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大藪春彦賞作家・武内涼さん〈時代伝奇ダーク・ファンタジー〉開幕! 『あらごと、わごと 呪師開眼(のろんじかいげん)』が刊行

大藪春彦賞作家・武内涼さんによる”時代伝奇ダーク・ファンタジー”小説『あらごと、わごと 呪師開眼(のろんじかいげん)』(カバーイラスト:木野花ヒランコさん)が徳間書店より刊行されました。

 

一人は東国、一人は平安京…引き裂かれた姉妹に化け物襲来!

 
「一人じゃない。孤独な少女が見つけた希望の光。」
 ――紀伊國屋書店前橋店 小野里由美子さん

 
【あらすじ】

呪師とは呪禁師とも呼ばれ、常人にはない異能を持って、古来、人ならざる魔と戦ってきた者たちである――。

今宵も館の奥から大犬の遠吠えが聞こえる。平安中期の常陸国。凶悪な大豪族・源護邸では犬が吠えると下人下女が消えると噂され、不安に堪えかねた彼らはついに騒動を起こす。そのとき、下女の少女あらごとに物を動かし浮かす謎の力が目覚めた! 脱走した彼らを保護したのは、近国の豪族・平将門であった。

同じころ、都では、あらごとと瓜二つの娘わごとが女流歌人・右近に仕えていた。ある夜、右近邸に呪われし怪異が発生。退魔のため呼ばれたのが、後に天台座主にまで上り詰める僧・良源であった。彼から、わごとは己が不思議な力を持つ呪師だと知らされる――。

恐怖の魔犬の驚愕の正体、わごとを狙う魔軍、天下激震へと向かう巨篇、開幕!

 

著者プロフィール

武内涼(たけうち・りょう)さんは、1978年生まれ、群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業。映画、テレビ番組の制作に携わった後、第17回日本ホラー小説大賞の最終候補作とな った原稿を改稿した『忍びの森』で2011年にデビュー。

2015年『妖草師』シリーズで徳間文庫大賞を受賞。さらに同シリーズが「この時代小説がすごい!2016年版」〈文庫書き下ろし部門〉第1位となる。2022年『阿修羅草紙』で第24回大藪春彦賞を受賞

著書に『戦都の陰陽師』シリーズ、『忍び道』シリーズ、『謀聖 尼子経久伝』シリ ーズ、『駒姫─三条河原異聞─』『敗れども負けず』『東遊記』『厳島』など。

 

あらごと、わごと 呪師開眼 (徳間文庫)
武内涼 (著)

今宵も館の奥から大犬の遠吠えが聞こえる。平安中期の常陸国。大豪族・源護邸では犬が吠えると下人下女が消えると噂され、不安に堪えかねた彼らは遂に騒動を起こす。そのとき、下女の少女あらごとに不可思議な呪師の力が目覚めた!同じ頃、都の歌人・右近に仕える少女わごとも謎の力に目覚めていた。恐怖の魔犬の驚愕の正体、わごとを狙う魔軍……天下激震へと向かう巨篇、開幕!(書下し)

 


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