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喜多みどりさんの札幌が舞台の人気グルメ小説『弁当屋さんのおもてなし』を実写ドラマ化 主演は久保田紗友さん

喜多みどりさん著『弁当屋さんのおもてなし』が実写ドラマ化

喜多みどりさん著『弁当屋さんのおもてなし』が実写ドラマ化

札幌市出身の喜多みどりさんによる、札幌が舞台の人気グルメ小説『弁当屋さんのおもてなし』が北海道テレビ(HTB)で実写ドラマ化され、2023年春に4話連続放送されます。

札幌の路地裏に佇む弁当屋「くま弁」を舞台に繰り広げられる、ハートウォーミングなグルメドラマ「弁当屋さんのおもてなし」はHTB開局55周年の記念となる作品で、主人公の久保田紗友さんら札幌出身の3人が主要キャストとして出演します。

 

HTB開局55周年ドラマ「弁当屋さんのおもてなし」

「くま弁」のセット前で撮影・左からユウ役・飯島寛騎さん、主人公の小鹿千春役・久保田紗友さん、常連客の黒川晃役・戸次重幸さん (C)HTB

「くま弁」のセット前で撮影・左からユウ役・飯島寛騎さん、主人公の小鹿千春役・久保田紗友さん、常連客の黒川晃役・戸次重幸さん (C)HTB

失恋で傷心のなか、札幌に転勤となった主人公でコールセンター勤務のOL<小鹿千春>を演じるのは、キー局のドラマでも引っ張りだこの若手実力派女優の久保田紗友さん。「くま弁」の弁当を食べて、生きる力を取り戻していくという、主人公の心の変化を等身大の姿で演じます。

 
相手役となる弁当屋「くま弁」の店員<大上祐輔(ユウ)>役には、こちらも札幌出身で、数々の作品で実績を重ねる若手俳優・飯島寛騎さんが決定。「チャンネルはそのまま!」に続くHTB制作ドラマ出演となりますが、前回の真面目な新入社員役とは変わり、今回は食べた人の心をほどく、魔法の弁当の作り手で、ミステリアスな好青年という新たな役どころに挑みます。

 
さらに、「くま弁」の常連客として登場する、<黒川晃>役には、TEAM NACSの戸次重幸さんが決定。中学生の娘に振り回されながらも、主人公・千春とユウの変化を、あたたかく見守るシリーズ全体のキーパーソンになります。

 
【あらすじ】

BBQはジンギスカン、シメにはパフェなど、独自の食文化を育んできた北海道。この物語はそんな北海道・札幌の小さな弁当屋「くま弁」が舞台。

恋人に二股をかけられどん底状態のまま、東京から札幌へ転勤して来たOLの千春(久保田紗友さん)。ある夜、路地裏にひっそりと佇む弁当屋「くま弁」で、ミステリアスな天才料理人・ユウ(飯島寛騎さん)と出会う。なぜか千春の注文とは異なる「鮭かま」弁当を作るユウ。
しかし、千春のためを思って作られたこの特別なお弁当は、千春の凍った心を解かしていき・・・。

やがて、ユウの優しいお節介から作られたお弁当は「魔法のお弁当」と評判に。そして、くま弁には悩めるお客が訪れるようになる。控えめだった千春もいつしか「くま弁」に訪れる人々の内なる願いをユウの魔法のお弁当と共に叶えてゆくようになるのだった。

海道食材がふんだんに使われる絶品お弁当と素敵なお節介で、おなかも心も満たされる北のお弁当ものがたり!

 

「弁当屋さんのおもてなし」主要キャスト

 
◆小鹿千春(こじか・ちはる)役:久保田紗友(くぼた・さゆ)さん

久保田紗友さん

久保田紗友さん

恋人に裏切られ、失意のどん底のなか東京から札幌に転勤してきた、コールセンター勤務のOL。
「くま弁」でユウの作った弁当に出会ったことで、生きる力と勇気を取り戻していく。

(久保田紗友さんプロフィール)
北海道札幌市出身。2000年1月18日生まれ。
ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS)、「わげもん~長崎通訳異聞~」(NHK)、「ホリミヤ」(MBS)、「トモダチゲームR4」(テレビ朝日)、「雪女と蟹を食う」「僕の姉ちゃん」(テレビ東京)や、映画「サヨナラまでの30分」「モルエラニの霧の中」「藍に響け」など次々と話題作に出演。舞台では、パルコ・プロデュース2022「VAMP SHOW」に出演し、2023年3月にはオールナイトニッポン55周年×ヨーロッパ企画「たぶんこれ銀河鉄道の夜」にて舞台初主演を控えている。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍し、様々な役を個性的に演じ、強い印象を残している。

