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戦場カメラマンの渡部陽一さんが戦場の本当の姿と平和のあり方を語る電子書籍『晴れ、そしてミサイル』が発売

戦場カメラマン・渡部陽一さん著『晴れ、そしてミサイル』が電子書籍としてディスカヴァー・トゥエンティワンより発売されました。

ウクライナでは、何が起きているのか。
戦場は、実際、どのような状況なのか。
戦争の中、生活はどのように変わったのか。
私たちは、いったい何ができるのだろうか。

戦場カメラマンである渡部陽一さんはこれまで世界中の戦場を取材し、戦場で暮らす人々の生きた声に耳を傾けてきました。
本書では、写真や動画とともに、実際の戦争の姿や戦争が起きる理由、そして平和とはなにか、そのために私たちができることを考えていきます。

 

戦戦場は「日常」でできている――ウクライナ、イラク、アフガニスタン……世界中を取材する戦場カメラマンが教える、ニュースやSNSではわからない戦場の本当の姿

現在日本に住んでいる人の多くは、ニュースやSNSで、世界各地で起きている戦争を目にしていると思います。壊された街並みや戦闘など、衝撃的な映像を一度は目にしたことがあるでしょう。

また、戦争と聞くと、中には戦争映画のような映像をイメージする人も少なくないかもしれません。
ところが、実際に戦争が起こっている場所は、そのようなイメージとはまったく異なるものです。

ここがどこだか、わかりますか?
答えは、ウクライナ首都 キーウのショッピングモールです。
2022年2月に侵攻が始まって半年、ウクライナの東部では激戦が続いていましたが、ショッピングモールの中ではとても戦争中とは思えない光景が広がっていました。
その翌月の10月10日に、このキーウ中心部で、ミサイル攻撃と見られる爆発が起きました。

イラク戦争のさなか、病院の産婦人科に取材に行くと、子どもの誕生を喜ぶ人たちの笑顔がたくさんありました。
戦場とは思えない光景で、なんら特別ではない日常が広がっていました。

 
戦場カメラマンである渡部陽一さんは、これまで世界中の戦場を取材し、戦場で暮らす人々をその目に映し、生きた声に耳を傾けてきました。

本書ではそんな渡部さんが、沢山の写真や動画とともに、戦争とふつうの日常が共存する戦場の「本当」について語ります。

 

本書の構成

1章 戦争は日常の中にある――私が見てきた、戦場の本当

2章 なぜ戦争が起きるのか――貧困を発端にした奪い合いと、孤独が引き起こすテロ

3章 平和とは選べること――孤独に溺れる前に、旅に出よう

4章 平和のためにできること 1.世界を知る

5章 平和のためにできること 2.世界とつながる

6章 「奇跡の国、日本」は終わった――奪われた人々が帰る場所

 

著者プロフィール

著者の渡部陽一(わたなべ・よういち)さんは、1972年生まれ、静岡県出身。明治学院大学法学部法律学科卒業。

学生時代から世界の紛争地域を専門に取材を続ける。戦場の悲劇、そこで暮らす人々の生きた声に耳を傾け、極限の状況に立たされる家族の絆を見据える。イラク戦争では米軍従軍(EMBED)取材を経験。これまでの主な取材地はイラク戦争のほかルワンダ内戦、コソボ紛争、チェチェン紛争、ソマリア内戦、アフガニスタン紛争、コロンビア左翼ゲリラ解放戦線、スーダン、ダルフール紛争、パレスティナ紛争、ロシア・ウクライナ紛争など。

 

晴れ、そしてミサイル
渡部陽一 (著)

 


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