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「ころんで死ぬ」「キャンプの炊事中に死ぬ」「助けようとして死ぬ」山や川、海で死なないために死亡事例から学ぶ『これで死ぬ』が刊行

山や川、海で死なないために死亡事例から学ぶ最低限の安全の話、羽根田治さん著『これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集』が山と溪谷社より刊行されました。

 

まさか、こんなことで死ぬなんて。

ころんで死ぬ、ダニに噛まれて死ぬ、助けようとして死ぬ、キャンプの炊事中に死ぬ、風に飛ばされて死ぬ――アウトドアには「まさか、こんなことで……」と思うような、死の危険がたくさんあります。

 
本書では、アウトドアで実際に起こった死亡事例を紹介し、どうしたらそのような目にあわないか、身を守るための安全知識もしっかり解説しています。

死の危険は、知っていれば避けられる可能性が高くなる。アウトドアで自分や大切な人が危険な目にあわないために、最低限の安全の知識が書かれている本です。

著者は書籍『ドキュメント遭難』シリーズなど、山岳遭難や登山技術に関する記事や書籍を多数執筆しているライターの羽根田治さん。実際に起きた事故を取り上げ、自然の中にはどんな危険が存在しているのか、どうすれば事故を防げるのか、基本的なことからわかりやすく解説しています。

 

本書の構成

1章 山で死ぬ
転倒して死ぬ/すべって落ちる/落石で死ぬ/土砂崩れで死ぬ/雪渓が崩れて死ぬ/雷に打たれて死ぬ/火山ガスで死ぬ/風に飛ばされて死ぬ/熱中症で死ぬ/夏なのに寒さで死ぬ/沢の増水で死ぬ/疲れて死ぬ/道に迷って死ぬ/発病して死ぬ/雪に埋まって窒息する/木に激突して死ぬ/雪崩で死ぬ/クレバスに落ちて死ぬ/アイゼンを引っ掛けて死ぬ/一酸化炭素中毒で死ぬ/火傷で死にかける
もっと知っておきたい安全知識 PART1

2章 動物にあって死ぬ
クマに襲われて死ぬ/イノシシに襲われて死ぬ/毒ヘビに咬まれて死ぬ/ダニに咬まれて死ぬ/ハチに刺されて死ぬ/サメニ襲われて死ぬ/オニダルマオコゼに刺されて死ぬ/ダツに刺されて死ぬ/オニヒトデに刺されて死ぬ/ブユの大群に襲われて死にそうになる/カタツムリやナメクジに触って死ぬ
もっと知っておきたい安全知識 PART2

3章 毒で死ぬ
有毒植物を食べて死ぬ/毒キノコを食べて死ぬ/フグを食べて死にそうになる/アオブダイを食べて死ぬ/カニを食べて死にそうになる
もっと知っておきたい安全知識 PART3

4章 川や海で死ぬ
鉄砲水で死ぬ/助けに行こうとして死ぬ/ため池に落ちて死ぬ/飲酒して泳いで死ぬ/高波にさらわれて死ぬ/離岸流で死ぬ/戻り流れで死ぬ/シュノーケリング中に死ぬ/ボートから落ちて死ぬ/ボートに追突されて死ぬ/初心者がSUPで死ぬ
もっと知っておきたい安全知識 PART4

コラム
転滑落事故が起きやすい場所は?/変わりつつある人間とクマの関係性/中毒事例の多い主な有毒植物/中毒事例の多い主なキノコ

 

著者プロフィール

 
■著者:羽根田治(はねだ・おさむ)さん

1961年生まれ、さいたま市出身。那須塩原市在住。フリーライター。
山岳遭難や登山技術に関する記事を、山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。

主な著書にドキュメント遭難シリーズ、『ロープワーク・ハンドブック』『野外毒本』『パイヌカジ 小さな鳩間島の豊かな暮らし』『人を襲うクマ 遭遇事例とその生態』『十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕』、共著『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』などがある。
近著に『山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)、『山のリスクとどう向き合うか 山岳遭難の「今」と対処の仕方』(平凡社新書)など。

2013年より長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行なっている。日本山岳会会員。

 
■イラスト:秋山貴世(あきやま・たかよ)さん

岡山県出身。武蔵野美術大学、セントラルセントマーチンズ大学院卒業。南ロンドン在住。
日本、イギリス、フランスの雑誌や出版物のイラストを中心に活躍。

コミックやジンの制作、ワークショップも不定期で開催。

 

これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の話
羽根田 治 (著)
まさか、こんなことで死ぬなんて。
アウトドアでの死の事例53から学ぶ、最低限知らなければならない安全の話。

 


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