『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由』休みの後や季節の変わり目、「会社行きたくない」と思う人は自己肯定感の低さが原因かも!?
加藤隆行さん著『「会社行きたくない」と泣いていた僕が無敵になった理由 人間関係のカギは、自己肯定感にあった』が、小学館より刊行されました。
人間関係は自己肯定感で100%決まる
長期休暇のあとや季節の変わり目は、精神的に不安定になりやすいもの。本書は、平日の朝や日曜の夜に「会社行きたくない……」と気持ちが沈んでしまう人に向けた本です。
厚生労働省「過労死等の労災補償状況」によると、2018年度に仕事のストレスでうつ病などの「心の病」になり、労災請求をした人の数は、6年連続で過去最多を更新しました。そのストレスの原因の断トツ1位が「人間関係」(全体の37.7%)です。
本書の著者は、「人間関係は自己肯定感で100%決まる」と主張します。著者自身も、かつて職場の人間関係に悩み苦しみ、3度の休職を経験しています。
休職と復職を繰り返すなかで心理学や脳科学、宗教などを学び、人間関係と自己肯定感には強い相関関係があることを発見。それ以降は、人間関係で苦しむことはなくなり、まさに「無敵」になったと言います。
著者はこの発見を言語化・体系化し、だれもが無敵になれるメソッドを考え出しました。本書には、その内容が具体的に、かつ、わかりやすくまとめられています。
日本人の自己肯定感は国際比較で最低レベル
著者によると、自己肯定感とは「ダメな自分でも、ま、いっか」と思える感覚のこと。日本人の自己肯定感の低さは以前から指摘されていますが、今年6月に内閣府が公表した『子供・若者白書』では、日本の若者(13~29歳)のうち、「自分自身に満足している」と答えた人の割合は45.1%(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した割合の合計)。
これは、調査対象7か国のなかでも圧倒的に低い数値です(米87.0%、仏85.8%、独81.8%、英80.1%、スウェーデン74.1%、韓73.5%)。
著者は、「統計の裏には、自分が自己肯定感が低いことに気づかず、なぜか人間関係がうまくいかずに苦しんでいる人も相当数いる」と指摘します。
この状況を憂慮し、自己肯定感の重要性やその育み方を世に広めようと企画されたのが、本書です。他者と同じであることをよしとする風土や、ガマンを美徳とする文化など、自己肯定感が育ちにくい日本的価値観を見直すきっかけになることを願って書かれた一冊です。
著者・加藤隆行さんのコメント
「自己肯定感を育めば、かならず職場の人間関係はよくなっていきます。でもそう聞くと、『相手がいる話なのに、自分だけが変わっても意味がないでしょ?』と感じる人もいるでしょう。「オレ、自己肯定感低くないし」と思う人もいるかもしれません。過去のボクも、まさにそう思っていました。だから、そんな人にこそ伝えたいことがあります」(本文より抜粋)
★著者ブログ:https://ameblo.jp/kussblue/
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