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『ゆるめる準備』フリーアナウンサー・川田裕美さん初のビジネス書 「また一緒に仕事がしたい」と言われるコミュニケーションのヒント

川田裕美さん著『ゆるめる準備――場にいい流れをつくる45のヒント』

川田裕美さん著『ゆるめる準備――場にいい流れをつくる45のヒント』

フリーアナウンサーとして活躍する川田裕美さん初となるビジネス書『ゆるめる準備――場にいい流れをつくる45のヒント』が、朝日新聞出版より刊行されました。

どんな仕事も任せられる安心感と堅実さ、抜群の現場対応力が業界内で高く評価され、「また一緒に仕事がしたい」と言われる川田さん。「やわらかさ」と「キレのよさ」のバランスのつくり方を軸としたコミュニケーションのヒントを、あますところなく盛り込んだ一冊です。

 

「ゆるっと」と「きりっと」のメリハリのコツ

周囲にいる人たちや視聴者をやわらかい気持ちにする川田裕美さん。バラエティ番組で苦手なスキップに全力で挑戦する姿は、周りをなごませるだけでなく、「暗い気持ちが吹き飛んだ」「元気が出た」などと視聴者から励まされたというメッセージが届きます。

 
一方、機敏に臨機応変に対応する姿や、“大御所”にも物怖じすることなく、キレ良く気持ち良く番組を構築していく力は、一緒に仕事をした共演者や番組スタッフから厚い信頼を得ています。

 
この2側面のバランスは、いずれも人柄のようで、実は読売テレビ入社当初から「どうしたら伝わるか」と思考錯誤しながら見出してきた「入念な準備」によって生まれています。

本書では、「きりっと!」「ゆるっと。」の2部構成で、きちんと伝えるために大切にしている心掛けと準備のコツを中心に語っています。

 
◎周囲のズームイン&アウトを繰り返して動く
◎“思ってもいないこと”は口にしない
◎判断は「いちばん大事なこと」から逆算する
◎役割をいったん脇において、自分らしい意思疎通を大事にする
◎大御所の胸を借りるときは「短くスパッと」
◎後輩を「叱らなきゃ」じゃなく「聞いてみよう」
◎“主役”を立てるときこそ、まわりを置き去りにしない

…など、川田さんが培ってきた「メリハリ」コミュニケーションの流儀に、宮根誠司さん、加藤浩次さん、ブラックマヨネーズさん、佐藤栞里さんなど仕事で出会った方々から受け取ったヒントを加えた45節からなる初のビジネス書です。

人間関係にも仕事にも“いい流れ”をつくる秘訣が詰まった一冊です。

 

本書の構成

 
Part1 きりっと!

Chapter 1 見えない〝空気〟を感じとる
相手を観察しながら自分を変えていく
生放送は瞬時の対応力を鍛える場
ブラマヨさんから教わったとっさの判断のキモ
〝視点〟の種類をどんどん切り替える
加藤浩次さんのように、どこまでも自分に正直に
〝初出演で発言全カット〟から得たもの

Chapter2 きちんと伝えられる人であるために
不安や恐怖は消し方が必ずある
「嫌われているのかも」を疑う
前任者を徹底的にコピーする
〝私の武器〟はほんとうに武器になってる?
血が通っている有働アナの言葉
「自分の出し方」を調整する

Chapter 3 現場での吸収力を300%に
インタビュー前に100個の質問を準備する
仕事のあとはフィードバック行脚が最強
ルールや枠の前に、まずは感覚を研ぎ澄ます
第一線を走りつづける方に共通するもの

Chapter 4 恥ずかしくても、苦手でも、やってみてナンボ!
他人や世間の基準じゃなく、自分らしく闘えばいい
ここぞというときは、思い切ったアピールで
大先輩の胸を借りるときは「短くスパッと」が原則
融通がきかないと言われても筋は通したい
スキップを真剣に全力でする意味
宮根誠司さんに学ぶ、遊びにも手を抜かない生き方

 
Part2 ゆるっと。

Chapter 5 ストレスとはぼちぼちつきあう
泣きたいときは泣けるだけ泣きたおす
無理して仲良くしない
後輩を叱るのは先輩の役目?
「よし来た! 」のときは、〝ブレーキ〟を壊す

Chapter 6 まわりの人をちょっとアテにする
どんどん人を頼ろう
準備をしないで、仲間に身をゆだねる
情報を寸止めして質問を誘う
常に挑戦者はしんどい。〝ホーム〟になる仕事は手放さない
最初はできなくてあたりまえ
上地雄輔さんは〝なごませ王〟

Chapter 7 好きなことは「好き」と言う
「やりたいこと」を遠慮しない
人生の大事な決断は、自己中で
あえて空気に漂うものを汲まない
私の手土産ルール

Chapter 8 自分を決めつけたらつまらない
〝理想の私〟と違っていい
テクニックよりもハート!
自分の未来を考えすぎても仕方ない
向き不向きを決めつけない
どんな自分も否定しない

Chapter9 人生は変わっていくからおもしろい
天性の才能がなくても悩まない
「ほめられたらうれしい」って思っていい
自分の仕事を好きになる方法
変わっていく自分を味わう

 

著者プロフィール

撮影:加藤夏子(朝日新聞出版 写真部)

撮影:加藤夏子(朝日新聞出版 写真部)

著者の川田裕美(かわた・ひろみ)さんは、1983年生まれ。大阪府出身。和歌山大学経済学部卒業。フリーアナウンサー。

2006年、読売テレビに入社。『情報ライブミヤネ屋』『マヨブラジオ』『大阪ほんわかテレビ』『ズームイン!!SUPER』『朝生ワイドす・またん!』など幅広いジャンルの番組に出演する。2015年3月に読売テレビを退社し、フリーに転身、東京を拠点に活動をスタートする。

『すもももももも!ピーチ★CAFE』(読売テレビ)、『大阪人の新常識OSAKA LOVER』(テレビ大阪)などの番組でレギュラーとして活躍するほか、ラジオパーソナリティなど活動の幅は広がりつづけている。

著書に『あんことわたし――日日大あん吉日』(ぴあ)、『東京あんこ巡り』(KADOKAWA)がある。本書は初のビジネス書。

 

ゆるめる準備 場にいい流れをつくる45のヒント
川田 裕美 (著)

どんな仕事も任せられる安心感と堅実さ、抜群の現場対応力が業界内で高く評価され、「また一緒に仕事がしたい」と言われる川田さん。「やわらかさ」と「キレのよさ」のバランスが魅力の川田さんならではのコミュニケーションにおけるヒントを、あますところなく盛り込んだ著者初のビジネス書。
川田さんが培ってきた「メリハリ」コミュニケーションの流儀のほか、仕事で出会った第一線で活躍する方々から受け取ったヒントも。人間関係にも仕事にも“いい流れ”をつくる秘訣が詰まっています。

 


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