本のページ

SINCE 1991

山下紘加さん×倉本さおりさんトークイベント「読むこと、書くこと」を開催 山下紘加さん選書フェアも

山下紘加さん著『あくてえ』

山下紘加さん著『あくてえ』

ignition galleryは、『あくてえ』で第167回芥川賞候補となった山下紘加さんと、書評家の倉本さおりさんのトークイベント「読むこと、書くこと」を10月7日(金)にオンライン&リアル開催します。
また、山下紘加さんによる選書フェアも9月29日(木)~10月31日(月)の期間、東京・世田谷で開催します。

 

トークイベント「山下紘加+倉本さおり『読むこと、書くこと』」開催概要

今回のイベントでは、書評家・倉本さおりさんが、少年の人形への愛と衝動を描いた『ドール』で2015年に文藝賞を受賞し鮮烈なデビューを果たし、今年『あくてえ』で芥川賞候補となった山下紘加さんと書評家・倉本さおりさんが、山下さんの創作論を掘り下げるべく語り合います・

 
■開催日時:19時30分~21時(開場 19時)

■会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10 鈴木ビル3F/三軒茶屋駅徒歩5分)+ 配信

■料金
◎来店参加:2,000円(定員16名)
◎配信参加:1,000円
※すべて見逃し配信(1ヶ月)付き

★詳細&申込み:https://ignitiongallery.tumblr.com/post/696090754361245696/山下紘加-倉本さおり読むこと書くこと

 

登壇者プロフィール

 
■山下紘加(やました・ひろか)さん

1994年生まれ、東京都出身。2015年『ドール』で第52回文藝賞を受賞しデビュー。著書に『ドール』『クロス』『エラー』『あくてえ』(すべて河出書房新社)がある。

 
■倉本さおり(くらもと・さおり)さん

1979年生まれ。書評家。共同通信文芸時評「デザインする文学」、週刊新潮「ベストセラー街道をゆく!」連載中。小説トリッパー、ダ・ヴィンチにてブックレビューを担当中のほか、文芸誌、週刊誌、新聞各紙で書評やコラムを中心に執筆。『文學界』新人小説月評(2018)、毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」(2019)、文藝「はばたけ! くらもと偏愛編集室」(2019~21)。

TBS「文化系トークラジオLife」サブパーソナリティ。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)、『韓国文学ガイドブック』(Pヴァイン)など。

 

山下紘加さん選書フェアも開催!

選書フェアでは、山下紘加さんがこれまでに影響を受けた12冊を選び、それぞれにコメントを寄せています。

 
■期間:2022年9月29日(木)~10月31日(月)

■会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分)

★詳細:https://ignitiongallery.tumblr.com/post/696090754361245696/山下紘加-倉本さおり読むこと書くこと

 

あくてえ
山下紘加 (著)

あたしの本当の人生はこれから始まる。小説家志望のゆめは90歳の憎たらしいばばあと母親と3人暮らし。
ままならなさを悪態に変え奮い立つ、19歳のヘヴィな日常。

エラー
山下紘加 (著)

「読む飯テロ。胸焼けするほどの臨場感」
「タイトルの意味の凄まじさに感じ入る」
「この面白さは読んで!!としか言えない。体験型の小説」
――驚嘆の声、続々!圧巻のフードファイト小説

「私は、私の底を知りたい――」常人離れした容量の胃袋を持ち、大食い大会番組を四連覇中の一果(いちか)。若く可愛く食べる姿が美しいクイーンとして人気を誇るが、思わぬ相手に敗北し……

クロス
山下紘加 (著)

「女装しているきみが好き」と彼は言う。
それは女?男?それとも、私?
異才の20代文藝賞作家が描く異性装者(クロスドレッサー)の物語

解放と迷宮。
性の揺らぎだけではない、
これは「存在」の物語。
――中村文則(作家)

あなたといる私も、他の人といる私も私。
どの私も、私の真実。
マナは不自由でとっても自由だ。
――秋元才加(女優)

私はどちらの性で、どんな立ち位置で、彼を愛せばいいのだろう。
警備会社で働く28 歳の「私」は、結婚していながら関係を続けていた浮気相手との悪戯をきっかけに、女性装にのめりこむ。
ストッキングを履いたり、自らの手でメイクを施したりと女性性に寄り添うような生活は、「私」に新鮮な喜びと自由をもたらす。
あるとき女の姿で訪れたバーで、タケオと名乗る男に出会い、強烈に惹かれていくが――。

ドール
山下紘加 (著)

僕はユリカを愛していたんです。愛なんです。先生とか、クラスの連中には、わからない愛。僕は真剣でした。真剣なことを、気持ち悪いなんて言わないで欲しい。時代を超えて蠢く少年の「闇」と「性」への衝動。第52回文藝賞受賞作。

 
【関連】
山下紘加+倉本さおり『読むこと、書くこと』

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です