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絵本を通して多様な「平和」のかたちに出会える企画展「えほんでへいわ?展」を開催

企画展「えほんでへいわ?展」を開催

企画展「えほんでへいわ?展」を開催

ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区)は、「絵本の日」である11月30日(水)より、企画展「えほんでへいわ?展 ~絵本って、平和の参考書かも。~」を開催します。

 

絵本から平和のヒントを見つけて、自分なりの平和について考える体験展示

ITOCHU SDGs STUDIOを運営する伊藤忠商事株式会社は、多様な夢を次世代へ繋ぐ一助として、各国拠点のスタッフが現地で集めた「外国語の絵本」を、創業の地である滋賀県の図書館へ寄贈する取り組みを行なっています。そのような背景もあり、「絵本」を通じた次世代育成、SDGs貢献をテーマに、同社のSDGsに関わる活動の発信拠点であるITOCHU SDGs STUDIOにて、今回の企画展示を開催する運びとなりました。

 
今回の展示は、「絵本って、平和の参考書かも。」をコンセプトに、絵本を読みながら、それぞれにとっての平和の在り方を見つけることができる体験型展示です。

誰かを思いやる想像力、周りに流されない勇気、自分とは違うものを受け入れるやさしさなど、今を生きるすべての人に通じる「平和へのヒント」が絵本には詰まっています。実際に絵本を手に取って読めることはもちろん、会場に展示した「もんだい」と「かいとうれい」に触れることで、自分なりの平和についての考えを深めることができます。

本展示のコンセプトに賛同した書店チェーン「有隣堂」、各出版社、作家の方々の協力を得て、多くの絵本を展示。お子さんはもちろん、大人の皆さんにとっても、平和の大切さ・難しさ・不思議さについて考えるきっかけを提供します。

 

「えほんでへいわ?展 ~絵本って、平和の参考書かも。~」開催概要

■期間:2022年11月30日(水)~2023年2月19日(日)11:00~18:00
〔休館日〕毎週月曜日 ※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館となります。また、12月26日(月)~1月4日(水)は休館となります。

■会場:ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)

■料金:入館料無料

■主催:ITOCHU SDGs STUDIO
■協力:株式会社有隣堂

★詳細:https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/20221124.html

 

「えほんでへいわ?展」展示内容 詳細

本展示に賛同した多くの作品を中心に、子どもにも大人にも楽しめる絵本を展示。「平和とはこういうもの」と決めつけるのではなく、多様な平和の在り方に触れてもらい、自分や大切な人と「平和」について考え、最後には自分なりの「平和の絵本」をつくる体験をすることができます。

 
(1) 多様な「平和へのヒント」が詰まった絵本展示

「平和」をテーマに有隣堂さんが選書した絵本を手に取って読むことができます。誰もが一度は読んだことのある名作から最新作まで、多様な平和のヒントが詰まった絵本たち。子どもだけでなく大人も、ハッと驚かされたり、グッと感動したり、それぞれの好きな作品を見つけてください。

(展示作品一覧)※順不同/敬称略
◎『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』 作:フィリス・ゲイシャイトー/ミム・グリーン 絵:デイヴィッド・ウォーカー 訳:福本友美子 出版社:岩崎書店
◎『しろくまのパンツ』 作:tupera tupera 出版社:ブロンズ新社
◎『ルピナスさん』 作:バーバラ・クーニー 訳:掛川恭子 出版社:ほるぷ出版
◎『海のアトリエ』 作:堀川理万子 出版社:偕成社
◎『もう ぬげない』 作:ヨシタケシンスケ 出版社:ブロンズ新社
◎『ちびゴリラのちびちび』 作:ルース・ボーンスタイン 訳:岩田みみ 出版社:ほるぷ出版
◎『プラスチックマン』 作:きよたけいこ 出版社:みらいパブリッシング
◎『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』 作:トーベン・クールマン 訳:金原瑞人 出版社:ブロンズ新社
◎『モチモチの木』 作:斎藤隆介 絵:滝平二郎 出版社:岩崎書店
◎『きみとぼくがつくるもの』 作:オリヴァー・ジェファーズ 訳:tupera tupera 出版社:ほるぷ出版
◎『ことばコレクター』 作:ヒ゜ーター・レイノルズ 訳:中川千尋 出版社:ほるぷ出版
◎『さかなくん』 作:しおたにまみこ 出版社:偕成社
◎『しあわせなときの地図』 作:フラン・ヌニョ 絵:ズザンナ・セレイ 訳:宇野和美 出版社:ほるぷ出版
◎『スイミー』 作:レオ・レオニ 訳:谷川俊太郎 出版社:好学社
◎『アリューシャン・マジック』 作:あべ弘士 出版社:のら書店
◎『もこ もこもこ』 作:谷川俊太郎 絵:元永定正 出版社:文研出版
◎『ピン・ポン・バス』 作:竹下文子 絵:鈴木まもる 出版社:偕成社

