塩沼亮潤大阿闍梨〈毎日の「あたりまえ」の中にある、人生を豊かにするヒント〉『くらしの塩かげん』
1300年間でたった2人しか成し遂げていない大峯千日回峰行を満行した、塩沼亮潤大阿闍梨の著書『くらしの塩かげん』が世界文化社より刊行されました。
子どもの頃に誰もが教わるような、日常の中の「あたりまえ」に潜んでいる人生の本質を、読みやすいエッセイ形式にまとめた、何かに悩んだら手に取って何度でも読み返す──心のよりどころとなるような一冊です。
ネット検索では探せない、誰も教えてくれない「あたりまえ」で大切なこと
《掃除をしましょう。靴を揃えましょう。食べものを大切にしましょう。手を合わせましょう。お辞儀をしましょう……。などなど、まるで子どもの頃に教わるような「あたりまえ」のこと。それらを日々真剣に取り組んでいるお寺は、言い換えれば「あたりまえを研究する場所」だと、私は思っています。(中略)この本の中では、暮らしのこと、生きること、食事のことについて、長年研究してきた様々な「あたりまえ」を、レシピのようなスタイルで紹介しています。》
(本書「はじめに」より)
塩沼亮潤大阿闍梨が現代人へ伝える ”真の幸福”を手に入れるためのヒント
さまざまな過酷な修行を満行した著者がいま感じることは、真の幸福のための気づきは、大変な修行の先ではなく、日常の暮らしの中にこそあるということ。
日々の暮らしを悩みながらも精一杯生きている現代人に、やさしい言葉で生きるヒントをそっと伝えてくれます。短い文章でサッと読むことができ、気になるページをどこからでも自由に読み進められます。
「お寺めし」のレシピも紹介! 欠かせないのは”見えないおもてなし”という隠し味
《お寺の料理は、新人の小僧さんたちが担当する。皆さんはそんなイメージを持つかもしれませんが、実際はその逆です。大勢の修行僧さんたちの食事を作るというのは大変なことで、ある程度修行を積んだ古参にならなければ、担当することができません。》
(本書「お寺での料理について。」より)
時間をかけるところ、時短できるところ、砂糖かげん塩かげん、”見えないおもてなし”という隠し味など、自然に囲まれた慈眼寺の日常の風景や、簡単でおいしい「お寺めし」レシピも掲載。
本書の目次
清潔感は、最高のお洒落。/直して使うと、豊かになれる。/毎日、同じことを同じように。/洗濯物は、笑顔でたたみます。/もう一度、心ある食卓を。/お坊さんだって、スタバに行きたい。/日常に、鼻唄タイムを。/お釈迦様は、言いました。/忘れる前提で準備する。/失敗ではなく、経験。/「すみません」で、成長する。/矛盾が、あなたを磨いてくれる。/努力にプライドはいりません。/あの人を、許せるといいね。/老いる楽しみ。/「八風吹けども動ぜず」の精神で。
ほか
著者プロフィール
塩沼亮潤(しおぬま・りょうじゅん)さんは、福聚山慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨。
1968(昭和43)年生まれ、宮城県出身。1987年、高校卒業の翌年に吉野山金峯山寺で出家得度。過去1300年で2人目となる一日48㎞の険しい山道を千日間歩き続ける「千日回峰行」を満行。その後、九日間の断食・断水・不眠・不臥の中、20万編の御真言を唱え続ける「四無行」を満行する。また、百日間の五穀断ち・塩断ちの前行の後、「八千枚大護摩供」を満行。2003年には故郷の仙台市秋保に慈眼寺を開山し現住職。「心の信仰」を国内外に伝えている。
★Web版「くらしの塩かげん」を家庭画報ドットコムで毎週日曜日更新中:https://www.kateigaho.com/tag/detail/shiokagen
くらしの塩かげん 日々をよくする、生き方のレシピ 塩沼 亮潤 (著) 簡単なようで難しい日々の「あたりまえ」を、大阿闍梨が優しく教えてくれます ・実は奥が深い「人生の本質」をわかりやすい言葉で 1300年間でたった2人しか成し遂げていない千日回峰行を満行した、塩沼亮潤大阿闍梨の最新刊。子どものころに誰もが教わるような、日常の中の「あたりまえ」に潜んでいる人生の本質を、読みやすいエッセイ形式にまとめました。短い文章でサッと読め、どこから読んでも問題ありません。とてもシンプルな大阿闍梨の言葉が、小さな悩みや迷いを抱えた現代人の心に、生きるヒントをそっと伝えてくれます。子育て世代を中心に、幅広い世代に手に取ってほしい1冊です。 |
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