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『一週間に一つずつ 体がバテない食薬習慣』体の不調を「仕方のないもの」とあきらめてしまっている人へ!現代人が抱える「体バテ」4大要因とその解消方法を公開!

大久保愛さん著『一週間に一つずつ 体がバテない食薬習慣』

大久保愛さん著『一週間に一つずつ 体がバテない食薬習慣』

大久保愛さん著『一週間に一つずつ 体がバテない食薬習慣』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

現代人が感じる体の不調を「食べて」改善!

ここ数十年、日本人の生活スタイルは大きく変化しています。
移動手段が便利になり、日常生活での運動量が減る一方で、食事のバリエーションは増え、好きなものをいつでも自宅で食べられるようになりました。

しかし、人として備わった体の仕組みは古来ほとんど変わりません。
生活の便利さに頼って、気の赴くままに生活しているだけだと、知らない間に体に負荷がかかります。
その結果、頭痛や肩こり、おなかの張りなど、病院に行くほどでもない体の不調が起こってしまうのです。

 
あなたのその「体バテ」症状、食事で改善しませんか?

本書では現代人の多くが悩まされる「だるい」「冷える」「風邪を引きやすい」「便秘」「頭痛」「眼精疲労」といった不調の原因を「漢方×腸活×栄養学」の専門家が、体の内と外、合計4つに分類し、それらを「食べて」解決する方法を紹介しています。

 

体の内側の原因3選:キーワードは「ミトコンドリア」

体バテを解消するカギになるのが「ミトコンドリア」です。

疲労感、免疫力の低下、血行不良による冷えの3つは、体バテの代表的な症状です。これらはすべて体のエネルギーをつくっている「ミトコンドリア」という器官の機能低下が原因になっているのです。

 
その1:体を機能させるミトコンドリアの「栄養」が不足している

私たちの体は、食事が消化されて栄養が血中に入り、全身へめぐります。およそ37兆個の細胞の隅々にまで栄養が運ばれ、細胞内にある「ミトコンドリア」という器官でエネルギーに変換されることで体が動く仕組みになっています。この「ミトコンドリア」に必要な栄養素というのが、タンパク質、鉄、マグネシウム、ビタミンB群などです。

これらの栄養素が不足してしまうとミトコンドリアがうまくエネルギー―を作れません。さらに、体内で炎症を起こす原因になる「活性酸素」を大量に生み出すようになってしまいます。

 
その2:体に無駄なものがたまって排泄できず、「炎症」を起こしている

パン、麺などの小麦製品、お菓子や甘い飲み物、アルコール飲料などを多く摂取すると、腸内環境が乱れて真菌の一種であるカンジダ菌が増殖することがあります。そして、カンジダ菌が出す毒素は、ミトコンドリアの機能を低下させます。

また、本来吸収されるべきではない体に有害な物質も吸収されてしまいます。腸から吸収された有害物質は、全身に散らばり、やがて病気のもとになる炎症を起こす原因となります。

 
その3:血液やリンパの「めぐり」が悪く、冷えている

血行不良により酸素や栄養素がミトコンドリアまで円滑に届かないことや、リンパのめぐりが悪いことで、老廃物が体内にたまったままになってしまうことも問題です。血流が悪く低体温になり深部体温が37度を下回ると、ミトコンドリアの機能が低下します。

このように、「体バテ」を防ぐカギとなるミトコンドリアは、様々な要因によって機能の低下を起こしてしまいます。
これらをあらかじめ理解し対策することで、「バテない体」を維持できるのです。

 

体の外側にある「体バテ」を引き起こすもう一つの要因

さらに、「体バテ」にはもう一つの大きな要因があります。それは「自然の変化」です。

季節の変わり目に自律神経が乱れて調子が悪くなる、風邪をひくなど、思い当たる部分もあるのではないでしょうか。
「体バテ」を防ぐには季節の変化もきちんと考慮しなければならないのです。

 
各シーズン・毎週ごとに陥りやすい不調のメカニズムがあり、それらは毎日の食事を少し工夫するだけで改善できるのです。

 
【食薬プログラムの例】

◆1月 ポカポカで強い足腰をつくる
1週目 骨の強化に「昆布」&「山芋」
◆3月 免疫と自律神経のバランスを整える
2週目 アレルギー症状の対策に「バナナ&イチゴ」
◆4月 バテた目と頭をアップグレード! ズキズキ・クラクラ対策
2週目 頭痛改善に「ルッコラ」&「アーモンド」
◆6月 3割手放して体をデトックス
3週目 梅雨時のむくみ改善「サニーレタス」&「もやし」
◆10月 髪と肌のうるおいを体の芯からつくる
2週目 乾燥肌に「鶏の手羽先」&「もち麦」
◆12月 食べて動いて、熱をつくって万病のもとを撃退
1週目 寒さに負けない体をつくる「カレーパウダー」&「ニラ」 など。

 

今日の食事から取り入れて、春夏秋冬、いつも調子がいいからだを手に入れましょう!

