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『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』刊行記念!萩澤大輝さん×倉林秀男さん×柴田元幸さんトークイベントを開催

セシリア・ワトソンさん著『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』が左右社より刊行されました。これを記念して、青山ブックセンター本店にて、本書の訳者である萩澤大輝さんと倉林秀男さん、本書の帯に推薦分を寄せた翻訳家の柴田元幸さんによるトークイベント「翻訳家も悩ますセミコロン?」が9月29日(金)に開催されます。

 

この小さな記号の歴史を知っていますか?『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』について

 
「英→日翻訳者として、日本語にセミコロンがないことを何度も呪ってきたが、この本を読むと、なくてよかったと思えてくる。そんなものがあったせいで、英語はどれだけ混乱したことか!
が、その混乱をめぐる物語は無類に面白い。原文の卓抜なユーモアが、訳文でもあざやかに再現されている点も秀逸。」
――柴田元幸さん

「セミコロンひとつでお酒は売れなくなるわ、ひとは死ぬわ、さらにこんな面白い本が書けてしまうとは、どういうことだ!」
――鴻巣友季子さん

 
英文法の世界でいくたびも論争を巻き起こしてきた記号「セミコロン」。

◎英文法家たちの仁義なき論争
◎セミコロンのせいで酒も飲めない? ボストン中が大騒動に!
◎終身刑か死刑か、句読点が生死を分かつ
◎句読点の使い方を指摘され、校正者にブチ切れるマーク・トウェイン
◎難解すきてまったく売れなかった『白鯨』における大量のセミコロン

…などなど、小さなトラブルメーカーが巻き起こす波乱万丈の文化史といえる一冊です。

 
<著者:セシリア・ワトソン(Cecelia Watson)さん プロフィール>

バード大学の訪問研究員。セントジョンズ・カレッジでリベラルアーツ学士、シカゴ大学にて哲学修士、科学概念・科学史博士。

以前はアメリカ人文系学会協議会(ACLS)の特別研究員としてイェール大学人文学科・哲学科に所属したほか、マックス・プランク科学史研究所の研究員や、ベルリンの芸術センター「世界文化の家」(Haus der Kulturen der Welt)で科学コンサルタントの経験もある。

 

トークイベント「翻訳家も悩ますセミコロン?」開催概要

今回のイベントでは、『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』の訳者である萩澤大輝さんと倉林秀男さん、本書の帯推薦者の柴田元幸さんが、作家たちのセミコロンの使い方とその翻訳について語り合います。

 
■開催日時:2023年9月29日(金)19:00~20:30(開場 18:30~)

■入場料:1,540円(税込)

■定員:80名

■会場:青山ブックセンター本店 大教室

★詳細&申込み:https://aoyamabc.jp/collections/event/products/semicolon-0929

 

登壇者プロフィール

 
■萩澤大輝(はぎさわ・だいき)さん

1992年生まれ。神戸市外国語大学大学院博士課程を単位取得満期退学し、現在は近畿大学経営学部特任講師。専門は認知言語学、語形成。

業績に『ジーニアス英和辞典 第6版』(大修館書店)の校閲・執筆協力などがある。

 
■倉林秀男(くらばやし・ひでお)さん

1976年生まれ。杏林大学外国語学部教授。博士(英語学)。専門は英語学、文体論。日本文体論学会代表理事(2018 年~2020 年)、会長(2020 年~)、日本ヘミングウェイ協会運営委員。

著書に『ヘミングウェイで学ぶ英文法』『ヘミングウェイで学ぶ英文法 2』『オスカーワイルドで学ぶ英文法』(アスク)、『英文解釈のテオリア』(Z会)、『バッチリ身につく 英語の学び方』(ちくまプリマ―新書)など。

 
■柴田元幸(しばた・もとゆき)さん

1954年生まれ、東京都出身。アメリ文学者。翻訳家。東京大学名誉教授。

1992年『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、2005年『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、2010年にトマス・ピンチョン著『メイスン&ディクスン』の翻訳で日本翻訳文化賞、2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。

アメリカ現代作家を精力的に翻訳するほか、『ケンブリッジ・サーカス』『翻訳教室』など著書多数。文芸誌『Monkey』の責任編集を務める。

 

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セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点
セシリア・ワトソン (著), 萩澤大輝 (翻訳), 倉林秀男 (翻訳)

 
【関連】
【9/29(金)】『セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』(左右社) 発売記念 萩澤大輝さん × 倉林秀男さん × 柴田元幸 – 青山ブックセンター本店

 


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