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60万部突破『三千円の使いかた』著者・原田ひ香さん最新刊『財布は踊る』が発売即重版!

原田ひ香さん著『財布は踊る』

原田ひ香さん著『財布は踊る』

新潮社から7月27日に刊行された原田ひ香さん著『財布は踊る』の発売即重版が決定しました。

 

今よりすこし、お金が欲しかっただけなのに!

切実なお金の使い道を描き、多くの人の共感を呼んだ『三千円の使いかた』の原田ひ香さんが今作にこめたテーマは「お金のつくりかた」です。『三千円の使いかた』と同じように、おもしろく読めて、知識を得ることができ、そして我が身について考えさせられるという深い小説です。

 
主要登場人物6人は、皆、やむを得ない事情で、お金に困っている人々です。
憧れの財布を買うために1円をも惜しむ節約主婦、FXのマルチ商法に手を染める男、株の投資で大損した元会社員、キャリアと私生活が行き詰まったライター、奨学金返済に苦しむ非正規雇用のアラサー女性……。財布をめぐり繰り広げられる人間模様が描かれ、読み終わった頃には、我が身の将来について考えずにはいられなくなる痛快ストーリーです。

 
「私の現在のマネーリテラシーのすべてを投入して書きました」と原田ひ香さんが語る『財布は踊る』には、「お金の今」が描かれています。

 
現代人が直面する混迷する社会・経済状況のなかで、どうお金を稼ぎ、節約し、生きていくべきか。様々な理由でお金に困っている登場人物6名が、懐事情に真剣に悩みながら、なんとか自分の道を進もうとします。

 
物語は最終章である「第六話 財布は踊る」で、コロナ禍にまでストーリーが及びます。第六話の一文「コロナは人を貧しくも豊かにもした。失った人と、つかんだ人の差はなんだろう。運、思い切り、そして、他の人より目端が効いたこと……そんなわずかな違いで人生が変わっていく。」には、いまだ続くコロナ禍を生きる現代人は心揺さぶられるものがあるのではないでしょうか。

 
スリリングなストーリー展開によって楽しく読めるエンタメ小説でありながら、実は現代社会背景をリアルに描く「社会派小説」としての一面も持つ作品です。

 
【あらすじ】
会社の同僚と平凡な結婚をし、ひとり息子にも恵まれ、専業主婦として穏やかに暮らす葉月みづほ。彼女はある夢を実現するために、新しい洋服は買わず、食費を切り詰めて、人知れず毎月二万円を貯金していた。二年以上の努力が実り、夢を実現した喜びも束の間、夫に二百万円以上の借金があることが発覚して――。投資の失敗、仕事の行き詰まり、奨学金返済苦など、様々な事情で「今より少し、お金がほしい」人達の、切実な想いと未来への希望を描く!

 
<著者からのメッセージ>

「この小説が、お金のことを考えたり、だれかと話し合ったりするきっかけになるとうれしいです。」

 
【推薦コメント】

◎楽しく読んでいるうちに、お金の知識や節約術が身につく。この小説は役に立つ!
――プロ棋士七段・投資家 桐谷広人さん

◎いつか私の財布がカラになったとき、この物語を思い出して、生きる勇気を得るだろう。
――小説家 朱野帰子さん

◎あまりにリアルなお金の話。他人の懐事情って、何でこんなに面白いんだろう!?
――タレント 眞鍋かをりさん

◎登場人物がみんな身近に感じられて、普段は友達とも話せないようなお金の話で盛り上がった気分です。
――小説家 瀬尾まいこさん

 

気になる財布の中身公開します!

原田ひ香さんと、新潮社出版部部長・中瀬ゆかりさんのお財布を公開する動画をYouTubeにて公開中。

 

 
また、月刊誌『波』8月号には、投資家でプロ棋士七段の桐谷広人さんと著者による『財布は踊る』刊行記念対談「お金と、株と、どん底と。」が掲載されています。
https://www.shinchosha.co.jp/book/352512/#b_interview

 

著者プロフィール

原田ひ香さん(C)新潮社

原田ひ香さん(C)新潮社

著者の原田ひ香(はらだ・ひか)さんは、1970(昭和45)年生まれ、神奈川県出身。2005(平成17)年「リトルプリンセス2号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞を受賞。2007年「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞を受賞。

著書に『三千円の使いかた』『そのマンション、終の住処でいいですか?』『古本食堂』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』『事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング』『人生オークション』『母親ウエスタン』『彼女の家計簿』『ミチルさん、今日も上機嫌』『三人屋』『ラジオ・ガガガ』などがある。

 

財布は踊る
原田 ひ香 (著)

60万部超え大ヒット作『三千円の使いかた』の著者、最新刊は「お金のつくりかた」! 会社の同僚と平凡な結婚をし、ひとり息子にも恵まれ、専業主婦として穏やかに暮らす葉月みづほ。彼女はある夢を実現するために、生活費を切り詰め、人知れず毎月二万円を貯金していた。二年以上の努力が実り、夢を実現した喜びも束の間、夫に二百万円以上の借金があることが発覚して――。様々な事情で「今より少し、お金がほしい」人達の、切実な想いと未来への希望を描く!

 
【関連】
原田ひ香『財布は踊る』特設サイト | 新潮社

 


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