『不安を乗り越える10のステップ』ドキドキ、バクバクをコントロールする方法――マンガで読める「不安」のトリセツ
べヴ・エイズベットさん著『不安を乗り越える10のステップ ドキドキ、バクバクをコントロールする方法』(訳:入江真佐子さん)が、大和書房より刊行されました。
増え続ける不安障害…日本では10人に1人が経験
厚生労働省によると、一般住民を対象とした疫学調査の結果、日本では9.2%が一生の間に不安障害にかかるといわれています。
米国では1980年代に14.6%だったのが、2000年代の調査では31.2%に増加(厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」より)。
10人に3人がかかるという決して珍しくない不安障害は、人によって程度もさまざま。毎日起こす人もいれば、時々少し不安になるかも…という人もいます。
20年以上続くワークショップのエッセンスをギュッと凝縮
「死んでしまいたい」とまで思ったことが、バカバカしくなった!
――中川家 剛さん
本書は、自身も不安障害の一種であるパニック障害に悩み、乗り越えてきたオーストラリアのマンガ家ヘヴ・エイズヘッドさんの最新作。1998年以来、多くの人を助けてきた「WORKING WITH IT」という回復プログラムで行う10個のステップをイラストで解説していきます。
「まだそれほど『あいつ』のことを知らない人のために 『あいつ』を紹介しよう。…これが『あいつ』!」
「あなたがパニック発作に襲われたり、不安を感じたりするのは 頭の中に『あいつ』がいるせい。」
「あなたを『あいつ』にしばりつけているものは たったひとつだけ…」
「心配になるような考え方ばかりしていたら…心配になるに決まってる…」
<不安を乗り越える10のステップ>
STEP 0 不安の正体とは?
STEP 1 どうして「あいつ」がやってきたのかを理解する
STEP 2 「あいつ」を受け入れる
STEP 3 「あいつ」の考え方を操る
STEP 4 「あいつ」のトリックに注意
STEP 5 「あいつ」を読み解く
STEP 6 「あいつ」の背後にいるものをみつける
STEP 7 こわれた「あいつ」を修理する
STEP 8 「あいつ」や他の人との関係を修復する
STEP 9 「あいつ」から自由になる
STEP 10 「あいつ」を乗り越える
ある時はスーパーマーケットで。ある時は大事な会議で。突然やってくる「あいつ」を飼いならすためのハンディな手引書です。
著者プロフィール
■著者:べヴ・エイズベットさん
オーストラリアの人気マンガ家であり、作家、およびカウンセラー。最近では、訓練を受けたカウンセラーとして不安神経症で悩む人たちに、カウンセリングや講演、ワークショップも行っている。
自らのパニック障害で悩んだ経験をもとにして描いた『パニック障害なんてこわくない!』(大和書房)が世界中でベストセラーとなり、その後、本書を含む心理イラストエッセイを多数執筆している。
■訳者:入江真佐子(いりえ・まさこ)さん
英米文学翻訳家。国際基督教大学教養学部卒業。
訳書にアンドリュー・モートンさん著『完全版 ダイアナ妃の真実』、トリイ・ヘイデンさん著『シーラという子』『タイガーと呼ばれた子』、カズオ・イシグロさん著『わたしたちが孤児だったころ』(以上、早川書房)、ジョン・フラナガン著『アラルエン戦記』シリーズ(岩波書店)、べヴ・エイズベットさん著『パニック障害なんてこわくない!』『パニック障害とうまくつきあうルール』(大和書房)など多数。
不安を乗り越える10のステップ~ドキドキ、バクバクをコントロールする方法 ベヴ・エイズベット (著), 入江 真佐子 (翻訳) 突然に起こるバクバクの恐怖。 そんな「あいつ」を、どう飼いならすかが10のステップでわかる! |
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