『鍛えれば「骨」は今日から強くなる!』骨の衰えは骨折や寝たきりのリスク大!
太田博明さん監修『鍛えれば「骨」は今日から強くなる!』が、学研プラスより刊行されました。
あなたの健康、骨次第!
食生活の影響などにより骨の新陳代謝が不十分となり、骨密度が減少した状態の「骨粗しょう症」。予備軍も含めると2000万人もの患者がいるといわれ、その8割は女性です。
骨が劣化すると骨折、丸背をまねくほか、骨の縮小により頭蓋骨径が小さくなり、顔の筋肉がダブつくことで老け顔になるといったデメリットも。
また最近の研究によると、骨は「若返り物質」と呼ばれるホルモンを分泌し、全身の臓器に働きかける力を持っていることがわかってきました。骨が衰えると、このホルモンの分泌も低下してしまい、全身にさまざまな弊害が現れてしまうのです。
こんなに怖い!「骨劣化」の行く末
骨の衰えに伴って骨折するリスクが増えると、様々な事態を招くことになります。
特に気をつける必要があるのが、「いつの間にか骨折」による背骨の損傷。背骨は椎骨とうい小さな骨が積み重なってできていますが、骨が弱まると、なんと自分の体重で椎骨が潰れてしまうことがあります。特段痛みも感じず、1箇所、また1箇所と骨折してしまい、人間本来の姿勢を維持することができなくなっていきます。
また年配の女性に多くみられるのが、「脚の付け根」の骨折。この部分を骨折すると、手術やリハビリを行なっても8割の人が元どおりに回復せず、寝たきり、要介護といった状態に進んでいってしまうのです。
骨の衰えは、まさに人生の質をも左右する大問題といえるでしょう。
いつからでも間に合う! 骨トレ&強化生活
このようにおそろしい骨の劣化ですが、決してあきらめる必要はなく、年齢に関わらず自分で予防や改善に取り組むことが可能。骨は自分で鍛えられるのです。
骨密度を上げ、ホルモンの分泌を正常に保つには、「運動」と「栄養」が有効です。本書では、家の中でも気軽に取り組めるトレーニングメニューと、骨の強化に欠かせない栄養知識についてわかりやすく解説。今日からすぐに始められる「骨活ノウハウ」が紹介されています。
小さな積み重ねが、日々生まれ変わる骨によい影響を与え、若い頃と変わらない丈夫なクオリティを取り戻すことができるのです。
トレーニングといっても、ほんとうに誰もが実践できる簡単な動きがほとんど。また栄養や食事の注意点も、無理なく取り組めるものばかりです。
太田博明さん プロフィール
監修者の太田博明(おおた・ひろあき)さんは、1944年生まれ。東京都出身。1970年に慶應義塾大学医学部を卒業、1977年に医学博士号を取得。山王メディカルセンター 女性医療センター医師。
1980年に米国ラ・ホーヤ癌研究所に留学後、慶應義塾大学医学部助教授、東京女子医科大学産婦人科主任教授を経て、2010年より現職となる。
日本骨粗鬆症学会前理事長、日本抗加齢医学会理事。女性の全人的な医療を心がける臨床医として、ウェルエイジング(よりよく生きる)のための医療を実践するほか、予防医療の重要性についても積極的に啓蒙している。
鍛えれば「骨」は今日から強くなる! 太田 博明 (監修) 「骨活」は何歳からでもおそくない!!骨活で丈夫な骨をつくれば…骨粗しょう症を予防&改善できる!骨細胞のはたらきで代謝&免疫力もUP!骨粗しょう症を防ぎ、若さもキープするセルフトレーニング&生活術。 |