『階段を「下りる」人はなぜ寝たきりにならないのか?』階段は「上る」より「下りよう」!認知症の権威が健康習慣を新提案
白澤卓二さん著『階段を「下りる」人はなぜ寝たきりにならないのか?』が、小学館集英社プロダクションより刊行されました。
「階段を下りる」ことの健康的メリットを徹底解説
健康のためには、エスカレーターなどを使わず、階段をできるだけ上るほうがいい――。
これはよく知られている健康習慣ですが、上りか下り、どちらか一方を高齢者が寝たきりを防ぐという観点で選ぶとするなら、「私は下りを推奨する」と著者の白澤卓二さんは言います。
本書では、その理由、健康的メリットを徹底的に解説します。
足腰を鍛えるだけではない! 階段を「下りる」効果はさまざま
階段を下りる効果は、筋力が鍛えられるだけではありません。たとえば、成長ホルモンが分泌されることによって肌の若返りが期待できます。
また、筋力が高まることによって、DHEAというホルモンが増加。これによって免疫力や記憶力のアップにも役立ちします。ほかにも、糖尿病の予防や脳の老化の防止なども期待できるなど、さまざまなメリットがあります。
寝たきりや認知症の予防に、特別なトレーニングは不要
寝たきりを防ぐには、まず転ばないことが大切。そのためには体を動かすことが必要です。
しかし、ジムに通ったり、厳しいプログラムをこなすなど特別なトレーニングは必要ありません。階段を下りること以外にも、布団の上げ下ろしや雑巾がけなど、日常生活でのちょっとした行動を意識、習慣づけるだけで、加齢による健康障害を予防することができます。
白澤卓二さん プロフィール
著者の白澤卓二さんは、お茶の水健康長寿クリニック院長。医学博士。専門は、寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学など。日本のアンチエイジング研究の第一人者。
著書は『100歳までボケない101の方法』(文藝春秋)、『アルツハイマー病が革命的に改善する33の方法』(飛鳥新社)など300冊を超える。テレビの健康番組、雑誌、各企業誌などでのわかりやすい老化防止解説が好評を博している。
階段を「下りる」人はなぜ寝たきりにならないのか? 白澤 卓二 (著) 加齢とともに筋肉は衰えますが、特に「速筋」が衰えていきます。 速筋は、転びそうになったときにグッと踏みとどまる力を出すので、 転倒防止に役立ちます。 この速筋、実は歩くだけでは鍛えられません。 もっとも簡単に鍛える方法が、階段を下りることなのです。 ●なぜ、階段を「下りる」といい? ●こんな方に読んでほしい! |