本のページ

SINCE 1991

本の要約サービスflierが「2022年最も読まれたビジネス書ランキング」を発表!

本の要約サービスflierが「2022年最も読まれたビジネス書ランキング」を発表!

本の要約サービスflierが「2022年最も読まれたビジネス書ランキング」を発表!

累計会員数100万人を突破した本の要約サービス「flier」を運営する株式会社フライヤーは、flier内で要約を公開している約3,000冊の書籍の中から、ユーザーの閲覧数が多かった「2022年最も読まれたビジネス書ランキング」を発表しました。

また、イオングループの「未来屋書店」とコラボし、「2022年最も読まれたビジネス書ランキング」の中からピックアップした書籍を紹介する書店フェアを全国103店舗で開催します。2023年1月10日(火)から各店舗で順次開始し、3月9日(木)まで実施予定です。

 

1位は全世界4,000万部の「大ベストセラー」!

1位に輝いたのは、2013年に発刊以来、全世界で4,000万部、国内250万部の販売部数を誇り大ベストセラーとなった『完訳 7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィーさん/キングベアー出版(FCEパブリッシング))でした。また、昨年1位に輝いた2017年発刊の『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 』(塚本亮さん/明日香出版社)が、引き続き2位にランクインしました。新刊に限らず、ロングセラーである定番書がflierを通して、新たな読者に届いていることがわかります。
 
今年は、法人単位で利用できる「flier法人版」が大きく伸びた一年でした。社員の人材育成や福利厚生に活用され、導入社数は累計670社を超え、前年比約1.5倍と急拡大しました。その影響もあり、今年のランキングは昨年と比べ、仕事に直接役立つ習慣やスキルを学ぶことができる本が並びました。

 
<2022年最も読まれたビジネス書ランキング> ※敬称略

本ランキングは「flier」の有料会員を対象に、スマホアプリおよびウェブのアクセス数(紹介書籍の要約閲覧数)を合算し順位付けしています。集計期間は2021年12月1日~2022年11月30日です。

 
1位:完訳 7つの習慣/スティーブン・R・コヴィー/キングベアー出版(FCEパブリッシング)(2013年発刊)

2位:「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 /塚本亮/明日香出版社(2017年発刊)

3位:限りある時間の使い方/オリバー・バークマン、高橋璃子(訳)/かんき出版(2022年発刊)

4位:やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ/大平信孝/かんき出版(2021年発刊)

5位:できる人は、「これ」しか言わない/大塚寿/PHP研究所(2021年発刊)

6位:1分で話せ/伊藤羊一/SBクリエイティブ(2018年発刊)

7位:トヨタの会議は30分 /山本大平/すばる舎(2021年発刊)

8位:「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた/ハック大学 ぺそ/アスコム(2022年発刊)

9位:人は話し方が9割/永松茂久/すばる舎(2019年発刊)

10位:イシューからはじめよ/安宅和人/英治出版(2010年発刊)

 

1位『完訳 7つの習慣』編集部担当からのコメント

『7つの習慣』は、先達たちによって長い歴史の中で練り上げられた人間の生き方の原則を、著者コヴィーが、わかりやすい言葉で体系化し、誰もが実践できるよう明示した手順書だ。

 
この原則に従えば、人格を磨き、自信を深め、勇気を持って人生の試練を乗り越え、実り多き豊かな人生を創造することができる。焦点は人格で、スキルやテクニックではない。時間がかかるが省略できない道であると、コヴィーは説く。

 
『7つの習慣』の唯一の問題は、自分自身の成長を強く求められるということである。現在のパラダイムを疑い、人生や人間関係の方向づけの変更を迫られることさえ少なくはない。
それでも『7つの習慣』は、1989年の米国での出版以来、世界中の多くの人たちに読み継がれてきた。2022年年間ランキング1位もそんな変化を覚悟した読者に支えられたおかげである。感謝申し上げたい。

 
この先も『7つの習慣』に、人生を本当の意味で充実させ、価値ある貢献をして生きる指針を探す素晴らしい読者との出会いが続くことを、心から願ってやまない。

 

2022年、定番のロングセラーが1位に ビジネス書に求められたのは「「できる人」になるためのヒント」

(本の要約サービスflier(フライヤー)編集部より)

