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【第11回大阪ほんま本大賞】高殿円さん『グランドシャトー』が受賞 特別賞にはるき悦巳さん『じゃりン子チエ 34』

OsakaBookOneProject実行委員会は、大阪の本屋と問屋が大阪ゆかりの”ほんまに読んでほしい本”を選ぶ「第11回大阪ほんま本大賞」の受賞作品を発表しました。

 

第11回大阪ほんま本大賞が決定!

第11回大阪ほんま本大賞の受賞作品は次の通りです。

 
<第11回大阪ほんま本大賞 受賞作品>

【大賞】
高殿円(たかどの・まどか)さん
『グランドシャトー』(文藝春秋)

 
【特別賞】
はるき悦巳(はるき・えつみ)さん
『じゃりン子チエ 34』(双葉社)

 
大賞を受賞した高殿円さんは、兵庫県出身。2000年『マグダミリア 三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。2013年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。主な著作に「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、「カーリー」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』『主君 井伊の赤鬼・直政伝』『政略結婚』『ポスドク!』『戒名探偵卒塔婆くん』『35歳、働き女子よ城を持て!』など。漫画原作も多数。

特別賞を受賞したはるき悦巳さんは、1947年生まれ、大阪市出身。多摩美術大学卒業。1978年『政・トラ ぶっとん音頭』でデビュー。同年、『WEEKLY漫画アクション』に『じゃりン子チエ』を発表。たちまち大ヒットとなり、アニメ化、映画化。1980年、同作品で「第26回小学館漫画賞」を受賞。主な作品に『日の出食堂の青春』『力道山がやって来た』『ガチャバイ』『じゃりン子チエ 番外篇』『帰って来たどらン猫』など。『じゃりン子チエ』は第7回大阪ほんま本大賞でも特別賞を受賞。

 

「大阪ほんま本大賞」について

大阪ほんま本大賞は、大阪の本屋と問屋の有志が立ち上げた「OsakaBookOneProject」が主催し、大阪ゆかりの「ほんまに読んで欲しい1冊」を決定する文学賞です。

なお、翌年1月末まで、大阪および関西近隣の全書店で受賞作の販促を展開し、販売期間内に書店店頭で販売された金額の一部が、大阪府社会福祉協議会を通じて行われる児童福祉施設への図書寄贈費に充てられます。

 

グランドシャトー (文春文庫)
高殿 円 (著)

●ねえさんには、秘密があった――

高度経済成長期、義父との結婚を迫られたルーはキャバレー「グランドシャトー」のNo.1ホステス真珠の家に転がり込む。
ふたりは姉妹のように仲睦まじく暮らすも、莫大な稼ぎがあるはずなのに下町の長屋に居続ける真珠を不審に思ったルーは、彼女の過去を探るが――。

“男の作った城”キャバレーが街と女の生き様を照らす、これは“ひかり”の物語。

じゃりン子チエ(34) (双葉文庫)
はるき 悦巳 (著)

カルメラ兄弟に同時に子供が出来た!
皆がお祝いムードの中、テツは出産予定日、性別を賭けた大バクチ「カルメラ記念賞」を思いつく。
負ければテツの負債は最大1億円!? そしてついに出産へのカウントダウンが始まった!! 最終巻記念の描き下ろし短編3本収録!!!

 
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