<会見コメント(抜粋)>
HTB55周年を記念したドラマで主演を務めさせて頂けるということで、北海道出身として、とても嬉しく本当に光栄です。
現場の雰囲気がすごくいいので、キャスト・スタッフの皆さんと、見て下さる方の心が少しでも癒せるようなドラマが作れたらと思いながら、日々撮影に挑んでいます。千春は、ものすごく心が傷ついた状態で東京から北海道に来るんですけど、そこで飯島さん演じるユウくんの思いやりの詰まったお弁当を食べて、元気を取り戻していきます。本来の千春は、明るくて面倒見がよくて、自然と周りの人が助けてくれるような人物なので、見て下さる方にとても愛されるキャラクターになるようにしたいなと思いながら、監督を信じて演じています。ドラマのキーになる食べるシーンは、これから撮影していくので、大切に演じていきたいです。

 
◆大上祐輔(おおかみ・ゆうすけ=ユウ)役:飯島寛騎(いいじま・ひろき)さん

飯島寛騎さん

飯島寛騎さん

弁当屋『くま弁』の店員。ミステリアスな雰囲気の好青年。

(飯島寛騎さんプロフィール)
北海道札幌市出身。1996年8月16日生まれ。
2015年ジュノンスーパーボーイコンテストでグランプリを受賞。2016年に「仮面ライダーエグゼイド」の主演でデビュー。WOWOWオリジナルドラマ「オカルトの森へようこそ」、「警視庁・捜査一課長season6」(テレビ朝日)、映画「ブレイブ-群青戦記-」、「愛唄-約束のナクヒト-」ほか、2019年にはHTB制作で日本民間放送連盟賞テレビ部門グランプリを獲得したドラマ「チャンネルはそのまま!」にも出演。映画、ドラマ、CMで活躍する一方、HTBの情報番組「イチモニ!」などにもたびたび出演、鮮烈な輝きを放つ。

<会見コメント(抜粋)>
『チャンネルはそのまま!』に続き、今回もHTBさんのドラマに参加させて頂くことになりました。食事がテーマということで北海道の魅力をしっかり日本中・世界中に伝えていけたらなと思っています。ユウ君は紳士的なキャラクターなので、どういう言葉遣いでお客様を安心させるか、という点などは、撮影に入る前から考えていました。撮影が始まって、“こういうのがユウ君らしいかな”というのが見つかってきました。これから大切なシーンもたくさん出てきますので、大事に演じたいと思っています。ぜひ画面の前の皆様が心温まるような作品を届けられたらなと思います。楽しみにしていてください。

 
◆黒川晃(くろかわ・あきら)役:戸次重幸(とつぎ・しげゆき)さん

戸次重幸さん

戸次重幸さん

弁当屋『くま弁』の常連客。中学生の娘がいる。

(戸次重幸さんプロフィール)
北海道札幌市出身。1973年11月7日生まれ。
演劇ユニット「TEAM NACS」メンバー。舞台、映画、ドラマ、バラエティー番組などを中心に全国的に活動中。
舞台では出演の他脚本も手掛けており、TEAM NACSの本公演の他、2014年には自身のかねてからの夢であった一人芝居で脚本・出演に挑戦し、全国7カ所32公演を務め上げた。「仮面ライダーリバイス」への出演や書き下ろし小説「ONE」も発刊するなど活動の幅は多岐に渡る。現在、NHK総合「SONGS」(ナレーション)、HTB「ハナタレナックス」「おにぎりあたためますか」にレギュラー出演中。

<会見コメント(抜粋)>
仮面ライダー俳優の戸次重幸です(笑)。 HTBさんは私を含めTEAM NACSが本当にお世話になっている局でございまして、自分の局=“My局”という風に私は意識しているんですけども、その“My局“の周年ドラマに、5人の中で、私に白羽の矢が立ったということは本当に嬉しく光栄に思っている次第でございます。寒い時期で撮影が大変な時もありますが、キャストスタッフ一丸となって楽しいものを作り上げておりますので皆様どうかご期待下さい。黒川という役は、くま弁さんの常連客なんですよ。様々なシチュエーション、色んな事件が巻き起こるんですけど、巻き起こるたびにコイツ(黒川)がいるんですよ。家族でも親戚でもない、ただの常連客なんですけど、すっごい絡んでいくんです。友達も超えて家族みたいな気持ちのつながりで挑んでいるので、そういったところは芝居には多分に出ていると思います。

