『こじらせ恋愛美術館』&『土偶を読むを読む』刊行記念!ナカムラクニオさん×望月昭秀さんトークイベントを開催
ナカムラクニオさん著『こじらせ恋愛美術館』(ホーム社/集英社)と望月昭秀さん編著『土偶を読むを読む』(文学通信)の刊行を記念して、本屋B&Bにて、ナカムラさんと望月さんによるトークイベント「”こじらせ”から考えるアートと縄文の世界」が7月20日(木)にオンライン&リアル開催されます。
トークイベント「”こじらせ”から考えるアートと縄文の世界」開催概要
今回のイベントでは、第43回サントリー学芸賞を受賞した竹倉史人さん著『土偶を読む』(晶文社)を批判・検証した『土偶を読むを読む』の編著者で、「縄文ZINE」編集長でもあるデザイナーの望月昭秀さんと、巨匠たちのこじれた恋愛と人生からアートを読み解く『こじらせ恋愛美術館』の著者で美術家のナカムラクニオさんが、お互いの「〈好きなもの〉へのアプローチ」「本の製作秘話」「パラレルキャリアな仕事ぶり」などについて語り合います。
<イベント概要>
■開催日時:2023年7月20日(木)19:30~21:30 (19:00オンライン開場)
■場所:本屋B&B(東京都世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F) + オンライン(Zoom)
■参加方法:以下のいずれかのチケットを購入してください。
◎来店参加(数量限定・1ドリンク付き):2,750円(税込)
◎配信参加:1,650円(税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『こじらせ恋愛美術館』1,980円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『こじらせ恋愛美術館』1,980円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『土偶を読むを読む』2,200円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『土偶を読むを読む』2,200円(いずれも税込)
◎サイン入り書籍つき配信参加:1,650円+書籍『こじらせ恋愛美術館』1,980円+書籍『土偶を読むを読む』2,200円+配送手数料520円(いずれも税込)
◎サインなし書籍つき配信参加:1,650円+書籍『こじらせ恋愛美術館』1,980円+書籍『土偶を読むを読む』2,200円+配送手数料520円(いずれも税込)
※「書籍つき配信参加」の場合、書籍はイベント後の発送となります。
★詳細&申込み:https://bookandbeer.com/event/20230720_kaj/
登壇者プロフィール
■ナカムラクニオさん
1971年生まれ、東京都出身。東京・荻窪の「6次元」主宰、美術家。
日比谷高校在学中から絵画の発表をはじめ、17歳で初個展。現代美術の作家として山形ビエンナーレ等に参加。金継ぎ作家としても活動している。
著書に『村上春樹語辞典』『古美術手帖』『モチーフで読み解く美術史入門』『洋画家の美術史』『こじらせ美術館』など。
■望月昭秀(もちづき・あきひで)さん
1972年生まれ、静岡県出身。本のデザイン、広告、パッケージデザインなどを手掛ける「ニルソンデザイン事務所」代表。都会の縄文人のためのマガジン、フリーペーパー「縄文ZINE」編集長。
著書に『蓑虫放浪』『縄文人に相談だ』『縄文力で生き残れ』『土から土器ができるまで』など。
こじらせ恋愛美術館 ナカムラ クニオ (著) 恋愛から読み解くと、芸術はもっと楽しい。 カミーユとロダン、ダ・ヴィンチ、ローランサン、ジョージア・オキーフ、ロートレック、フジタ、ポロック、モネ、ミケランジェロ……みんな愛しきダメ恋愛! 【目次】 |
土偶を読むを読む 望月 昭秀 (著, 編集), 小久保拓也 (著), 山田 康弘 (著), 佐々木 由香 (著), 山科 哲 (著), 白鳥兄弟 (著), 松井 実 (著), 金子 昭彦 (著), 吉田 泰幸 (著), 菅 豊 (著) 「土偶の正体」は果たして本当に解き明かされたのか? 考古学の実証研究とイコノロジー研究を用いて、土偶は「植物」の姿をかたどった植物像という説を打ち出した本書は、NHKの朝の番組で大きく取り上げられ、養老孟司ほか、各界の著名人たちから絶賛の声が次々にあがり、ついに学術書を対象にした第43回サントリー学芸賞をも受賞。 「『専門家』という鎧をまとった人々のいうことは時にあてにならず、『これは〇〇学ではない』と批判する“研究者”ほど、その『○○学』さえ怪しいのが相場である。『専門知』への挑戦も、本書の問題提起の中核をなしている」(佐伯順子)と評された。 しかし、このような世間一般の評価と対照的に、『土偶を読む』は考古学界ではほとんど評価されていない。それは何故なのか。その理由と、『土偶を読む』で主張される「土偶の正体」、それに至る論証をていねいに検証する。 考古学の研究者たちは、今、何を研究し、何がわかって、何がわからないのか。専門家の役割とは一体なんなのか、専門知とはどこにあるのか。『土偶を読む』を検証・批判することで、さまざまな問題が見えてくる。本書は、縄文研究の現在位置を俯瞰し、土偶を読み、縄文時代を読む書でもある。 執筆は、望月昭秀、金子昭彦、小久保拓也、佐々木由香、菅豊、白鳥兄弟、松井実、山科哲、山田康弘、吉田泰幸(順不同)。 【『土偶を読む』の検証は、たとえれば雪かきに近い作業だ。本書を読み終える頃には少しだけその道が歩きやすくなっていることを願う。雪かきは重労働だ。しかし誰かがやらねばならない。(望月昭秀)…はじめにより】 |
<参考>
土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎 竹倉 史人 (著) 第43回サントリー学芸賞 社会・風俗部門受賞! 「考古学×イコノロジー研究」から気鋭の研究者が秘められた謎を読み解く、スリリングな最新研究書。 ・縄文時代に大量に作られた素焼きのフィギュア=「土偶」。 ・一般的な土偶の正体として ・本書では〈考古学の実証研究〉(データ)と〈美術史学のイコノロジー研究〉(図像解釈学)によってハート形土偶から縄文のビーナス、そして遮光器土偶まで名だたる国内の「土偶の真実」を明らかにする。 そこには現代につながる縄文人たちの精神史が描かれていた。 |
【関連】
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