2022年に最も読まれたのは、全世界のビジネスパーソンを成功へと導いてきた『完訳 7つの習慣』で、こちらはフライヤーの創業1年後からすでにラインナップにあったロングセラーです。10位の『イシューからはじめよ』も、フライヤー設立当初から読み継がれている本。また、6位の『1分で話せ』、9位の『人は話し方が9割』は毎年ランキングの上位に入ってくる「常連」です。
これらは、フライヤーの屋台骨を支えてきた「間違いのない名著」。フライヤー会員が100万人を突破したタイミングで、そうした本に改めて注目が集まったことを示すランキングとなりました。

また、2位の『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』は2021年の1位ですし、同じく2021年に公開された7位の『トヨタの会議は30分』も急浮上しました。このように、既刊のベストセラーに注目が集まる傾向は、近年ずっと続いています。

会員数100万人ともなると多様な世代、背景のメンバーも増えています。話題性のある新刊書籍だけでなく、間違いのない定番書をまだ読んだことがない、あるいは改めて読んでみたいと感じた人もたくさんいるはずです。

今後も、既刊から新刊まで幅広く、さらなるラインナップの充実に心がけて参ります。

 
また、2022年は、アフターコロナ、ウィズコロナを意識した「仕事の進め方」について、いまだ変化しながらも着地点を探っていくような一年になりました。今回のランキング上位書目を眺めてみても、環境適応力の高い「できる人」になるための「習慣」「時間の使い方」「話し方・聞き方」への関心が高いことがうかがえます。それも、メリハリのある社会人生活を送るのに長く効いてきそうな内容ばかりです。

 
1位の『完訳 7つの習慣』は、よく売れている「習慣本」の王道です。自分の内面を変えるために、どう日々の行動を工夫していけばいいかが、7つのポイントで具体的に整理されています。小手先のテクニックに頼らず、深いところで自分を見つめ、土台から作り直してしまうのです。先行き不透明なVUCAの時代だからこそ、多くの方に求められているのでしょう。

 
2位は、2021年度で1位に輝き、今年度も多くの方に読まれた習慣本、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』でした。「やろうと思っていたのに、面倒になってしまった」という経験は誰しもあるはずです。そんな「やれない人」である自分の殻を破り、「すぐやる人」になるためにうってつけの1冊です。

 
3位は、2022年6月に刊行されてから、多くの方に読まれている人生の書、『限りある時間の使い方』です。TOP3の中では、この書籍だけが唯一2022年刊行の新刊になります。コロナ禍によって家にいる時間が増え、自分の今後の人生や、本当はやりたかったことに目を向けることも多くなりました。残された時間を思い、いますぐにでも時間の使い方を見直したくなる1冊が見事ランクインしました。

 
そのほかにも、『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ力』『できる人は、「これ」しか言わない』のような「できる人」本や、『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』『1分で話せ』『人は話し方が9割』といった、コミュニケーションへの関心の高さを思わせる本が相変わらず注目されていた1年でした。

 

「flier(フライヤー)」について

flier(フライヤー)は、 ビジネス書を中心とした本の内容を「1冊10分」に要約してアプリやWebで閲覧できるサービスです。新刊を中心に旬の本や既刊の名著を毎日1冊、年間365冊配信しています。

 
flier(フライヤー)の最大の特長は「書評(レビュー)」ではなく「要約」である点です。書き手の主観が入る書評とは異なり、著者の主張や論理(重要ポイントや全体像)を忠実にまとめ、読者に伝えます。書評でないため、出版社と著者から要約の許可を得る必要があり、要約した原稿にも目を通してもらうことで、高品質なサービスを提供しています。

 
要約の文字量は4,000字ほどで、10分程度で読める工夫をしています。「flier」には、新刊(掲載書籍の8割)を中心に、毎日1冊の要約文をアップ。現在3,000冊超(2022.10)を掲載しています。要約記事は自社の編集者に加えて、経験豊富な外部ライター約50人が作成します。

★URL:https://www.flierinc.com/

 

完訳 7つの習慣 人格主義の回復
スティーブン・R.コヴィー (著), フランクリン・コヴィー・ジャパン (翻訳)

