気になる本、おススメの本を紹介

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『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』「夏バテ」ならぬ「心バテ」に効果てきめん!「心がダルおもい」「人と会いたくない」「プチうつ」などを毎週の食事で解決!

大久保愛さん著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』

大久保愛さん著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』

大久保愛さん著『1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

漢方×栄養学×腸活で、毎週、毎月の心の不調を撃退する本

本書は、「心バテ」「ストレス過多による心の落ち込み」「うつっぽさ」などの心のマイナス症状を、薬でもなく、カウンセリングでもなく、毎日の「食事」で解決していくことを目的とした実用書です。

 
現代人特有のかたよった食事や、健康に対する間違った思い込みなどにより、知らず知らずのうちに「心の栄養不足」や「心を乱す炎症」を起こしていることがあります。それにより、「心バテ症状」が加速し、五月病やうつ病だと感じてしまうこともあります。

そのため、季節の特徴に合わせて「食べて治す=食薬」の習慣をつけることを提案しています。

「季節と心の移り変わり年表」「心を元気にする栄養と食べもの」「心を乱す炎症を起こす食べもの」などの図や資料もふんだんに掲載。

 

「心バテ」の解消を5つの視点でアプローチ

【Topic 1】 西洋医学(栄養学、腸活)×東洋医学(漢方)で合理的アプローチ

著者は、日本初の国際中医美容師であり、国際中医師、薬剤師、漢方カウンセラー。
心療内科の門前薬局を経営し、漢方カウンセリングも行っていた経験から、西洋医学(栄養学、腸活)と東洋医学(漢方)の2つから両アプローチしているため、薬膳や食養生の漢方本と一線を画す新しい手法に!

 
【Topic 2】 「季節の変化」と「心の関係」に注目

なぜ毎月、毎週分けての手法なのか? それは、人の心は、季節の変化により強く乱されるから。
本書では、「人間も自然のなかの一部である」という漢方の考え方「陰陽五行」をベースに、日本特有の雨、風、気圧の変化、日照時間がどのように心に影響するかを分析。それぞれの季節の「心バテ症状」に合わせた「食薬プログラム」を提案していきます。(資料(1)「季節と心の移り変わり年表」(本文P30.31) 資料(2)「五行の関係」(本文P25))

 
【Topic 3】 日本人は胃腸が弱い! 胃腸を整えるのがカギ!

「脳腸相関」「腸は第二の脳」などと言うように、胃腸の状態と心や脳は深く関係しています。そもそも日本人を始めとしたアジア人は胃腸が弱いとされています。それは、欧米とは異なるアジア特有の「ピロリ菌」の存在と、「湿気」が原因。このことから、昔から漢方では、胃腸を整えることが、最優先されてきました。

 
【Topic 4】 心に必要な「栄養」をプラスすることの重要性

「心バテ」は、心が栄養不足状態になっていることが原因。心を元気にしてくれるホルモンや、それをつかさどる部位が必要とする栄養がたりていないと、人はストレスに対処できなかったり、感情の起伏が激しくなったり、逆になにも感じなかったりします。ちなみに、現代人は慢性的な鉄不足の傾向あり。そのため、おもにキーとなる「タンパク質」「鉄」を始めとした栄養素を含む食材を、毎月、毎週解説します。
(資料(3)「心を元気にする栄養と食べもの」(本文P41)

 
【Topic 5】 心を乱す「炎症」をおさえることの重要性

本来とるべきではないものを多く食べてしまったことによって、胃腸に負担がかかり、未消化物や細菌、重金属などの有害物質が体内に吸収されて、炎症が起きることも。炎症が起きると腸内環境が乱れて、栄養の吸収率が下がるので(上記Topic4)、結果的に心がバテてしまうことに!
そのため、本書では心を乱す炎症をまねく食べものをとらないこと、炎症をおさえる抗菌・解毒作用のある食べものを、食薬プログラムとして紹介します。
(資料(4)「心を乱す炎症を起こす食べもの」(本文P49)

 

からだの夏バテだけではなく、心バテにも注意!

梅雨が明け、7月の後半から本格的な夏に突入します。
この時期は、湿気と気温の上昇、台風やゲリラ豪雨などの低気圧の到来、強い紫外線、冷房による温度調整不足などの原因から、自律神経が乱れやすかったり、からだに熱がこもったりします。

 
これらが原因でからだが夏バテするのはもちろん、「心バテ」も見逃せません!

熱を持ち、炎症し、神経過敏になった心を安定させるためには、毎週、以下の食材をとっていくことが大切です。

◎7月の食材→中鎖脂肪酸のオイルと季節の夏野菜→ココナッツオイル、はと麦茶、オクラ、モロヘイヤ等
◎8月の食材→オメガ3脂肪酸のオイルほか気力を補う食材→あまに油、えごま油、青魚、カレーパウダー、魚卵、ニンジン、クルミ、チアシード、アボカド

 

大久保愛さん プロフィール

著者の大久保愛(おおくぼ・あい)さんは、秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役、株式会社漢方生薬研究所開発責任者、一般社団法人腸内細菌検査協会理事、株式会社東進メディカルアドバイザー。

秋田の自然の中で幼いころから薬草や山菜を採りながら育ち、漢方や食に興味をもつ。薬剤師となり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人ではじめて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳を始め医療と美容の専門家として商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。漢方カウンセラーとして年間2000人以上の女性の悩みに応えてきた実績を持つ。
現在も「東洋食薬ライセンス:食薬マイスター」「漢方生薬研究所」等を監修。連載記事多数。

★株式会社ツムラ「漢方ビュー」:https://www.kampo-view.com/kvnews/article/author/ai
★産経新聞「zakzak 」教えて!愛先生の漢方相談:https://www.zakzak.co.jp/lif/rensai/lif35908.html
★マガジンハウス「ananweb」 愛先生の今週食べるとよい食材:https://ananweb.jp/column/yoisyokuzai/

 

1週間に1つずつ 心がバテない食薬習慣
大久保 愛 (著)

腸活×漢方×栄養学で今週食べるものがわかる。春夏秋冬、心を守る「食薬プログラム」。

 


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