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哲学者・清水高志さん〈異色の仏教論〉『空海論/仏教論』刊行記念トークイベントを開催

哲学者・清水高志さん著『空海論/仏教論』が以文社より刊行されました。これを記念して、丸善ジュンク堂書店梅田店にて、清水高志さんによるトークイベント「仏教は、今日?」が6月25日(日)にオンライン&リアル開催されます。

 

「仏教は、今日?/『空海論/仏教論』刊行記念・清水高志先生トークイベント」 開催概要

今回のトークイベントでは、フランス哲学、現代思想を探究してきた清水高志さんによる異色の仏教論『空海論/仏教論』の刊行を記念して、本書を著者自身が解説します。

 
■開催日時:2023年6月25日(日)15:00~16:30
※配信終了から1週間、アーカイブ配信あり

■開催場所:オンライン + MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店7F「Salon de 7」(大阪府大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町 地下1階~7階)

■チケット
◎視聴チケット:1,650円(税込)
◎視聴チケット+書籍『空海論/仏教論』:3,960円+配送料(税込)
◎来店チケット:1,650円

■チケット販売期間:2023年6月25日(日)14:00まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70065-230625

 

著者プロフィール

清水高志(しみず・たかし)さんは、東洋大学教授。井上円了哲学センター理事。専門は哲学、情報創造論。

著書に『実在への殺到』(水声社、2017年)、『ミシェル・セール 普遍学からアクター・ネットワークまで』(白水社、2013年)、『セール、創造のモナド ライプニッツから西田まで』(冬弓舎、2004年)、共著に『今日のアニミズム』(奥野克巳との共著、2021年)、訳書にミシェル・セール『作家、学者、哲学者は世界を旅する』(水声社、2016年)、G.W.ライプニッツ『ライプニッツ著作集第II期 哲学書簡 知の綺羅星たちとの交歓』(共訳、工作舎、2015年)などがある。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

空海論/仏教論
清水 高志 (著)

「近代合理主義の諸問題を超克する最先端の現代哲学を鏡として、龍樹が説く縁起の論理や、唯識、華厳等の真意を明かしつつ、空海『吽字義』の深秘な思想とその現代的な意義を精細に論じた衝撃の一書!」(竹村牧男)

ミシェル・セールの研究者としてフランス哲学、現代思想を探究してきた著者による、構造的存在論による仏教論の試み。ウッダーラカ・アールニ、プラトン、ナーガールジュナからレヴィ=ストロース、そして現代哲学までを総動員しながら、仏教を思考する本書は、まさに西洋哲学・思想と東洋哲学・思想の交差であり、哲学と仏教の対話、その試みの最前線である。
前著『今日のアニミズム』(文化人類学者・奥野克巳との共著)ではテトラレンマをはじめとする仏教の思想と論理に着目し、トライコトミーという原理が提唱されたが、本書では初期仏教から空海の密教思想に至るまで、さらにその探究の射程を広げていく。
東西の人類による知的営為の2500年にわたる歴史を遡行しながら、仏教が見いだした画期とは何だったのかを問いかけ、とりわけ難解とされる空海の理論的テキスト『吽字義』の精読を通じて、現代哲学としての空海を描き出す。

第一部には上七軒文庫で開催・配信された講義「二辺を離れる」(聞き手:師茂樹、亀山隆彦)を加筆修正した「上七軒講義」を掲載、第二部には、著者渾身の書き下ろしである空海『吽字義』に関する論考を収録。

【目次】

第一部 二辺を離れるーー上七軒講義(聞き手:師茂樹、亀山隆彦)
第二部 『吽字義』考

 
【関連】
6/25 仏教は、今日?/『空海論/仏教論』刊行記念・清水高志先生トークイベント – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


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