親鸞聖人生誕850年・立教開宗800年&舞台化記念!五木寛之さん『親鸞 青春篇』が豪華愛蔵版で刊行
五木寛之さんの〈国民文学〉『親鸞 青春篇』上下巻を一冊の豪華版として函に入れた特別愛蔵版が講談社より刊行されました。
若き日の親鸞聖人を描いた『親鸞』上下巻が1冊の合本に!
本書は、親鸞聖人の生誕850年・立教開宗800年、そして京都・南座による舞台化を記念しての特別出版です。円山応挙の絵に包まれた函に入っているのは、艶やかな黒地の表紙に金箔のタイトルが浮かび上がる豪華本。その生涯を絵でたどることができる「特製付録 親鸞聖人御絵伝」もセットになっています。
<『特別愛蔵版 親鸞 青春篇』あらすじ>
動乱の京都。親鸞は9歳で出家し、3年後に比叡山に入山した。が、長い修行ののち下山を決意し、法然の門下となる。数年後には師に認められ、「撰択本願念仏集」の書写を許されるが、貴族社会を巻き込んだ師の教えは、念仏禁制の裁きを受ける。法然は四国へ、親鸞は越後へ流罪に。
ライバル・黒面法師との対決や、のちに結ばれる恵信との恋愛、河原で出会った無頼の者たちとの交わりなど、若き日の親鸞を生き生きと描いた青春群像劇。
著者プロフィール
著者の五木寛之(いつき・ひろゆき)さんは、作家。1932年生まれ、福岡県出身。朝鮮半島で幼少期を送り、引き揚げ後、1952年に上京して早稲田大学文学部露文科に入学。1957年に中退後、編集者、ルポライターなどを経て、1966年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、1967年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、1976年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2002年に菊池寛賞、2009年にNHK放送文化賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞など受賞多数。
1981年から龍谷大学の聴講生となり仏教史を学ぶ。ニューヨークで発売された『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門銅賞)に選ばれた。
主な著書に『戒厳令の夜』『ステッセルのピアノ』『風の王国』、『親鸞』(三部作)、『大河の一滴』『下山の思想』など。
特別愛蔵版 親鸞 青春篇 五木 寛之 (著) 馬糞の辻で行われる競べ牛を見に行った幼き日の親鸞。怪牛に突き殺されそうになった彼は、浄寛と名乗る河原の聖に助けられる。それ以後、彼はツブテの弥七や法螺房弁才などの河原者たちの暮らしに惹かれていく。「わたしには『放埒の血』が流れているのか?」その畏れを秘めながらも、少年は比叡山へ向かう。 毎日出版文化賞特別賞受賞作。 |
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