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桐衣朝子さん「クセつよ」還暦小説『赤パンラプソディ』が刊行

桐衣朝子さんによる還暦小説『赤パンラプソディ』が小学館より刊行されました。

 

「クセつよ」家族の愛おしく波瀾万丈な日々!!

著者の桐衣朝子さんは、46歳で大学へ、52歳で大学院へ進学、61歳で第13回小学館文庫小説賞を受賞し、小説家デビューを果たすという異色の経歴の持ち主。そんな桐衣さんの新作には、ご本人を彷彿とさせる小説家と、ご家族を彷彿とさせる癖の強い“クセつよ”な面々との、波瀾万丈な日常生活が描かれています。

 
【あらすじ】

泣いても笑っても、還暦は還暦。ならば生きている限り笑っていよう!!

長年の夢であった小説家デビューを果たしたものの、担当編集者から「ボツ」をくらい二作目を出せず、鬱々とする古都子は、漫画家である娘たちから60歳の誕生日を祝われ、赤いパンツをプレゼントされるがまったく喜べない。

運動不足が祟り「脂肪肝」と診断され落ち込む長女・杏菜と、頑固でコミュ障だが天才気質の次女・瑠花、家族中から世紀末的に嫌われている夫と、愛猫のカンちゃん……。

愛猫のカンちゃん

愛猫のカンちゃん

個性の強い4人+1匹の暮らしは一筋縄にはいかない。あるとき次女が、夫が建てた家を自分たちで稼いだお金でリフォームすると言い出して!?

 
抱腹絶倒、繰り広げられる丁々発止の会話。リアリティがあるようでないようで、実はものすごくリアルな一家の物語からは、明日を生きる元気をもらえます。

★特設サイト:https://dps.shogakukan.co.jp/akapann

 
<作家・村山由佳さん 推薦コメント>

「本音で生きるには勇気が要る。けれど人生はこんなにも輝く。そして猫は、そんなこと全部知っている」

 

編集担当さん コメント

著者は46歳で大学入学、61歳で第13回小学館文庫小説賞を受賞し、長年の夢であった小説家デビューを果たしました。娘二人は第74回小学館新人コミック大賞青年部門大賞を受賞し漫画家コンビ・キリエとして活躍中。2019年に福士蒼汰さん主演でドラマ化され話題になった「4分間のマリーゴールド」では、娘の原作を著者がノベライズしたことでも注目されました。

今作はフィクションではありますが、実際の桐衣さんご家族を彷彿とさせる設定になっていて、だからこそ描ける圧倒的なリアリティや、外では見せないであろう家庭内での丁々発止のやり取りが痛快でたまりません。登場人物それぞれのクセがつよすぎて声を出して笑ってしまうシーンもしばしば。明日を生きる勇気をもらえること、請け合いです!!

 

著者プロフィール

桐衣朝子(きりえ・あさこ)さんは、1951年生まれ、大阪府出身。2012年、第13回小学館文庫小説賞を受賞し『薔薇とビスケット』でデビュー。

著書にキリエさんの漫画をノベライズした『4分間のマリーゴールド』、漫画家の主人公が描くネームや原稿をキリエさんが描き下ろし、挿絵として収録した『僕は人を殺したかもしれないが、それでも君のために描く』など。

 

赤パンラプソディ
桐衣 朝子 (著)

 
【関連】
『赤パンラプソディ』特設サイト | 小学館

 


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