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甘耀明さん『真の人間になる』刊行記念!甘耀明さん×川本三郎さんトークイベントを開催

台湾を代表する作家、甘耀明さんの新刊『真の人間になる』上・下巻が白水社より8月6日に刊行されます。これを記念して、誠品生活日本橋では、甘耀明さんを台湾からお招きして、評論家・川本三郎さんとの対談を8月10日(木)にオンライン&リアル開催します。

 

トークイベント「『真の人間になる(上・下)』(白水社)刊行記念 著者来日対談 台湾作家・甘耀明さん×川本三郎さん」開催概要

日本人も犠牲となった「三叉山事件」をモチーフに、ブヌン族の少年の成長を描いた『真の人間になる』は、2021年に台湾で刊行され、金鼎賞、聯合報文学大賞、台北国際ブックフェア大賞、Openbook 好書賞、紅楼夢賞など、台湾・中華圏の文学賞を多数受賞した感動の大作です。

今回のイベントでは、著者の甘耀明さんと、台湾の文化に造詣が深い川本三郎さんが、「『真の人間になる』の魅力や創作の背景」「甘耀明さんの文学の力」などについて語り合います。
なお、司会役は、本書の翻訳者で横浜国立大学名誉教授の白水紀子さんが務めます。

 

■日時:2023年8月10日(木)19:00~20:30

■場所:誠品生活日本橋内イベントスペースFORUM(東京都中央区日本橋室町3丁目2-1 COREDO室町テラス 2F)+ オンライン(zoomウェビナー)

■登壇者:甘耀明さん、川本三郎さん、白水紀子さん(司会)

■参加費:無料

★詳細&申込み
◎会場:https://seihin0810hakusuikan1.peatix.com/
◎オンライン:https://peatix.com/event/3625895

 

 
■甘耀明(カン・ヤオミン/Yao Ming Kan)さん

1972年生まれ、台湾・苗栗県出身。台中の東海大学中文系在学中に小説を書き始め、卒業後は苗栗の地方新聞の記者などをしながら小説を書きためていた。2002年「神秘列車」で寶島文学賞審査員賞、「伯公討妾」で聯合報短篇小説審査員賞を受賞するなど、このころ発表した6篇が文学賞を続けて受賞し、2003年にこれらの作品を収めた初めての短篇小説集『神秘列車』を刊行。その多彩な表現により「千の顔を持つ作家」と呼ばれて注目を集めた。

2002年、東華大学大学院に進学し修士号を取得。「新郷土文学」のホープとして、その後の活躍はめざましく、2005年、中短篇小説集『水鬼學校和失去媽媽的水獺』で「中国時報」年間ベストテン賞、中篇小説「匪神」で呉濁流文学賞、2006年「香豬」で林栄三文学賞を受賞。2009年、5年の歳月をかけて書きあげた長篇小説『鬼殺し』で「中国時報」年間ベストテン賞、台北国際ブックフェア小説部門大賞などを受賞し、〝新十年世代第一人〟の代表作と高く評価された。2015年、最新作『邦査女孩』を刊行、台湾文学賞金典賞などの賞を多数受賞。2021年『成為真正的人』(本書)を刊行し、金鼎賞、聯合報文学大賞、台北国際ブックフェア大賞、Openbook 好書賞、紅楼夢賞最優秀賞を受賞。

邦訳書に『神秘列車』『鬼殺し(上・下)』『冬将軍が来た夏』(以上、白水社)がある。

 
■川本三郎(かわもと・さぶろう)さん

評論家。1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。

1991年『大正幻影』でサントリー学芸賞、1997年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の昭和』で毎日出版文化賞と桑原武夫学芸賞、2011年『小説を、映画を、鉄道が走る』で交通図書賞、2012年『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞。

『マイ・バック・ページ』『いまも、君を想う』『成瀬巳喜男 映画の面影』『老いの荷風』『「男はつらいよ」を旅する』『サスペンス映画ここにあり』『映画の戦後』『映画の中にある如く』『「それでもなお」の文学』『そして、人生はつづく』など著書多数。

 

真の人間になる(上)
甘耀明 (著), 白水 紀子 (翻訳)

1945年夏、日本人も犠牲となった「三叉山事件」をモチーフに、ブヌン族の少年の成長を描き、台湾・中華圏の文学賞を制覇した感動の大作!

真の人間になる(下)
甘耀明 (著), 白水 紀子 (翻訳)

 
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