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中編小説レーベル「100 min. NOVELLA」第5弾!奥田亜希子さん『ポップ・ラッキー・ポトラッチ』が刊行

動画配信サービス「U-NEXT」は、2023年4月に創刊した中編小説の季刊レーベル「100 min. NOVELLA」の第5弾として、奥田亜希子さんの『ポップ・ラッキー・ポトラッチ』を刊行しました。
本作は、宝くじで当てた2億円を寄付や施しに回す主人公の顛末を通し、贈与と返礼、お金と正しさを描いた小説です。

 

見返りがなくてモヤる

 
【あらすじ】

相田愛奈は、正しいことがなにより強いと信じている。無職の彼女の銀行口座には、幸運に得た約2億円があるにもかかわらず、節制した生活を続けている。その一方で、福祉団体等には多額の寄付をしていた。

 
そんな愛奈のもとに、無職かつ浪費家の従姉妹・忍が転がり込んできた。さらに、Amazonの<ほしい物リスト>で約3万円分の品を贈った相手から、お礼らしいお礼がないことに愛奈は気づく。

なぜ?どうして? 数々の出来事が正しさセンサーに引っ掛かり、悶々とする愛奈の日々が始まった。

 
なお、U-NEXTが運営するWebメディア「U-NEXT SQUARE」では、原作者の奥田亜希子さんに、執筆の背景、書きながら見えてきたことについて伺ったインタビューを掲載しています。

★URL:https://square.unext.jp/article/akikookuda-interview

 

著者プロフィール

奥田亜希子(おくだ・あきこ)さんは、1983年生まれ、愛知県出身。愛知大学文学部哲学科卒業。2013年『左目に映る星』で第37回すばる文学賞を受賞し、デビュー。

ほかの著書に『透明人間は204号室の夢を見る』『ファミリー・レス』『五つ星をつけてよ』『青春のジョーカー』『愛の色いろ』『愉快な青春が最高の復讐!』『白野真澄はしょうがない』『クレイジー・フォー・ラビット』『夏鳥たちのとまり木』『求めよ、さらば』などがある。なお、『求めよ、さらば』は2022年に第2回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」を受賞。

 

「100 min. NOVELLA」について

レーベル「100 min. NOVELLA」《読み:ハンドレッド ミニッツ ノヴェラ》は、「今を生きる、生き抜いていく。」その伴走をする小説レーベルです。約100分で夢中で読める中編小説を、1月、4月、7月、10月の年4回刊行予定です。

装幀およびレーベルロゴは森敬太さんが担当。手に取りやすい判型と価格ながら、単行本のような豪華なアートワークでお届けします。

 

ポップ・ラッキー・ポトラッチ
奥田 亜希子 (著)

『三千円の使いかた』著者原田ひ香さん驚嘆!!

贈与と返礼、お金と正しさを描く著者最高到達点

装幀:森敬太(合同会社飛ぶ教室)
装画:髙橋あゆみ

 
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知らない人から平気で物をもらえる?Amazon〈ほしい物リスト〉にモヤモヤするお金小説『ポップ・ラッキー・ポトラッチ』奥田亜希子インタビュー | コンテンツLOVERメディア U-NEXT SQUARE

 


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