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【第28回中原中也賞】青柳菜摘さん『そだつのをやめる』が受賞

第28回中原中也賞が決定!

第28回中原中也賞が決定!

山口市は2月18日、新鮮な感覚を備えた優れた現代詩の詩集に贈る「第28回中原中也賞」の受賞作を発表しました。

 

第28回中原中也賞が決定!

第28回中原中也賞には、2021年12月1日から2022年11月30日までに刊行された現代詩の詩集204点の応募がありました。その中から最終選考候補作作品として選ばれた7作品を対象に、2月18日に開催された最終選考会で次の通り受賞作が決定しました。

 
<第28回中原中也賞 受賞作品>

青柳菜摘(あおやぎ・なつみ)さん
『そだつのをやめる』(thoasa〔トオアサ〕)

 
受賞者の青柳菜摘さんは、1990年生まれ、東京都出身。東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。著書に『孵化日記2011年5月』、詩集『家で待つ君のための暦物語』など。「だつお」名義でアーティストとしても活動。

撮影:和田信太郎さん

撮影:和田信太郎さん

青柳さんには、正賞として中原中也ブロンズ像、副賞として100万円が贈られます。贈呈式は中原中也が生まれた日に合わせ、4月29日にかめ福オンプレイス(山口市湯田温泉)で開催。

 
選考委員は、荒川洋治さん(現代詩作家)、井坂洋子さん(詩人)、佐々木幹郎さん(詩人)、高橋源一郎さん(作家)、蜂飼耳さん(詩人)。

受賞コメント、選考経過など詳細は、https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/23/134412.html をご覧ください。
また、文芸誌『ユリイカ』(青土社)4月号に、受賞作の一部と選考会の内容が掲載されます。

 
なお、最終選考作品は以下の7作品でした。

【最終選考作品】
◎青柳菜摘さん『そだつのをやめる』(thoasa)
◎飯沢耕太郎さん『完璧な小さな恋人』(ふげん社)
◎奥間埜乃さん『黯らかな静寂、すべて一滴の光』(書肆山田)
◎小野絵里華さん『エリカについて』(左右社)
◎鎌田尚美さん『持ち重り』(思潮社)
◎竹中優子さん『冬が終わるとき』(思潮社)
◎藤原佯さん『O(オー)』(黒い犬レーベル)

 

中原中也賞について

中原中也賞は、日本の近代詩史に偉大な足跡を残した、山口市出身の詩人・中原中也の業績を永く顕彰するため創設された文学賞です。

山口市が主催し、「新鮮な感覚を備えた優れた現代詩の詩集」に授与されます青土社と角川文化振興財団が後援。

なお、。前々年12月1日から前年11月30日の間に刊行された現代詩の詩集(表紙・奥付のあるもの/翻訳・復刻・再版・遺稿集・全詩集・選集・外国語による詩集は除く)の中より、著者本人の公募および出版社・報道機関等の推薦による作品を対象に選考が行われます。

 
【関連】
第28回中原中也賞が青柳菜摘さんの『そだつのをやめる』に決定しました – 山口市ウェブサイト

 


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