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『モヤる言葉、ヤバイ人』「わきまえてたまるかよ!」モヤる言葉と戦う言葉の護身術!

アルテイシアさん著『モヤる言葉、ヤバイ人 自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」』

アルテイシアさん著『モヤる言葉、ヤバイ人 自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」』

アルテイシアさん著『モヤる言葉、ヤバイ人 自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」』が、大和書房より刊行されました。

 

ヘルジャパンに生きる女子は息してるだけで偉い!

(本書「はじめに」より引用)

「ヘルジャパンに生きる女子は息してるだけで偉い。そんな女子がもっと生きやすくなってほしい。

私はそんな悲願から「モヤる言葉に言い返す方法」や「ヤバい人から身を守る方法」など、女子が身を守るための「言葉の護身術」をコラムに書いてきた。

それらを読んだ方から「セクハラやパワハラにNOと言えるようになった」「人間関係のストレスが減った」「怒るべき時に怒れるようになった」と感想をいただき、我が人生に一片の悔いなし!来世はチンアナゴでよし!と満足していたが、このたび一冊の本として出版することになった。」

 

怒りを飲み込まなくてもいい!

誰かの発言にモヤった時、「これってハラスメント?」と思っても、「自分が気にしすぎなのかな…?」と思って怒りを飲み込んでしまったり、笑顔で受け流してしまった経験は誰もがあるのではないでしょうか。

 
20代の頃、会社でセクハラやパワハラの標的にされたても「自分が悪いんだ」と思い、わきまえた女として振る舞ってきたというアルテイシアさん。怒りに蓋をして、自尊心を削られて苦しんでいたアルテイシアさんを救ったのがフェミニズムでした。

 
怒ってもよかったのかと気づき、押し殺していた感情を開放して言葉にすることで俄然生きやすくなったそう。

本書では、「いい奥さんになりそうだよね」「あなたは強いからいいよね」「おじさん転がすの上手いよね」「女子力磨けば結婚できるよ」など、日常で遭遇するモヤる言葉を取り上げ、そのモヤモヤの原因と対処法を教えます。

 

「いい奥さんになりそうだよね」という言葉にモヤモヤ

ここでは、本書で取り上げられているモヤる言葉とその対処法を紹介します。

 
「会社のイベント後に後片付けをしていたら、男性の先輩から『いい奥さんになりそうだよね』と言われてモヤりました」
という女性からの報告。

この言葉にモヤるのは「良妻賢母」や「内助の功」といった古ぼけたジェンダー観の押しつけを感じるから。相手が男だったらこの言葉を言わないでしょう。

 
とはいえ、立場が上の先輩や上司に強い口調で注意するのは難しい。そんな時は反射的に笑顔を出すクセを封印し、「プーチン顔」(あまり私を怒らせない方がいい、という表情)をキメましょう。さらに真顔のまま「……意外と古風な考え方なんですね」と返すといい。もしくは「私が男でも『いい夫になりそうだよねって言います?」と「質問返し」をするのもアリです。

すると相手は「自分の考えは時代遅れなのかな」と気づくかもしれません。無意識にばらまかれるジェンダーの呪いにモヤったときは、笑顔で愛想よく返すのではなく、言葉のバットで華麗にかっ飛ばしてほしい。

 
モヤる言葉にもう我慢しなくていい!日頃のモヤモヤを吹き飛ばす武器が手に入る一冊です!

 

本書の構成

はじめに

1章 悪気はないかもしれないが 誉めるフリをした「モヤる言葉」
「いい奥さんになりそうだよね」押しつける人
「あなたは強いからいいよね」決めつける人
「おじさん転がすの上手いよね」ミソジニーな人
「子どもがいるようには見えない! 」見た目をジャッジする人
「優しい旦那さんだね」良妻賢母を求める人
「彼氏できた? 彼氏の影響?」モテ教を引きずる人
「幸せ太り?」ルッキズムに加担する人
「私は〇〇に偏見がないから」無意識に踏む人

2章 女子を狙うクソバイス アドバイス型「モヤる言葉
」 「子どもを産めば、仕事の幅が広がるんじゃない?」子育て教の人
「夫の浮気を許すのがいい女」ケアを求める人
「私だったら笑顔でかわすけど」女王蜂になる人
「女子力磨けば結婚できるよ」マウンティングする人
「もう許してあげたら?」二次加害する人

コラム うっかりやりがちな善意ハラスメント

3章 セクハラ・パワハラのセパ両リーグ開幕! 女子を標的にする「ヤバイ人」
「君は才能があるから●●してあげるよ」立場を利用する人
「Hな話がしたいな~ナンチャッテ」勘違いする人
「きみが悪い、きみが間違ってる」モラハラする人
「妻と別れてきみと結婚したいよ」不倫する人
「ナンパされて喜ぶ女もいるだろ」ナンパする人
「セックスの相性を確かめるって大事だよ」ヤリチンな人

4章 言葉の護身術でブロックしよう! 距離をとるべき「ヤバイ人」
「最近の若い奴は甘すぎる」体育会系な人
「失礼だろう! どういうつもりだお前! 」逆ギレする人
「子宮の声を聞かなきゃダメよ」トンデモ系の人
「ポテサラぐらい作ったらどうだ」説教する人
「友達なのに聞いてくれないの?」愚痴を言う人
「冗談なのにマジギレすんなよ(笑)」イジる人
「私なんてもうおばさんだし」自虐する人

特別対談 太田啓子×アルテイシア 今、知っておきたい「法律の護身術」

おわりに

相談窓口一覧

 

著者プロフィール

著者のアルテイシアさんは、コラムニスト。大学卒業後、広告会社に勤務。夫であるオタク格闘家との出会いから結婚までを綴った『59番目のプロポーズ』で作家デビュー。

『アルテイシアの夜の女子会』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』など著書多数。幻冬舎plusやAM等のWEB媒体でも連載中。

 

モヤる言葉、ヤバい人~自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」
アルテイシア (著)

「いい奥さんになりそうだね」「私だったら笑顔でかわすけど」
ジェンダーの押し付け・マウンティング・セクハラ・パワハラ……
女子を困らせる「モヤる言葉」を元気よくバットでかっとばす、痛快エッセイ!

「モヤる言葉に言い返す方法」や「ヤバイ人から身を守る方法」など、言葉の護身術が詰まった一冊!

明菜返し、エジソン返し、哲学返し、猫&BL返し、ナイツ返し、ネズミ返し、マンスプ返し、イキリオタク返し、オカルト返し、エシディシ返し、アナル返し…その他、あらゆるシチュエーションに対処する方法が満載。

弁護士の太田啓子さんとの対談「法律の護身術」も収録。
セクハラやパワハラに遭ったら?モラハラやDVを受けたら?性被害に遭ってしまったら?ネットで嫌がらせをされたら?…等、法律の知識も詰まった、女子がサバイブするための必読書。

 


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