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『学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント』リクルートで教え継がれている事業成長の “秘伝の仕組み”「TTPS」とは?

中尾隆一郎さん・鈴木利和さん・肱岡優美子さん著『学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント』

中尾隆一郎さん・鈴木利和さん・肱岡優美子さん著『学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント』

中尾隆一郎さん・鈴木利和さん・肱岡優美子さん著『学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより発売中です。

 

TTP=「徹底的にパクる」+S=「進化させる」仕組み化が、企業や組織には必要だ!

本書で学べるのは、個人や組織が「自ら学べるようになり、そしてその方法自体を進化させる」という仕組み化の技術です。

多くの企業や組織は「特定の個人やチームに依存した」ノウハウや成果になってしまい、なかなか再現することができないといった課題に直面しているのではないでしょうか。

 
高い業績をあげている個人やチーム(ハイパフォーマー)のノウハウや最高にうまくいった成功事例(ベストプラクティス)を共有して、それを組織全体で、全従業員がTTP=徹底的にパクる…これはまさに組織の「学び」であり、武道や茶道における「守破離」の「守」にあたります。

そしてS=独自に進化させ成果を上げていくことこそ「破」にあたるのです。

 
本書では、TTPSの全体像や実行のポイント、事例、応用の仕方などについてまとめています。このTTPSという方法を学ぶことを通じて、自律自転する人や組織をつくることができるのです。

 

徹底的にパクるにもコツがある!TTPSを実践する5つのステップとは?

本書では大きく5つのステップに分けて「TTPS=徹底的にパクって進化させる」方法を解説していきます。

 
ステップ1 ゴールを設定する

…まずはゴールの確認です。何のためにTTP(徹底的にパクる)するのかを定めます

 
ステップ2 TTPするところを見つける

…TTPする際に効率的(すぐに結果が出る)なのは、「最も個人や組織が弱い箇所」で行うこと。「最も弱い箇所」を定量データや定性情報などから見つけ出し、そこをTTPして、強化していきましょう。

 
ステップ3 ベストプラクティスを見つけ、仮説を立てる

…ベストプラクティス(成功事例)から学ぶ(TTP)のが目的です。身近な先輩からTTPすればいいという話ではなく、「その組織の中でのベストプラクティス」を見つけて、その人から教えを請いましょう。

 
ステップ4 学びの仕組み化でサイクルを回す

…ノウハウは現場で実践してこそ意味があります。TTP する仕組みをつくる、ノウハウ共有の場づくりや、実践結果の振り返りといった4つの重要ポイントを解説します。

 
ステップ5 進化させる

…TTPのサイクルが回る状態=「学びの仕組み化」がうまく回るようになってきたら、次の段階にステップアップです。それがTTPSの最後の文字である「S(進化)」。学んできた「型」を破り、次の段階に組織を進化させましょう!

 

なぜリクルートのスーモカウンター事業は急成長できたのか

「徹底的にパクって、進化させる」この頭文字をとって造られた「TTPS(ティーティーピーエス)」は、本書の著者の一人である中尾隆一郎さんがリクルートでスーモカウンターの責任者をしていた時期に、仲間と一緒に試行錯誤しながら事業を成長させていく際に考えついた言葉であり、実践していた方法論です。

 
当時のスーモカウンターは、6年間で売上30倍、店舗数12倍、従業員数5倍という成果を残しました。

この急成長は、中尾さんが責任者の役割を離れた後の6年間でさらに3倍以上の売上成長を実現しています。これはまさに「特定の個人やチームに依存するノウハウ」ではなく、「組織に定着できる方法論」だからこその結果です。

そうした実践の中で培われたTTPSの技術を学び、学習し続ける人や組織をつくり出しましょう!

 

本書の構成

はじめに

この本の使い方

序章 スーモカウンターから始まったTTPS

1章 TTPSの全体像と実践ステップ

2章 TTPSを実践するコツ

3章 TTPSの実践プロジェクトの事例

4章 日常で使える応用事例

5章 自立自転する人と組織に向けて

おわりに

 

著者プロフィール

 
■中尾隆一郎(なかお・りゅういちろう)さん

株式会社中尾マネジメント研究所(NMI) 代表取締役社長。株式会社旅工房取締役、株式会社LIFULL取締役、LiNKX株式会社監査役。

1989年リクルート入社。29年間で主に住宅、人材、IT領域に従事。住宅領域の新規事業であるスーモカウンターを6年間で売り上げを30倍、店舗数12倍、従業員数を5倍にした立役者。リクルートテクノロジーズ社長時代はリクルートグループ全体の方針「ITで勝つ」にIT人材大量採用で貢献。リクルートテクノロジーズ代表取締役社長、リクルート住まいカンパニー執行役員等を歴任後、株式会社中尾マネジメント研究所(NMI)を設立。 専門は事業執行、事業開発、マーケティング、人材採用、組織創り、KPIマネジメント、OJTマネジメント、管理会計など。良い組織づくりの勉強会(TTPS勉強会)主催。

著書に『最高の結果を出すKPIマネジメント』(フォレスト出版)ほか多数。

 
■鈴木利和(すずき・としかず)さん

合資会社ベルノート 無限責任社員。

1991年リクルート入社。「全員がリーダーシップを発揮する創造的な組織づくり」を入社動機に、研修プログラムの商品開発に従事。2005年、新商品・サービスをつくるプロジェクトを通じてのリーダー育成と組織づくりのコンサルティングを事業化。2010年、ベトナムでのコンサル会社の子会社立ち上げプロジェクトに従事。

ベトナムが縁でスーモカウンターでの取り組みを知り、自律自転の組織づくりを広めるためにTTPS勉強会を始め、実践の場としての「ありえる楽考」を主催。

 
■肱岡優美子(ひじおか・ゆみこ)さん

国内大手IT企業にて、Employee Experienceを軸としたインターナルコミュニケーションデザインに従事。「人と組織をエンゲージする」をモットーに、グラフィックファシリテーションを活用した場づくりや社内広報活動を行っている。

2018年よりTTPS勉強会事務局に参画。

 

学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント
中尾 隆一郎 (著), 鈴木 利和 (著), 肱岡 優美子 (著)

なぜリクルートのスーモカウンター事業は急成長できたのか
「徹底的にパクって、進化させる」
この頭文字をとって造られた「TTPS(ティーティーピーエス)」は、本書の著者の一人である中尾隆一郎がリクルートでスーモカウンターの責任者をしていた時期に、仲間と一緒に試行錯誤しながら事業を成長させていく際に考えついた言葉であり、実践していた方法論です。

当時のスーモカウンターは、6年間で売上30倍、店舗数12倍、従業員数5倍という成果を残しました。
この急成長は、中尾が責任者の役割を離れた後の6年間でさらに3倍以上の売上成長を実現したことからも分かるとおり、特定の個人やチームに依存するノウハウではなく、組織に定着できる方法論です。

特定のデキる個人やチームが成果を出して、組織を大きくする事例はいくらでもあります。
スーモカウンターが優れていたのは、全国にあるスーモカウンターの従業員や店舗から、高い業績をあげている個人やチーム(ハイパフォーマー)のノウハウや最高にうまくいった成功事例(ベストプラクティス)を共有して、それを組織全体で、全従業員がTTPしていったところにあります。その結果、スーモカウンターは凄まじいスピードで成長することができました。

本書では、TTPSの全体像や実行のポイント、事例、応用の仕方などについてまとめています。このTTPSという方法を学ぶことを通じて、自律自転する人や組織をつくることができます。

購入者特典: TTPSシート・G-POPシート+著者特別対談PDF(ダウンロード)

 


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