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2023年本屋大賞2位『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒さん×チェリスト横坂源さん「本と音楽の素敵な出会い」を開催

安壇美緒さん著『ラブカは静かに弓を持つ』(集英社)

安壇美緒さん著『ラブカは静かに弓を持つ』(集英社)

公益財団法人静岡県文化財団・グランシップでは、4月12日に発表された「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2023年本屋大賞」(NPO本屋大賞実行委員会事務局主催)において2位となった、作家・安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』をテーマにした、「本と音楽の素敵な出会い~ラブカは静かに弓を持つ~」の公演を10月15日(日)にグランシップで開催します。

今回、2023年本屋大賞2位受賞を祝し、グランシップ友の会会員(会費無料)限定で同公演のチケット特別先行販売を決定しました。

 

「本と音楽の素敵な出会い~ラブカは静かに弓を持つ~」 公演概要

今回のイベントでは、作家・安壇美緒さんと、チェロ・横坂源さんによる、トークと演奏を楽しめます。

 
■日時:2023年10月15日(日)14:00開演

■会場:グランシップ 中ホール・大地

■出演:安壇美緒さん(作家)、横坂源さん(チェリスト/静岡県浜松市在住)、浦久俊彦さん(ナビゲーター)

■チケット:全席指定/一般3,800円 こども・学生1,000円 ※未就学児入場不可

★詳細:https://www.granship.or.jp/visitors/news/detail.php?id=2829

 
<チケット特別先行販売について>

4月17日(月)10:00~5月7日(日)18:30まで、グランシップ友の会(会費無料)会員限定でチケットの先行販売を行います。
グランシップチケットセンター窓口、電話(054-289-9000)、グランシップホームページよりお申し込みください。

★詳細&申込み:https://www.granship.or.jp/visitors/event/detail.php?id=3024

 

出演者プロフィール

 
■安壇美緒(あだん・みお)さん

撮影:HAL KUZUYA

撮影:HAL KUZUYA

1986年生まれ、北海道出身。早稲田大学第二文学部卒業。2017年『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。

著書に、北海道の女子校を舞台に思春期の焦燥と成長を描いた『金木犀とメテオラ』がある。2022年5月の刊行にされた小説第3作となる本書で2022年12月に第6回未来屋小説大賞を、2023年1月には第25回大藪春彦賞を受賞。

 
■横坂源(よこさか・げん)さん

静岡県浜松市在住。桐朋学園女子高等学校(男女共学)、同ソリストディプロマ・コースを経て、シュツットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。

2002年、全日本ビバホール・チェロコンクール史上最年少で第1位受賞。2010年、ミュンヘン国際音楽コンクール第2位受賞。室内楽部門では2009年に全ドイツ学生音楽コンクールで第1位受賞。これまでに出光音楽賞(2005年)、齋藤秀雄メモリアル基金賞(2008年)、ホテルオークラ音楽賞(2012年)を受賞。

13歳で東京交響楽団とソリストデビュー。2019年/2020年に演奏活動20年を迎え、ドイツでWurth PhilharmonikerとS.スヴィリドフのチェロ協奏曲「つばき」の新作委嘱・世界初演と、東京交響楽団(齋藤友香理さん指揮)との日本初演を行い、日本フィルハーモニー交響楽団(山田和樹さん指揮)とM.ルグランのチェロ協奏曲の日本初演を果たした。

 

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2023年本屋大賞」について

「本屋大賞」は、新刊書の書店(オンライン書店も含む)で働く書店員の投票で決定。過去一年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票。

また「本屋大賞」は発掘部門も設けている。この「発掘部門」は既刊本市場の活性化を狙ったもので、過去に出版された本のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと書店員が思った本も選ばれている。

2023年の一次投票には全国の471書店より書店員615人、二次投票では333書店、書店員422人が投票。二次投票ではノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票し、10作品の順位が決定された。

 

ラブカは静かに弓を持つ
安壇 美緒 (著)

深く潜れば潜るほど、主人公と自分を重ね、浅葉先生に救われ、突き刺される。
暗い深海で一筋の光にすがるように、どうか壊れてしまわないでと願いながら、一気に読み終えました。
限られた文字数では、語りきることなどできません。
この物語はこう紡がれ、奏でられるしかなかったのだと、心から感じました。
まだずっと、余韻が残響のように、自分の中で鳴り続けています。
――斉藤壮馬さん(声優)

その人は尊敬すべき師であると同時に、得がたい友人になった。
内向的な青年の冷めた視線に映し出された世界が、次第にみずみずしく光に満ちた世界に変わっていく。
たとえその前提が裏切り行為であったにしても。
――篠田節子さん(作家)

優れた演奏を聴き終えたかのような感動が胸に満ちてくる。
嘘を重ねる主人公にこうまで味方したくなるのは、
書き手の筆に嘘がないからだろう。
〈音楽の力〉によって結びつき回復してゆく人々を、
〈言葉の力〉で描ききった希有な小説。
――村山由佳さん(作家)

武器はチェロ。
潜入先は音楽教室。
傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。
『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてきた橘。
ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。
目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。
橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。
師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……

 
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