宮本亞門さん・山田ルイ53世さん・町田そのこさん・キンタロー。さんらの不登校・いじめ体験をマンガ化!棚園正一さん『マンガで読む 学校に行きたくない君へ』が刊行
自身も不登校の経験があるマンガ家・棚園正一さんによる『マンガで読む 学校に行きたくない君へ』がポプラ社より刊行されました。本書はロングセラー『学校に行きたくない君へ』(4万部)の姉妹編です。
宮本亞門さん・山田ルイ53世さん・町田そのこさん・キンタロー。さんら16名の先輩が語る生き方のヒントとは?
全国の小中学校における不登校の子どもの数は、8年連続で増加し、過去最多の19万6127人となっています(2020年度)。中学生の24人に1人、小学生の100人に1人です。2021年度の数字は、まだ出ていませんが、さらに増えるのではないかと予想されています。
子どもとその家族にとっての「正解」を探す手がかり、ヒントになればと願い、このたび、16名の方たちの経験がマンガになりました。
宮本亞門さん、サヘル・ローズさん、山田ルイ53世さん、田口トモロヲさん、内田樹さん、町田そのこさん、キンタロー。さんらは、不登校・いじめを経て、どう「自分の生き方」を見つけたのか。16名の人生のターニングポイントが描かれています。
著者の棚園正一さんも、不登校を経験し、『学校へ行けない僕と9人の先生』などで自身の経験をマンガで描き、各地で講演もしています。そのなかで、不登校の原因・理由はさまざまで、こうしたらいいという、すべての人にあてはまる「正解」はない、ということに気づいたそうです。
いま、まさに悩んで立ち止まっている、子どもたちに読んでもらえるように、すべての漢字にルビをふっています。学校に行けないと悩み苦しんでいる子どもたちとその家族に本書を通して、
〈人生に「正解」なんてない〉
というメッセージを届けたい!と思っています。
マンガに登場する方たちからのメッセージ
「悔みすぎず、まっすぐ前を見て歩いていく。」キンタロー。さん
「自分にウソをつかなくてもいい。」宮本亞門さん
「どんな境遇だろうが、人間は可能性に溢れている。」サヘル・ローズさん
「なりたい自分よりなれた自分。そうやって一歩ずつ進んでいく。」山田ルイ53世さん
「没頭できるものがひとつでも見つかったら、それにすがって生きてみる。」田口トモロヲさん
「目の前のことを受け入れ取り組むことが、人生にとって最善の道になる。」内田樹さん
「あなたの事を認めて好きでいてくれる人は必ずいる。」町田そのこさん
著者・棚園正一さんからのメッセージ
自分の不登校の経験をマンガで描いて、それをきっかけに講演会などでたくさんの人と出会い、あらためて気づいたことがあります。それは、不登校の原因・理由は様々で、どうしたらいいかという正解や特効薬なんてないということ。だからこそ『マンガで読む 学校に行きたくない君へ』が少しでもみなさんのヒントになれば嬉しいです。
著者プロフィール
著者の棚園正一(たなぞの・しょういち)さんは、1982年生まれ。愛知県出身。13歳の時にマンガ家・鳥山明さんに出会い、マンガ家を志す。
著書に、不登校だった自身の経験を描いた『学校へ行けない僕と9人の先生』『学校へ行けなかった僕と9人の友だち』などがある。NHK「ウワサの保護者会」をはじめメディア出演も多数。不登校をテーマとした講演も各地で行っている。
マンガで読む 学校に行きたくない君へ: 不登校・いじめを経験した先輩たちが語る生き方のヒント 棚園 正一 (著) 人生に「正解」なんてない。 |
<姉妹編>
学校に行きたくない君へ 全国不登校新聞社 (編集) 覚えておいてほしい。 樹木希林、荒木飛呂彦、西原理恵子、リリー・フランキー、辻村深月…… 世のため、人のためは考えず、ただ「私」が救われるために、話を聞きたい人に取材をする。 |
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