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『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』刊行記念!著者・奥野克巳さん×国分拓さんトークイベント「ボルネオとアマゾンの森と人間をめぐって」を開催

奥野克巳さん著『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』

奥野克巳さん著『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』

人類学者・奥野克巳さんが現代における様々な社会問題や事象を“文化人類学”の視点で読み解いていく『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』が辰巳出版より刊行されました。

これを記念して、丸善ジュンク堂書店では奥野克巳さんとNHKディレクター/ノンフィクション作家の国分拓さんによるトークイベント「ボルネオとアマゾンの森と人間をめぐって」を11月7日にオンライン&リアル開催します。

 

人新世、シェアリング、多様性、ジェンダー、LGBTQ…現代における様々な社会問題や事象を “文化人類学”の視点で読み解いていく『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』

本書は、ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」との日々を描いたエッセイ『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』(亜紀書房)が話題となった人類学者・奥野克巳さんによる最新の“文化人類学”の入門書です。

 
シェアリング、生物多様性、ジェンダー、LGBTQ、贈与、マルチスピーシーズ、デザイン思考…といったホットワードを人類学の視点で取り上げ、《人新世》と呼ばれる現代を生き抜くためのヒントを、文化人類学を通して学んでいく一冊です。

 
【主な項目】
・地球規模の時間で人類を考える
・近親相姦の禁止が「家族」と「社会」を作った!?
・ボノボの全方位セックスは「子殺し」回避のため?
・複数の父親がいるベネズエラのバリ社会
・贈与と交換から人間の生き方を考える
・「ありがとう」という言葉を持たないプナンの人たち
・キエリテンの神話が語るリーダーの資質
・儀礼によって私たちは人生を生きる
・ボルネオ島先住民ブラワンは二度死体処理をする
・無礼講のコミュニタスが日常を活性化する
・自閉症の少年を癒すシャーマニズム
・人とカムイと熊が一体となるアイヌのアニミズム
・現代にも息づく呪術の世界
・人新世の時代に多種から考える
・人間中心主義を問い直す――人類学の存在論的転回
・自らを野に解き放つ「旅」としての文化人類学
など

 

オンライントークイベント「ボルネオとアマゾンの森と人間をめぐって」開催概要

今回のイベントでは、ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」と長らく行動をともにしてきた人類学者・奥野克巳さんと、ドキュメンタリー「ヤノマミ~奥アマゾン 原初の森に生きる~」などを制作したNHKディレクターでノンフィクション作家でもある国分拓さんが、ボルネオとアマゾンの森の人々や世界について語り合います。

 
■開催日時:11月7日(月)19:30~21:00

■開催場所:オンライン+ジュンク堂書店池袋本店4F喫茶(東京都豊島区南池袋2-15-5)

■チケット
◎視聴チケット:1,650円(税込)
◎書籍付き視聴チケット:2,860円+送料370円(税込)
◎サイン入り書籍付きチケット:2,860円+送料370円(税込)
◎来店チケット:2,000円(税込)

■チケット販売期間:2022年11月7日(月) 18:30まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-221107

 

登壇者プロフィール

 
■奥野克巳(おくの・かつみ)さん

1962年生まれ。立教大学異文化コミュニケーション学部教授。

1982年メキシコ先住民の村に滞在、1983年バングラデシュで上座部仏教僧となり、1984年トルコを旅し、1988~1989年インドネシアを一年間放浪。1994~1995 年ボルネオ島焼畑民カリス、2006年以降同島狩猟民プナンのフィールドワークを行う。

単著にに『一億年の森の思考法』『絡まり合う生命』『モノも石も死者も生きている世界の民から人類学者が教わったこと』『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』など。共著・共編著に『マンガ人類学講義』『今日のアニミズム』『モア・ザン・ヒューマン』など。共訳書にエドゥアルド・コーン著『森は考える』、ティム・インゴルド著『人類学とは何か』など。

 
■国分拓(こくぶん・ひろむ)さん

1965年生まれ、宮城県古川市(現大崎市)出身。1988年早稲田大学法学部卒業。NHKディレクター。手がけた番組に「ヤノマミ」「あの日から1年 南相馬 原発最前線の街に生きる」「ガリンペイロ 黄金を求める男たち」「最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」「ボブ・ディラン ノーベル賞詩人 魔法の言葉」「北の万葉集 2020」など。

著書『ヤノマミ』で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞、大宅壮一ノンフクション賞を受賞。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

これからの時代を生き抜くための 文化人類学入門
奥野 克巳 (著)

「人新世」というかつてない時代を生きるには、
《文化人類学》という羅針盤が必要だ。

ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」と行動をともにしてきた人類学者による、“あたりまえ”を今一度考え直す文化人類学講義、開講!!

【内容】
本書は、ボルネオ島の狩猟採集民「プナン」との日々を描いたエッセイ『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』が話題となった人類学者・奥野克巳による、私たちの社会の“あたりまえ”を考え直す文化人類学の入門書になります。
シェアリング、多様性、ジェンダー、LGBTQ、マルチスピーシーズ…といったホットワードを文化人類学の視点で取り上げ、《人新世》と呼ばれる現代を生き抜くためのヒントを、文化人類を通して学んでいく一冊です。

 
【関連】
11/7 『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』刊行記念 奥野克巳さん×国分拓さん特別対談 ボルネオとアマゾンの森と人間をめぐって – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


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