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『老年精神科医が教える「脳が老化」する前に知っておきたいこと』相次ぐ交通事故…高齢者は車の運転免許証を返納すべきなのか?

和田秀樹さん著『老年精神科医が教える 「脳が老化」する前に知っておきたいこと』

和田秀樹さん著『老年精神科医が教える 「脳が老化」する前に知っておきたいこと』

和田秀樹さん著『老年精神科医が教える 「脳が老化」する前に知っておきたいこと』が、青春出版社より刊行されました。

 

相次ぐ高齢者ドライバーの事故原因は「認知症」ではない!

連日ニュースで取り上げられる、高齢者ドライバーによる交通事故。その多くは「ブレーキとアクセルの踏み間違え」が原因といわれていますが、それは認知機能というより運転技術の問題ではないでしょうか。

実際、2018年に交通事故を起こした75歳以上のドライバーの50.7%が「認知機能低下の恐れなし」、さらに44.4%が「専門医の診断までは必要ない」という結果でした。つまり、事故を起こした約95%は、「認知症ではない人」だったのです(2019年3月警察庁発表)。

 
このような交通事故の誤ったイメージから、恐れられがちな「認知症」ですが、実は85歳以上で4割、95歳以上では8割の人がかかるといわれています。

その「認知症」の予防となるのが、まず「心の老化」を防ぐこと。感情や意欲のコントロールが衰えると、頭や体を使わなくなり、“ボケ”につながってしまうからです。

 
本書では、高齢者専門の精神科医として30年以上多くの患者と向き合ってきた著者が、本人や家族が「認知症」の発症を遅らせるためにはどうすればよいのか、予防に重要な生活習慣やモノの見方を解説します。

 

和田秀樹さん プロフィール

著者の和田秀樹(わだ・ひでき)さんは、1960年生まれ。大阪府出身。東京大学医学部卒業後、東京大学附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェロー等を経て、現在、国際医療福祉大学心理学科教授、川崎幸病院精神科顧問、和田秀樹こころと体のクリニック院長。

老年精神科医として、30年以上にわたり、高齢者医療の現場に携わっている。

 

「脳が老化」する前に知っておきたいこと (青春新書インテリジェンス)
和田 秀樹 (著)

もの忘れはあって当たり前!
多少ボケでも“心の老化”対策さえしていれば、いつまでも人生を楽しめる。
30年以上にわたり高齢者医療の現場にかかわってきたからこそわかる、
ボケ予防より大切な「心の老い支度」のススメ。

 


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