(集英社新書)が集英社より刊行されました。

 

韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は? 一般富裕層とは違う、財閥の役割とは? 挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は?

内田樹さん 推薦!
「映画やドラマを見て、そこそこ隣国のことをわかった気持ちになっていたけれど、この本は韓国のほんとうにわかりにくいところ、『字幕にできない』ことをていねいに教えてくれる」

 
本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。

近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察します。

 
<主な内容>

◎キム・ジヨンはなぜ秋夕の日に憑依したか?
◎治癒のための韓国料理、チャンポンとテンジャンチゲ
◎日本とほぼ同時期に始まった、北朝鮮の韓流ブーム
◎男の友情を南北関係に重ねる、パワーワードとしての「ヒョン(兄)」
◎性的マイノリティと梨泰院
◎『ミナリ』は『パラサイト』とは真逆の映画かもしれない
◎財閥ファミリーの結婚
◎3年前に大ヒットした、もうひとつの「上流階級ドラマ」
◎悩める40代、エリート医師たちはどんな人生を選択するのだろう?
◎自分が属するステータスを表す「住まい」
◎チョンセの起源とその功罪

 

著者プロフィール

著者の伊東順子(いとう・じゅんこ)さんは、愛知県出身。ライター、編集・翻訳業。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち――韓くに手帖』」(皓星社)を創刊。

著書に『もう日本を気にしなくなった韓国人』(洋泉社新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)、『韓国 現地からの報告――セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)など。

 

 


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