『7つの習慣 成功には原則があった! 』が、スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に新たに訳し直され、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』として刊行いたします。

日本語に翻訳されて17年。ベストセラーの「7つの習慣」を、なぜ新たに訳し直さなければならなかったのか。そしてどう変わったのでしょうか。

●不透明な時代だからこそ人格主義!
今回の『完訳 7つの習慣』刊行に際して、著名な方々にインタビューさせていただきました。その中で、皆さんから言われる共通のポイントは、実は「副題が今までオリジナルのものではなかった」ということをお伝えしたことに対する反応です。それは「人格主義の回復」ですとお話すると、皆さん「なるほど! 」とうなられるのです。この言葉を聞いて、それは今の時代の流れに合っていると確信しました。「人格主義の回復」はコヴィー博士本来の意図であり、そのミッションに基づいて『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を世に出すことは非常に大きな意味があると考えています。

●変わらない軸で激動の時代を乗り切る
人格主義の土台となるのが、時代を通して変わらない軸となる原理原則です。コヴィー博士は、今回の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』に収録した「はじめに」の中で、時代が変われば「7つの習慣」も変わるのかという問いに対して、いや、これは原理原則なので、時代が変わるからこそ、逆に変わらない軸となり支えとなっていくと答えられています。むしろ今日の激動の時代だからこそ、多くの人たちが変わらない軸を必要としており、「7つの習慣」が日本人に受け入れられた結果として、現行版が168万部にもなったのだと思います。

●コヴィー博士の想いをきちんと伝えていくこと
今回やりたかったことは、『7つの習慣』というブランドの浸透より、コヴィー博士をブランドとして確立することです。アメリカではピーター・ドラッカーとスティーブン・R・コヴィー博士の知名度はあまり変わらないのですが、残念ながら日本での知名度に大きな差があります。コヴィー博士の名前をきちんと伝えていくこと、そして『7つの習慣』を知っていただく必要があります。コヴィー博士が考えていた本当の「7つの習慣」を伝えるため、またコヴィー博士というブランドを確立するため、コヴィー博士本来の哲学や思想を一番大切するために、新たに訳し直したのです。

●原著に忠実にかつ老若男女にもわかりやすい翻訳
新たに翻訳し直す際の基準は、とにかく原書に忠実ということです。とは言いながら読者は日本人ですから、日本語としてわかりやすいことが大前提となります。この2つを軸に、習慣名も含めて聖域は持たずに完全にゼロベースで、コヴィー博士が本当に伝えたいと思っていることが伝わる訳になるよう徹しました。もう一つの指針として、現行版はビジネスパーソンを意識して翻訳され、それはサブタイトル「成功には原則があった! 」にも反映されていますので、今回はより幅広い読者にも理解できるわかりやすい訳を心がけました。私たちは、「7つの習慣」を子ども向けに展開した『7つの習慣ティーンズ』やより一般読者向けに展開した『まんがと図解でわかる7つの習慣』など、かなりプロダクトラインも増え、多岐にわたって『7つの習慣』を紹介しています。そういう点でも、老若男女すべての日本国民が親しめる『7つの習慣』という点も意識しました。

●コヴィー博士の意図を生かした習慣名に変更
コヴィー博士本来の意図を伝えるために、習慣名も2つを除いて変えました。まず第1の習慣「主体性を発揮する」は原著では「Be Proactive」であり、「Be=なる」というニュアンスを生かして「主体的である」と訳し直しました。そして、第2の習慣は原著の「Begin with the End in Mind」に込められたコヴィー博士の意図を汲んで「終わりを思い描くことから始める」に変更しました。第3の習慣も原著の「Put First Things First」に込められた想いを生かして、「最優先事項を優先する」としました。第4の習慣「Win-Winを考える」は変わりません。大きく変わったのが第5の習慣です。原著の「Seek First to Understand, Then to be Understood」の「Seek」の「求めていく」というニュアンスを出して「まず理解に徹し、そして理解される」としました。第6の習慣は今では「シナジー」が一般的であり、また原著の「今生み出す」というニュアンスを生かして「シナジーを創り出す」に改めました。最後に第7の習慣「刃を研ぐ」は現行通りです。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です