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『アマゾンのふしぎな森へようこそ!』刊行記念!南研子さん×長倉洋海さんトークイベントを開催

南研子さん著『アマゾンのふしぎな森へようこそ!――先住民の声に耳をすませば 』(合同出版)の刊行を記念して、ジュンク堂書店池袋本店にて、著者の南研子さんとフォトジャーナリストの長倉洋海さんによるトークイベント「アマゾン先住民の知恵に今を生き抜くヒントがあるのか!?」が2月5日(月)に開催されます。

 

トークイベント「アマゾン先住民の知恵に今を生き抜くヒントがあるのか!?」開催概要

日本から2万キロ離れたブラジル・アマゾンの森の中、なかまとともに、豊かな社会を築き、気候変動の影響による環境変化、“文明社会”による森や文化の破壊などにも対応し、伝統的な暮らしを未来につなぐ人びとがいます。電気もガスも水道もない、お金は通用せず、文字もないけれど、感じる力を頼りに豊かな文化を受け継ぎます。

 
彼らとともに2000日以上を過ごした南研子さんと、アマゾンをはじめとした辺境の地を取材し続けているフォトジャーナリスト・長倉洋海さんが語り合い、アマゾンの人びとの暮らしや知恵から日本に暮らす私たちが学ぶこと、人新世と呼ばれる現代を生き抜くヒントを探します。

 
■開催日時:2024年2月5日(月)19時30分開演(19時開場)

■場所:ジュンク堂書店池袋本店 4階 MJ BOOK CAFE(東京都豊島区南池袋2-15-5)
〔HP〕https://honto.jp/store/detail_1570019_14HB320.html

■登壇者:南研子さん(熱帯森林保護団体(RFJ)代表)、長倉洋海さん(フォトジャーナリスト)

■参加費:2,000円
※イベント当日、受付で現金にてお支払いください。

■定員:先着30名

■申込み方法:ジュンク堂書店池袋本店1階サービスカウンターもしくは電話(TEL:03-5956-6111)にて受付け

■主催:ジュンク堂書店 池袋本店

■主なトーク内容(予定)
◎「あるがまま」の先住民の暮らしから学べること
◎アマゾンの人びとは、皆歌い、踊り、工芸品をつくる
◎「地球の肺」熱帯雨林の破壊

 

登壇者プロフィール

 
■南研子(みなみ・けんこ)さん

特定非営利活動法人熱帯森林保護団体(RFJ)代表。女子美術大学油絵科卒業後、NHK「ひょっこりひょうたん島」などの番組で美術制作を担当。1989年イギリスの歌手スティングのツアーに同行したアマゾンの先住民のリーダー、ラオーニと出会ったことをきっかけにこれまで通算35回アマゾンへ渡り、先住民とともに暮らし、支援活動を続けている。2014年1月に毎日新聞「地球未来賞」を受賞。

著書に『アマゾン、インディオからの伝言』(2000年)、『アマゾン、森の精霊からの声』(2006年、ともにほんの木)など。

 
■長倉洋海(ながくら・ひろみ)さん

1952年生まれ。世界各地の紛争地やアマゾン、シベリアなどの辺境の地を取材。土門拳賞、講談社出版文化賞・写真賞などを受賞。

最新作に『草原が大好き ダリアちゃん』(アリス館)、『地球に謳うー長倉洋海が出会った人と風景』(日本写真企画)などがある。

2015年より実家を使って、世界で出会った人と受講生をつなぐ場として「長倉商店塾」を開講している。2023年9月に映画「鉛筆と銃―長倉洋海の眸」が東京都写真美術館で公開され、現在、各地を巡回している。

 

アマゾンのふしぎな森へようこそ!: 先住民の声に耳をすませば
南研子 (著)

日本から2万キロ離れたブラジル・アマゾンの森の中。
色鮮やかなオウムたちが空を舞い、木に目をやるとナマケモノと目が合い、川の中洲でワニが日向ぼっこ、カメやカワウソが遊びにきていて、遠くの方にはヒョウは水を飲みにくる――
まるでおとぎの国のような場所で、先住民たちは、なかまとともに、森の生き物とともに、あらゆる精霊とともに、自分なりに心地よく“あるがまま”に暮らしています。電気もガスも水道もない、お金は通用せず、文字もないけれど、感じる力を頼りに人びとは豊かな文化を受け継ぎます。
気候変動の影響による環境変化、“文明社会”による森や文化の破壊などにも社会全体で議論して対応し、伝統的なくらしを未来につなぎます。

「ジャングルがなくなればインディオは死ぬ。そしていずれはお前たちの社会も滅びる」
34年前のラオーニ(カヤポ族の長老)の言葉(本書 P.20)
「この地球は限りある資源でバランスよく保っているのに、そのテンポを早めたら、自然の決まりごとが崩れてしまう。そのツケは必ず人間に回ってくるというのに」 メガロン・チュカハマエ(カヤポ族のリーダー)の言葉(本書 P.153~154)

氷河期にも緑のジャングルが残り、たくさんの生き物の避難場所となったアマゾンの人びとの知恵に、日本に暮らす私たちが持続可能な社会をつくり、人新世を生き抜く答えヒントがあります。

 


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