 
(選書協力:有隣堂さんコメント)
このたび有隣堂では、本企画展の「平和=戦争の「反対」」というだけではない「平和」の捉え方に深く賛同いたしました。本企画展は、絵本という身近な作品を通して「平和」を考える素敵な機会となることと思います。様々な角度から「平和」にアプロ―チできるよう、多様なテーマの絵本を選ばせていただきました。自分を大事にすること、誰かに手を差し出すこと、あるいはもっと単純に、あたたかい思い出をもつことや新しい可能性にわくわくしたりすることも「平和」につながるのだと考えます。
有隣堂では期間中(クリスマス後~1月中旬)に企画展と連動した絵本フェアも開催致します(※一部店舗を除く)。このたびの取り組みが、「平和とは自分たちのものである」ということを知るきっかけになるようにと願っています。

 
(2) 「平和」への考えを深める「もんだい」と「かいとうれい」展示

絵本にはそれぞれ、平和の在り方を問いかける「もんだい」と、絵本の中から見つかる「かいとうれい」がセットで展示されています。

「なぜ人は、だれかを抱きしめるのか?」「この星の生きものを大切にするために必要なことは?」「みんなが自分らしくいられるためには、どうすればいい?」といった、普遍的で多様な平和を考えるきっかけとなる「もんだい」たち。気になるものがあったら、一緒に展示している絵本と「かいとうれい」を参考に、自分なりの平和を考えてみてください。

 
(3) 世界各国から集まった「海外の絵本」の展示

伊藤忠商事は、次世代育成・地域貢献の活動として、創業の地である滋賀県の図書館へ「外国語の絵本」を寄贈する取り組みを行なっており、同取り組みを通して集まった海外絵本の一部を展示します。

琵琶湖周辺の豊富な水源と、都市部へのアクセスの良さにより工場が集積する滋賀県には、外国籍の方が3万人以上在住している一方、外国にルーツのある子どもたちが楽しめる外国語の絵本が゛足りていないという課題がありました。そこで、同社の世界中の拠点から現地の絵本を集め、2021年12月のクリスマスに行った22か国18言語326冊の寄贈に続き、本年は38か国29言語749冊の絵本を贈呈しました。言語や文化を超えた、多様な夢を次世代へ繋ぐ一助となる取り組みとして継続しています。

 
(4) 自分なりの絵本を作れる展示

展示の最後には、表紙と挿絵を選び、自分の言葉を組み合わせて物語を紡ぐことで、自分だけの絵本をつくる体験型展示を用意しています。近年飛躍的に進歩したAI画像生成(Text to Imageモデル:文章をもとに人工知能が画像を自動生成する仕組み)を活用して、様々な言葉から250種類以上の絵本の挿絵となるイラストを作成。そのイラストが入ったページの中から自分の好きなものを4枚選んで、自分だけの絵本をつくれるというもの。

会場にある「もんだい」と「かいとうれい」、そして展示している絵本を読むことで平和について考えを深めた後につくる自分だけの絵本には、きっと自分だけの平和へのヒントが詰まっているはずです。

(挿絵ページの例)

(挿絵ページの例)

 
【関連】
えほんでへいわ?展@ITOCHU SDGs STUDIO|ITOCHU SDGs

 


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