 

本書の構成

はじめに
この本の使い方

序章 なぜ、体はバテるの?
体がバテる4つの理由
・体バテ解決のカギは「ミトコンドリア」
・ミトコンドリアの機能低下が副腎の疲労を招く
・テロメアの浪費を防ぎ元気に長生きできる体を手に入れる
・マインドフルネスでテロメアを守る
・漢方で考える体バテとは

体を元気にする「食薬」
・体バテ症状を改善する「気」の働き
・スープやお茶で中から温める
・「食薬の台所」をつくろう
・体からのサインは食薬習慣の始めどき!

1月 冬 ポカポカで強い足腰をつくる
2月 冬 体質改善! 慢性炎症を鎮めて余裕のある毎日に
3月 冬から春へ 免疫と自律神経のバランスを整える
4月 春 バテた目と頭をアップグレード! ズキズキ・クラクラ対策
5月 春 体のコリと気になるにおいを根本から消す
6月 春から夏へ(長夏) 3割手放して体をデトックス
7月 夏(長夏) 失った汗と体力をミネラルで充電
8月 夏(長夏) 強烈な太陽による細胞レベルの体バテを支える
9月 夏から秋へ(長夏) ひと足早い温活・腸活・のどを守って免疫アップ
10月 秋 髪と肌のうるおいを体の芯からつくる
11月 秋 口と腸の細菌バランスを整える
12月 秋から冬へ 食べて動いて、熱をつくって万病のもとを撃退

 

著者プロフィール

著者の大久保愛(おおくぼ・あい)さんは、昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。
アイカ製薬株式会社代表取締役、株式会社漢方生薬研究所開発責任者、一般社団法人腸内細菌検査協会理事、株式会社東進メディカルアドバイザー。

秋田の自然のなかで幼いころから薬草や山菜を採りながら育ち、漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めての国際中医美容師の資格を取得。

漢方相談薬局、精神科門前の調剤薬局、エステ、整体サロンなどの経営を経て、漢方・薬膳を始め医療と美容の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。漢方カウンセラーとして年間2000人以上の女性のお悩みに応えてきた実績をもつ。

現在も「東洋食薬ライセンス:食薬マイスター」、「漢方生薬研究所」等を監修、さまざまな記事も連載中である。

著書に『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『不調がどんどん消えていく お悩み別 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)など。

 

1週間に1つずつ 体がバテない食薬習慣
大久保 愛 (著)

<strong>春夏秋冬、いつも調子がいい体
7万部突破のベストセラーシリーズ最新刊!
「だるい」「冷える」「風邪を引きやすい」「便秘」「頭痛」「眼精疲労」……あらゆる体のお悩みを食べて解決します。

<strong>こんな体の不調はありませんか?

□季節の変わり目に風邪を引く
□低気圧が訪れると頭痛がする
□寒いときには、膀胱炎や腰痛になる
□秋には抜け毛が増える
□暑い季節には足がつりやすい
□夏バテは毎年のこと

1つでも当てはまる人は、今日から食べるものを変えてみましょう。

体をバテさせる原因は、星の数ほどあります。
文明が発展し情報量が増えたり、移動手段が便利になって運動量が減る一方で食事のバリエーションは増え、ここ数十年で一気に生活スタイルが変化しました。
しかし、人として備わった体の仕組みは古来ほとんど変わらないので、
気の赴くままに生活しているだけで体に負荷がかかり、不調を感じることになります。

そこで、年間2000人以上の不調に悩む方々の相談に応えてきた日本初の国際中医美容師・薬剤師・漢方カウンセラーである著者が、
「漢方×腸活×栄養学」の視点から体の不調を食べて治す方法を紹介します。

各シーズン・毎週ごとに陥りやすい不調のメカニズムを解明して、その対策のための食薬プログラムを提案します。
毎週の食べるといい食材をスープや料理の具材として使うだけで大丈夫!
食べるもののチョイスを少し変えるだけで、ためこまない、めぐりがよい、「バテない体」へ導いてくれます。

 


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