【第8回大藪春彦新人賞】花邑あきらさん「女衒事業者」が受賞 映像化奨励賞もW受賞
徳間書店は11月1日、作家・大藪春彦さんの業績を称え創設された「第8回大藪春彦新人賞」の受賞作を発表しました。
第8回大藪春彦新人賞の受賞作が決定!
第8回大藪春彦新人賞の選考会が10月30日に徳間書店内で開催され、応募総数256編の中から、次の通り受賞作が決定しました。
<第8回大藪春彦新人賞 受賞作品>
花邑あきら(かむら・あきら)さん
「女衒事業者」 400字詰め原稿用紙換算80枚
受賞者の花邑あきらさんは、1975年生まれ、大阪府出身。
選考委員は、今野敏さん、馳星周さん、徳間書店文芸編集部編集長。
なお、本年度より「大藪春彦新人賞 映像化奨励賞」が創設されました。「映像化にふさわしい」という観点で、最終候補作品の中から特別選考委員1名と徳間書店映像化推進委員会の合議にて1作品決定します。本年度の特別選考委員は、原田眞人さんです。
本年度の大藪春彦新人賞映像化奨励賞は、第8回大藪春彦新人賞受賞者である花邑あきらさんの「女衒事業者」が同時受賞となりました。
大藪春彦新人賞および映像化奨励賞の贈賞式は2025年3月に第27回大藪春彦賞とともに行われる予定です。受賞者には大藪春彦賞選考委員会と後援の徳間書店から正賞として賞状、 副賞として100万円が贈られます。
大藪春彦新人賞について
大藪春彦新人賞は、「大藪春彦賞」第20回を記念して創設。冒険小説、ハードボイルド、サスペンス、ミステリーを根底とするエンターテインメント小説を公募する新人文学賞です。
大藪春彦賞選考委員会が主催、徳間書店が後援。
【大藪春彦新人賞 歴代受賞作】
2018年 第1回 赤松利市さん「藻屑蟹」
2019年 第2回 西尾 潤さん「愚か者の身分」
2020年 第3回 青本雪平さん「ぼくのすきなせんせい」
2021年 第4回 野々上いり子さん「葱青」
2022年 第5回 浅沢 英さん「夜会」
2023年 第6回 天羽 恵さん「日盛りの蝉」
2024年 第7回 安孫子正浩さん「等圧線」
<現在、「第9回大藪春彦新人賞」候補作品を募集中!>
■応募締め切り:2025年4月25日(当日消印有効)
★詳細:https://www.tokuma.jp/company/cc1951.html
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