気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『定命を生きる よく死ぬための禅作法』死に際「いい時を過ごした」と胸いっぱい感じられるように

枡野俊明さん著『定命を生きる よく死ぬための禅作法』

枡野俊明さん著『定命を生きる よく死ぬための禅作法』

枡野俊明さん著『定命を生きる よく死ぬための禅作法』が、小学館より刊行されました。

 

禅が教える、美しい “生き方”、そして “逝き方” とは?

著者の枡野俊明さんは、禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得ている人物です。数々のベストセラー著書を発表してきた人気禅僧が次なるテーマに選んだのは、美しい”生き方”と”逝き方”。

 
今をどう生きるか?
そして、どんな死が訪れるのか?

前者は自分でなんとかなりそうですが、後者は誰にもわかりません。ただ、禅には「心安らかに死を迎える」ための手がかりがあるといいます。

 
「禅にはよく死ぬためのヒントがあります。それを一つひとつ掘り起こしたのが本書です。読み進まれるうちに、そのどれにも共通しているものがある、ということに気づかれるでしょう。
「これって、全部が”よく生きる”ためのヒントじゃないか!」
そう、よく死ぬこととよく生きることは不可分。もっといえば、よく生きることのほかによく死ぬ方法はないのです。
もちろん、多くの財産を築いたり、社会的な地位を得たりすることが、よく生きることではありません。」

 
書名の「定命(じょうみょう)」とは禅の言葉で、命の長さは生まれ落ちたその瞬間から”定められている”という意味。
定命が100年の人もいれば、10年の人もいます。
定められた時間が長くても短くてもその意義は同じ。
では、その中で”よく生きる”ためにはどうしたらいいのか?
どうしたら心穏やかに、清々しく逝けるのか?
――日ごろの行いや心がけを伝授します。

 
<本書の内容の一部>
◎命は預かりもの
◎人は二度死ぬ
◎無駄な抵抗はやめる
◎「長生き」を目標にしない
◎死の悲しみをどう受けとめるか
◎年寄りの”冷や水”を浴びよ
◎おなかいっぱい食べない
◎動けるうちは動く
◎痛みに嘆くあなたへ

 
人生100年時代といわれ、定まった命が確実に長くなっている現代を、潔く軽やかに生きるための一冊です。

 

本書の構成

はじめに

1章 「定命」とはなにか
――預かりものの命を生きる

2章 命を輝かせる「心」の持ち方
――減らす、手放す、受け容れる

3章 「行動」を少し変えてみる
――最期の日までにやっておきたいこと

4章 人生が整う「暮らし方」
――今日を「最高の一日」にする禅的メソッド

5章 身体と対話する
――「体力」より「元気」をつける

 

著者プロフィール

著者の枡野俊明(ますの・しゅんみょう)さんは、1953年神奈川生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学美術学部環境デザイン学科教授。

大学卒業後、大本山總持寺で修行。「禅の庭」の創作活動により、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれる。庭園デザイナーとしての主な作品に、カナダ大使館、セルリアンタワー東急ホテル日本庭園など。

 

定命を生きる: よく死ぬための禅作法
枡野 俊明 (著)

禅が教える、美しい生き方、そして逝き方

どのような生き方をすれば、心安らかに、思いを残さず、潔く逝けるか――
誰もが模索していることではないでしょうか。

書名の「定命(じょうみょう)」とは禅の言葉。
私たちはふだん、「寿命」という言葉を使いますが、禅では「定命」といって、人の命の長さは生まれたときから定まっている、と考えます。

この本には、定まった命をどう生きるのかの禅的メソッドが具体的に記されています。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です