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【2022年度 日本詩人クラブ三賞】日本詩人クラブ賞を山本博道さん、新人賞を北島理恵子さん、詩界賞を堀内統義さんが受賞

一般社団法人「日本詩人クラブ」は2月26日、第56回日本詩人クラブ賞および第33回日本詩人クラブ新人賞、第23回日本詩人クラブ詩界賞の受賞作を発表しました。

 

日本詩人クラブ三賞が決定!

日本詩人クラブ三賞選考委員会が2月26日に学士会館で開催され、日本詩人クラブ三賞が次の通り決定しました。

 
■第56回日本詩人クラブ賞

山本博道(やまもと・ひろみち)さん
詩集『夜のバザール』(思潮社)

〔選考委員〕
武子和幸さん(委員長)、竹内美智代さん(書記)、大掛史子さん、尾世川正明さん、柴田三吉さん、中原秀雪さん、中久喜輝男さん、

 
■第33回日本詩人クラブ新人賞

北島理恵子さん詩集『分水』(版木舎)

 
〔選考委員〕
齋藤貢さん(委員長)、渡辺めぐみさん(書記)・遠藤ヒツジさん、魚本藤子さん、田中眞由美さん、野口やよいさん、原詩夏至さん

 
■第23回日本詩人クラブ詩界賞

堀内統義さん『青い夜道の詩人 ─田中冬二の旅 冬二への旅─』(創風社出版)

〔選考委員〕
冨岡悦子さん(委員長)、網谷厚子さん(書記)、太田雅孝さん、川中子義勝さん、小林弘明さん

 
※贈呈式は4月8日(土)14時より東京グランドホテルにて開催。当日の模様はYouTubeにてライブ配信される予定です。

 

日本詩人クラブ三賞について

日本詩人クラブ三賞は、1950年に創立された日本詩人クラブが主催。1968年に「日本詩人クラブ賞」を設立。1991年に創立40周年を記念し、「日本詩人クラブ新人賞」を設立。2001年、休刊となっていた機関誌『詩界』復刊に合わせ、「日本詩人クラブ詩界賞」を設立。

 

夜のバザール
山本 博道 (著)

旅の随に

やがてピン川の下流の水門には
祈りをこめて流した灯籠が
大量の生ごみで流れ着き
未来を照らした熱気球の光は
黒焦げの燃えかすとなって
ぜんぶ地上に落ちていた
(「夢の果て」)

カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー、バングラデシュ……。
漂泊の詩人が、さまざまな土地で見聞した人々、慣習、風景をロードムービー風に構成し、詩行に昇華させた25景の羇旅詩篇。

青い夜道の詩人
堀内 統義 (著)

若き日に出会い魅せられた詩人・田中冬二。年齢を重ねるごとに奥行き深く感じる冬二の詩の世界。
著者は、その詩と文章に向き合い、その詩人としての人生、繰り返した小さな旅をたどりつつ、著者自身の「冬二への旅」を試みる。冬二の詩篇を紹介し読み解きながら、なんでもない日々の大切さをみつめ続けたこの詩人の人生とその時代が蘇る。

 
【関連】
日本詩人クラブ三賞

 


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