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『子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし』老後は思ったより長い!元気なうちに準備しておきたいこと

太田差惠子さん著『子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし』(翔泳社)

太田差惠子さん著『子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし』(翔泳社)

太田差惠子さん著『子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし』が、翔泳社より刊行されました。

本書は、入院・介護・老後資金・住まう場・配偶者亡き後・相続・葬儀・お墓など、シニア世代が知っておくべき・やっておくべきことを、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説した一冊です。

 

老後は思ったより長い?!元気なうちに備えておきたいこと

「人生100年」と考えれば、老後は思いのほか長いものです。「自分のことは自分で」「子どもに迷惑をかけたくない」と考えているシニアは多くいらっしゃいますが、実際に入院や介護などに直面した際には、子どもなど家族に負担を掛けざるを得なかったり、自分の希望とは違う選択を押し付けられてしまうケースもあります。

 
入院したり、介護が必要になったら? 配偶者が亡くなり一人暮らしになったら? 今の住まいにずっと住めるか? 老後資金はどのくらい必要? 相続やお墓で家族に苦労をかけないか?

――本書は、長い老後を自分らしく過ごすために、「入院」「お金」「介護」「配偶者の死」「住まう場」「最期の準備」のテ―マにわけ、知っておきたい情報をわかりやすく紹介しています。

 

ある日突然、道で倒れたら?入院したら?

例えば、1人で外出しているときに、道で倒れ、救急搬送されたらどうなるでしょう?

まず行われるのが、身元確認と家族への連絡です。さらに、入院や手術をすることになれば、家族が身元保証人になり、保証金を支払い、医師からの病状説明に同席する必要がでてくるかもしれません。入院中の衣類の洗濯や、家のことをやるのは誰? 退院後の療養生活は?

 
元気なうちに知識を得て準備をしておけば、いざという時に自分も家族も慌てずにすむでしょう。

子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし(翔泳社)_中面

子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし(翔泳社)_中面

 

本書の目次(抜粋)

第1章 入院
・ある日突然、道で倒れたら?
・「身元保証」を子に頼れない、頼りたくない…
・配偶者の緊急入院!家事は?付き添いは?
・完治していないのに退院、どうしよう!?
・退院後の世話を巡って子どもたちが喧嘩!

第2章 お金
・今後の暮らしにかけられるお金は?
・自宅を貸して老人ホームの月々費用にあてたい
・子と同居したら医療費や介護費用が高額に?
・子から「孫の教育資金援助」を頼まれた
・子どもが離婚して、養育費の保証人を頼まれた

第3章 介護
・子どもには「世話にならない」と言ってたけど…
・ヘルパーさんに「ついで」を頼んだら断られた…
・「仲の良い子」と「折り合いの悪い子」がいる
・子が介護のために「仕事を辞める」と言っている
・トイレ介助、入浴介助が必要になったら誰に頼む?

第4章 配偶者の死
・配偶者が亡くなり「一人暮らし」を実感
・配偶者の遺品整理で子どもと喧嘩に…
・「心配だから」と無職の子が住み着いた
・夫の死後は、夫の親族とかかわりたくない!
・再婚を考えているけど、子の反応が心配…

第5章 住まう場
・老後の田舎移住、海外移住はアリ?
・事故も心配だけど、免許の返納はまだ…
・子からの同居の申し出を断ったけれど…
・子どもが施設入居を強硬にすすめてくる
・入居した高齢者施設が倒産してしまった!?
・年金額が少なくても入れる施設はある?

第6章 最期の準備
・「延命措置」について家族で意見が対立
・死後の手続きに必要な書類が見つからない!
・家族に見せたくないものを整理したい
・子どもがやたらと「断捨離して」と言ってくる…
・管理が大変なお墓、自分たちの代でどうにかしたい

 

著者プロフィール

著者の太田差惠子(おおた・さえこ)さんは、京都市生まれ。介護・暮らしジャーナリスト。

1993年頃より老親介護の現場を取材。取材活動より得た豊富な事例をもとに、「遠距離介護」「仕事と介護の両立」「介護とお金」などの視点でさまざまなメディアを通して情報を発信する。企業、組合、行政での講演実績も多数。AFP(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定)資格も持つ。1996年、親世代と離れて暮らす子世代の情報交換の場として「離れて暮らす親のケアを考える会パオッコ」を立ち上げ、2005年に法人化。現理事長。2012年、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科修士課程修了(社会デザイン学修士)。

主な著書に、『遠距離介護』(岩波書店)、『親が倒れた! 親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第2版』『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』(ともに翔泳社)、『マンガで知る! 初めての介護』『親の介護には親のお金を使おう!』(ともに集英社)、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版社)などがある。

 

子どもに迷惑をかけない・かけられない! 60代からの介護・お金・暮らし
太田 差惠子 (著)

入院・介護・老後資金・住まう場・配偶者亡き後・相続・葬儀・お墓……
「いざという時」のために備えておきたいこと

入院や介護、相続などで「子どもに迷惑をかけたくない」というシニアは多いですが、そのためには、元気なうちからの準備が必要です。

人生100年時代の「長い老後」を安心して暮らすために、シニア世代が知っておくべき・やっておくべきことを、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説します。

「子どもに迷惑をかけられたくない」というシニアの本音にも応える1冊です。

 


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