ドストエフスキー『未成年』オンライン読書会を開催 訳者・亀山郁夫さんが登壇
紀伊國屋書店Kinoppyと光文社古典新訳文庫がコラボレーションした人気読書会がオンラインで3月24日(金)に開催されます。
今回は、ロシアの文豪ドストエフスキー著『未成年』を取り上げ、訳者・亀山郁夫さんが登壇します。聞き手は、光文社古典新訳文庫・創刊編集長の駒井稔さんです。
〈作者自身の“内的自画像”ともいえる、一人の青年が語る「偶然の家族」の物語 ドストエフスキー『未成年』の魅力 訳者・亀山郁夫さんを迎えて〉開催概要
今回の読書会では、ドストエフスキー五大長編の個人全訳を完結させた訳者の亀山郁夫さんが、本作の魅力と読みどころや、一人称小説という試みの意義について語ります。
■日時:2023年3月24日(金)18:30~20:00
■会場:Zoom(オンライン)
※案内メールを当日までにメールで連絡します(メール配信日:3月20日・3月24日の2回)
■料金:無料
■参加方法:2023年3月24日(金)18:30まで、Peatixサイト(https://peatix.com/event/3522538/view)にて参加申し込みを受付け。
★詳細:https://store.kinokuniya.co.jp/event/1677930928/
登壇者プロフィール
亀山郁夫(かめやま・いくお)さんは、1949年生まれ。栃木県出身。東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。ロシア文学者。名古屋外国語大学学長。
天理大学、同志社大学を経て1990年より東京外国語大学外国語学部助教授、教授、同大学学長を歴任。2013年より現職。専門はロシア文学、ロシア文化論。東京外国語大学名誉教授。2021年より世田谷文学館館長。
著書に、『ドストエフスキー 父殺しの文学』(NHKブックス)、『新カラマーゾフの兄弟』(河出書房新社)、『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』『ドストエフスキー 黒い言葉』(集英社新書)など多数、訳書にドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』(光文社古典新訳文庫)など。
未成年1 (光文社古典新訳文庫) ドストエフスキー (著), 亀山郁夫 (翻訳) 「ぼくはロスチャイルドになる! 」 父親も許せないが、自分も許せない。 二十歳の青年アルカージー・ドルゴルーキーの成長の記録。複雑な出生で父と母とは無縁に人生を切り開いてきた彼の目の前に、ある日、謎だらけの父親がとつぜん現れる。いったい何者なのか。心は揺れ、憎悪しつつも惹かれる日々。主人公を取り巻く魅力的な「女性」と「悪人」たちの暗躍。 |
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