【第3回塚本邦雄賞】山崎聡子さん『青い舌』が受賞 特別賞に『文庫版 塚本邦雄全歌集』の島内景二さん
短歌研究社は、短歌という文学の可能性を広げ、深化させ得た短歌歌集に贈られる「第3回塚本邦雄賞」の受賞作を発表しました。
第3回塚本邦雄賞が決定!
第3回塚本邦雄賞の受賞作品は、次の通りです。
<第3回塚本邦雄賞 受賞作品>
【塚本邦雄賞】
山崎聡子(やまざき・さとこ)さん
歌集『青い舌』(書肆侃侃房)
【塚本邦雄賞・特別賞】
島内景二(しまうち・けいじ)さん
〔『文庫版 塚本邦雄全歌集』全八巻の刊行を機に、同全歌集の企画・編纂をおこなったことを評価して〕
受賞者の山崎聡子さんは、1982年生まれ、栃木県出身。早稲田大学第一文学部在学中に作歌を始め、2010年「死と放埓なきみの目と」30首で第53回短歌研究新人賞を受賞。2013年、第一歌集『手のひらの花火』刊行し、同歌集で第14回現代短歌新人賞を受賞。
特別賞を受賞した島内景二さんは、1955年生まれ、長崎県出身。東京大学文学部国文科卒業、同大学院博士課程単位取得満期退学。『源氏物語』を中心とする国文学を専門とし、著書多数。電気通信大学名誉教授。
選考委員は、北村薫さん、坂井修一さん、穂村弘さん、水原紫苑さん。選考委員の講評は『短歌研究』10月号に掲載されます。
私の歌集『青い舌』が第3回塚本邦雄賞を受賞しました。受賞の知らせを受けると同時に驚いて熱を出してしまったのですが(コロナでした……)、とても光栄で有難く思います。審査員の皆様、歌集を読んでくださった方々に感謝いたします。 pic.twitter.com/HK0NlhtOtb
— 山崎聡子 (@satoky) August 10, 2022
塚本邦雄賞について
塚本邦雄賞は、短歌という文学の可能性を広げ、深化させ得た短歌歌集作品とその作者を顕彰することを目的とする短歌賞です。原則として、選考会の前年4月1日から当年3月31日までに刊行された歌集作品(作者の第二歌集以降の作品)を選考対象はとします。
塚本邦雄さんの著作権継承者である塚本青史さんを顧問とし、短歌研究社が主催。受賞者には賞金50万円が贈られます。
青い舌 (現代歌人シリーズ33) 山崎聡子 (著) 舌だしてわらう子供を夕暮れに追いつかれないように隠した 子供との時間のなかに いつか、どこかで、わたしは立っていた |
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▼短歌研究社
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