【第10回ハヤカワSFコンテスト】小川楽喜さん「標本作家」が受賞　特別賞に塩崎ツトムさん

早川書房は9月7日、第10回ハヤカワSFコンテストの選考結果を発表しました。

「第10回ハヤカワSFコンテスト」受賞作品が決定！

第10回ハヤカワSFコンテストは、9月5日に最終選考会が開催され、次の通り受賞作品が決定しました。

 
＜第10回ハヤカワSFコンテスト　受賞作品＞

■大賞
小川楽喜（おがわ・らくよし）さん
「標本作家」

■特別賞
塩崎ツトム（しおざき・つとむ）さん
「ダイダロス」

 
大賞を受賞した小川楽喜さんは、1978年生まれ。和歌山県出身。
特別賞を受賞した塩崎ツトムさんは、1988年生まれ。埼玉県出身。明治大学農学部卒業。なお、塩崎さんは昨年の第9回でも最終候補入りしています。

選考委員は、東浩紀さん、小川一水さん、神林長平さん、菅浩江さん、塩澤編集部長。詳しい選評は『SFマガジン』12月号（10月25日発売）に掲載されます。受賞作のあらすじ等は、https://www.hayakawa-online.co.jp/new/2022-09-07-155948.html をご覧ください。

受賞作は早川書房より2023年1月に単行本で刊行される予定です。

 
なお、第10回ハヤカワSFコンテストの最終候補作は以下の5作品でした。

【最終候補作品】
◎「標本作家」（小川楽喜さん）
◎「ダイダロス」（塩崎ツトムさん）
◎「スランバー・デイズ」（江島周さん）
◎「アクアリウム・ララバイ」（麻上柊さん）
◎「白のマチエール」（小田明宜さん）

ハヤカワSFコンテストについて

「ハヤカワSFコンテスト」は、早川書房が主催する、中篇から長篇までを対象としたSF作品を公募する文学賞です。今後のSF界を担う新たな才能の発掘することを目的としています。

受賞者には賞金100万円が贈られ、受賞作品は早川書房より単行本及び電子書籍が刊行されます。

 
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