本のページ

SINCE 1991

伊藤亜紗さん×村瀨孝生さん『ぼけと利他』刊行記念!トークイベント「ぼけの側から世界を見る」を開催

伊藤亜紗さん・村瀨孝生さん著『ぼけと利他』

伊藤亜紗さん・村瀨孝生さん著『ぼけと利他』

伊藤亜紗さん・村瀨孝生さん著『ぼけと利他』が9月15日にミシマ社より刊行されます。これを記念して、伊藤亜紗さんと村瀨孝生さんのトークイベントが9月19日にオンライン&リアル開催されます。

 

『ぼけと利他』について

【書籍内容】

“「利他」の問題を考えるときに、お年寄りとかかわることは究極な感じがしています(伊藤亜紗さん)”

本書では、美学者と特別養護老人ホーム「よりあいの森」施設長、二人の「タマシイのマジ」が響き合った、圧巻の往復書簡36通を収録。

ぼけは、病気ではない。 自分と社会を開くトリガーだ――

自分のしたことが本当の意味で相手のためになる、というのは、おそらく私たちが思うよりもずっと不思議で、想定外に満ちた出来事なのでしょう。ほとんど、奇跡だと言ってもいい。
――伊藤亜紗さん(はじめに)

お年寄りたちは、思想信条に依らないアナキズムと、人格や宗教に依らない許しを発揮し、場をつくり始めると言えるでしょう。そのように時折シンクロします。大方は揉めながらバラバラのままに一緒にいる。いるしかない。なんか、まじめで滑稽でしょ。好きなんです。
――村瀨孝生さん(3通目)

 
〔本書の目次〕

第1章 どうしたら一緒にいることができるのか? 2020年秋
第2章 人と言葉をケアする居場所としての「しゃべり」 2020?2021年冬
第3章 共感でも反感でもない、ぼ~っとする 2021年春
第4章 変化は「戸惑いと待ちの溜まり場」で起こる 2021年夏
第5章 深まるぼけがもたらす解放と利他 2021年秋
第6章 心とシンクロしない体を生きる 2021~2022年冬
第7章 生身の痕跡を手紙に残す 2022年春

 

〈伊藤亜紗×村瀨孝生『ぼけと利他』刊行記念対談「ぼけの側から世界を見る〉開催概要

今回のイベントでは、2020年9月~2022年4月に36通の往復書簡を交わした伊藤亜紗さんと村瀨孝生さんが久々に対面し、語り合います。

 
■日時:2022年9月19日(月・祝)18:00~19:30

■会場:ブックスキューブリック箱崎店2F(福岡市東区箱崎1-5-14)+オンライン配信(アーカイブ有り)
※会場の定員は30名

■出演:伊藤亜紗さん、村瀨孝生さん

■参加費
◎会場参加:税込2,500円(1drink付)or 税込5,000円(1drink+書籍付)※ブックスキューブリック箱崎店にて開催・受付
◎配信参加:税込2,200円 ※ミシマ社 MSLive!にて配信・チケット販売

★参加方法など詳細
◎会場:http://bookskubrick.jp/event/9-19
◎オンライン:https://mishimasha.com/news/1411/

 

出演者プロフィール

 
■伊藤亜紗(いとう・あさ)さん

東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授。マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。専門は美学、現代アート。

主な著作に『ヴァレリー 芸術と身体の哲学』『目の見えない人は世界をどう見ているのか』『どもる体』『記憶する体』『手の倫理』など多数。

 
■村瀨孝生(むらせ・たかお)さん

1964年生まれ、福岡県飯塚市出身。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。1996年から「第2宅老所よりあい」所長を務める。2015年4月より特別養護老人ホーム「よりあいの森」施設長。

著書に『ぼけてもいいよ』『看取りケアの作法』『おばあちゃんが、ぼけた。』『シンクロと自由』など多数。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

ぼけと利他
伊藤亜紗 (著), 村瀨孝生 (著)

 
【関連】
9/19(月祝)伊藤亜紗×村瀨孝生『ぼけと利他』刊行記念対談「ぼけの側から世界を見る」を開催します | 福岡の書店・本屋|ブックスキューブリック[BOOKSKUBRICK]
9/19(月祝)伊藤亜紗×村瀨孝生『ぼけと利他』刊行記念対談「ぼけの側から世界を見る」開催します! | ミシマ社


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です