 
なお、会見では、初共演となる3人が互いの印象を語る場面も――――――――

久保田さん「戸次さんが現場に入った瞬間から、もう空気が一気に華やかになるんですよ。とてもすごい人です。大尊敬できる方です。」
飯島さん「僕もお会いするのは初めてで、僕も仮面ライダーを元々やっていたので、初めてお会いしたとき「会いたかったよ!」っていわれて(笑)。現場では尊敬できる地元のパワフル兄貴って感じです。」
戸次さん「(会見の前に)2人にカレーとラーメンおごっておいてよかったよ(笑)」「同じ札幌出身ってこんなにもこっちが勝手に親近感がわくものなのか、と。普通に普段東京でお仕事しているとそんな座組はなかなかないんですよ。今回って100%そう(札幌出身)だから、その時点で僕はウッキウキでこの現場に来まして。実際にお話ししたら本当に真摯にまじめにひたむきに向き合っている久保田さんと飯島君と、毎日本当に楽しくて、すごいフレッシュで素敵な方々だなという印象です。」

また、撮影のために作られている弁当についての質問では――――――――
星プロデューサー「このドラマの料理監修は、若手シェフのナンバー1決定戦で日本一になりました、CHEF-1グランプリ初代王者の下國伸(しもくに・のぶ)シェフにお願いしております。
飯島さん演じるユウは天才料理人の役で、元フレンチ出身のシェフという設定です。そのため、下國さんにはフランス料理からの発想で、北海道の食材をどうみるかということを突き詰めて、全体のお弁当をコーディネートしていただいております。すでに食べる長尺のシーンを1回終えまして、みなさん召し上がっております。おいしかったですか?」
久保田さん「おいしくてお昼ごはんもそれを食べました。」
飯島さん「僕もカットがかかってから、全部食べました。」
戸次さん「私はもう、そのあと“ご自由にどうぞ”ってスタッフルームに置かれただし巻き卵を、ほとんど食べました。本当においしかったよね。」
久保田さん「おいしかったです。」
飯島さん「おいしかったです。」

 
<プロデューサー 星悠平さん(HTB)コメント>

11月21日にクランクインをして、撮影は非常に快調でございます。初共演とは思えないほどにお三方が非常に仲睦まじく、ジモトークが咲き誇る現場となっております。作品でも温かい空気感をそのまま映像に収められたらなと思っております。この作品のテーマは“食べることは生きること”、としています。誰にとっても身近な“お弁当”を通して、人と人とが温めあう、まさに我々の現場のような作品を視聴者の皆様にも届けられたらなと思っております。

 

原作者プロフィール

著者の喜多みどり(きた・みどり)さんは、札幌市出身。第1回角川ビーンズ小説大賞を受賞し、『天空の剣』(書き下ろし)にてデビュー。

2017年5月に「弁当屋さんのおもてなし」シリーズ第1巻の『弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま』を発行。以降、シリーズとして第6巻まで、さらに第7巻からは「弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇」と主役を変えて刊行。第1巻はこれまで16版にわたり発行され、シリーズ累計30万部(文庫・コミックスの紙・電子含む)の人気作品となっている。

代表作に「光炎のウィザード」シリーズ、「デ・コスタ家の優雅な獣」シリーズなど多数。

★Twitter:https://twitter.com/kitamidori2003

 

ドラマ「弁当屋さんのおもてなし」番組概要 〔敬称略〕

■放送日時:2023年春 4話連続ドラマ(30分枠)北海道ローカル

■制作スタッフ
演出:平尾由佳子(HTB)
脚本:山本透
エグゼクティブプロデューサー:橋本秀利(HTB)
プロデューサー:星悠平・東雅子・佐々木淳一・野沢和寿(HTB)

■制作著作:HTB北海道テレビ

★番組ホームページ:https://www.htb.co.jp/bento_omotenashi/

 

弁当屋さんのおもてなし ほかほかごはんと北海鮭かま (角川文庫)
喜多 みどり (著)

あなたが本当に食べたいものはなんですか?願いが叶うお弁当、召し上がれ。

「あなたの食べたいもの、なんでもお作りします」恋人に二股をかけられ、傷心状態のまま北海道・札幌市へ転勤したOLの千春。仕事帰りに彼女はふと、路地裏にひっそり佇む『くま弁』へ立ち寄る。そこで内なる願いを叶える「魔法のお弁当」の作り手・ユウと出会った千春は、凍った心が解けていくのを感じて――?おせっかい焼きの店員さんが、本当に食べたいものを教えてくれる。おなかも心もいっぱいな、北のお弁当ものがたり!

 
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