「三服文学賞」が我妻俊樹さん×平岡直子さん短歌入門クロストーク「起きられない朝のための短歌入門」を開催
佐賀県嬉野市の温泉旅館・和多屋別荘が主宰する「三服文学賞」は第2回の応募開始に合わせて、「書く愉しみ」を応援するビギナー向けイベントを開催します。
三服文学賞は、嬉野温泉が文学の生まれる地になることを目指し、お茶と本を愉しむための書店「BOOKS&TEA 三服」の開業1周年を機に設立した文学賞。2024年1月22日(月)より募集が始まる「第2回三服文学賞」では、多くの方に応募いただくために、多彩なゲストを招いた、“書く“を応援するイベントを「BOOKS&TEA 三服(さんぷく)」で実施します。
記念すべき初回イベントは『起きられない朝のための短歌入門』が話題の歌人の我妻俊樹さんと平岡直子さんによるクロストークです。
我妻俊樹さん×平岡直子さん「起きられない朝のための短歌入門」開催概要
いま、短歌をはじめる人が増えています。2023年11月に刊行された対談形式の短歌入門書『起きられない朝のための短歌入門』は早くもベストセラーとなり、短歌や創作に興味のある読者のあいだで大きな反響を呼んでいます。
今回は『起きられない朝のための短歌入門』著者で歌人の我妻俊樹さんと平岡直子さんが九州に初上陸!おふたりがこれまで詠んできた作品を振り返りながら、クロストーク形式でお話しいただきます。
「短歌を作るときはどんなことに気を付ければいいの?」「作ったあとはどうすればいいの?」といった入門的なテーマはもちろん、短歌だけにとどまらず、「頭をひねってみても何も思いつかない!」「自分の作品に自信がもてない!」などなど、創作に悩める多くの人におすすめの内容です。
■日時:2024年1月21日(日)12:30‐13:30
■場所:BOOKS&TEA三服(佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙738 和多屋別荘内)
■登壇者:我妻俊樹さん、平岡直子さん
■参加費:無料
■詳細&申込み:https://peatix.com/event/3805292
登壇者プロフィール
■我妻俊樹( あがつま・としき)さん
1968年生まれ、神奈川県出身。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子さんとネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。
2005年「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。著書に『奇談百物語 蠢記』(竹書房怪談文庫)などがある。
■平岡直子(ひらおか・なおこ)さん
歌人。1984年に神奈川県に生まれ、長野県に育つ。2006年、早稲田短歌会に入会し、本格的に作歌をはじめる。
2012年、連作「光と、ひかりの届く先」で第23回歌壇賞を受賞。2021年に歌集『みじかい髪も長い髪も炎』を刊行、同歌集で第66回現代歌人協会賞を受賞。2022年には川柳句集『Ladies and』を刊行。2023年から現代短歌社賞の選考委員を務める。現在「外出」同人。
三服文学賞とは
三服文学賞は、お茶と本を愉しむための書店「BOOKS&TEA 三服(さんぷく)」を館内に開業した旅館・和多屋別荘が主宰する温泉旅館発の新しい文学賞です。「暮らしのなかで書く時間を愉しむ」という理念のもと創設。三服や嬉野温泉に関わりのある7つの事柄をテーマに文学作品を募集します。
大賞受賞者には“三服作家”としてライターインレジデンスの権利を進呈。和多屋別荘に宿泊し、三服で執筆活動を行う権利が1年間得られるなど和多屋別荘があなたの執筆活動を全面的に応援します。また、大賞作品をもとにオリジナル書籍を制作します。
三服文学賞は温泉旅館から生まれた暮らしに「書く愉しみ」を取り入れる文学賞です。
足湯に浸かるように気軽にご参加くださいませ。
★三服文学賞 公式サイト:https://wataya.co.jp/sanpuku_bungakusyo/
起きられない朝のための短歌入門 我妻俊樹 (著), 平岡直子 (著) 我妻俊樹と平岡直子が対談形式で送る、ストレンジャー(よそ者)のための短歌入門 <扱われるテーマ> 短歌は最低限の日本語を解し、一から三十一までの数をかぞえることができればつくることができる。最初の一首をつくるのは難しくない。次の一首をつくるのも難しくないかもしれない。難しいのは、自分の短歌を物足りなく感じはじめたときだ。なにを、どう書くべきなのか。自分の文体とはなんなのか。それは究極的には自分で定型との関係のなかにみつけていくしかないものだが、ヒントとして、脳をこじあけて強制的にまぶしい光を浴びせてくるような言葉がこの本のなかにひとかけらでもあればいいと思う。 他の入門書を読んでなんだかしっくりこなかったり、短歌で道に迷ってしまったと感じている人がこの本を読んで、なにかしら励まされるところがあったとしたらとてもうれしい。 |
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