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ハン・ガンさん『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念!連続オンラインイベントを開催

ハン・ガンさん『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念!連続オンラインイベントを開催

ハン・ガンさん『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念!連続オンラインイベントを開催

出版社クオンによる新たな詩集シリーズ「セレクション韓・詩」の第1弾、ハン・ガンさん著『引き出しに夕方をしまっておいた』の刊行を記念して、連続オンラインイベントが開催されます。

 

ハン・ガンさん、きむ ふなさん、斎藤真理子さんと共に味わう詩の言葉――『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念イベントを開催

現代韓国文学を代表する作家ハン・ガンさんが、20年余りにわたって書き続けてきた詩を収めた『引き出しに夕方をしまっておいた』。韓国では2013年に出版されて以来ロングセラーとなっています。

その邦訳版が、著者の小説を手掛けている翻訳家・斎藤真理子さんときむ ふなさんの共訳でクオンより出版されました。

 
「ハン・ガンの小説は美しく、同時に力がある。繊細さだけではなく強さがある。
その元にあるものがこの詩にあらわれている。」
――斎藤真理子さん

「ハン・ガンにとって詩は内密な自分自身の声に正直なもの。
詩を書くことで、心身のバランスや問いを直視し続ける力を回復していく。」
――きむ ふなさん

 
この度、ブックカフェCHEKCCORIでは、日本語版『引き出しに夕方をしまっておいた』の刊行を記念してオンラインイベントを連続開催します。

第1回のイベントでは、翻訳者のお二人に60篇の詩を翻訳する過程はどのような経験だったのか、そしてハン・ガンさんの詩の魅力などについて伺います。

そして第2回のイベントでは韓国から著者ハン・ガンさんも登壇。読者からの質問にも直接答えるほか、朗読も予定しています。また、イベント後半には翻訳者も加わってのトークが繰り広げられます。

 

『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念イベント 開催概要

 
<第1回「翻訳者二人が語る共訳と詩とハン・ガン」>

◎日時:7月15日(金)19:00~20:30
◎登壇者:斎藤真理子さん、きむ ふなさん

 
<第2回「ハン・ガンさんと一緒に詩を味わおう」>

◎日時:7月30日(土)19:00~21:00
◎登壇者:ハン・ガンさん、瀧井朝世さん(モデレーター)、斎藤真理子さん、きむ ふなさん
※通訳付き

 
■料金:イベント参加券 各1,500円(消費税込み|見逃し配信付き)

■主催;ブックカフェCHEKCCORI(http://www.chekccori.tokyo/)

★申込み
◎第1回:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01ej82ymchf21.html
◎第2回:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/016b987a7mf21.html

★詳細
◎第1回:http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/60564?mc_id=890
◎第2回:http://www.chekccori.tokyo/mc-events/general/60683?mc_id=892

 

著者プロフィール

 
■著者:ハン・ガンさん

1970年生まれ。韓国・光州出身。延世大学国文学科卒業。1993年、季刊『文学と社会』に詩を発表し、翌年ソウル新聞の新春文芸に短編小説「赤い碇」が当選し作家としてデビューする。

2005年、中編「蒙古斑」で韓国最高峰の文学賞である李箱文学賞を受賞、同作を含む3つの中編小説をまとめた『菜食主義者』で2016年にアジア人初のマン・ブッカー国際賞を受賞する。

邦訳に『菜食主義者』(訳:きむ ふなさん)、『少年が来る』(訳:井手俊作さん)、『そっと 静かに』(訳:古川綾子さん、以上クオン)、『ギリシャ語の時間』(訳:斎藤真理子さん、晶文社)、『すべての、白いものたちの』(訳:斎藤真理子さん、河出書房新社)、『回復する人間』(訳:斎藤真理子さん、白水社)などがある。

 
■訳:きむ ふなさん

韓国出身。訳書にハン・ガンさん『菜食主義者』、キム・エランさん『どきどき僕の人生』、キム・ヨンスさん『ワンダーボーイ』、ピョン・ヘヨンさん『アオイガーデン』、シン・ギョンスクさん『オルガンのあった場所』(以上クオン)、孔枝泳さん『愛のあとにくるもの』(幻冬舎)など。

著書に『在日朝鮮人女性文学論』(作品社)がある。韓国語訳書の津島佑子さん『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞。

 
■訳:斎藤真理子(さいとう・まりこ)さん

新潟県出身。訳書にパク・ミンギュさん『カステラ』(ヒョン・ジェフンさんとの共訳、クレイン)、チョ・セヒさん『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、チョン・セランさん『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)、チョ・ナムジュさん『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、ハン・ガンさん『ギリシャ語の時間』(晶文社)、同『すべての、白いものたちの』(河出書房新社)、同『回復する人間』(白水社)、チョ・ナムジュさん他『ヒョンナムオッパへ』(白水社)など。

『カステラ』で第1回日本翻訳大賞、『ヒョンナムオッパへ』で韓国文学翻訳賞(韓国文学翻訳院主催)を受賞。

 

※以下はAmazonへのリンクです。書籍付きチケットをご希望の方は上記の申込みURLより手続きしてください。

引き出しに夕方をしまっておいた (セレクション韓・詩)
ハン・ガン (著), きむ ふな (翻訳), 斎藤真理子 (翻訳)

回復に導く詩の言葉

ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。
巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。

 
【関連】
【オンライン】『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念―第一弾「翻訳者二人が語る共訳と詩とハン・ガン」 ≫ 2022年7月15日 (金)- CHEKCCORI(チェッコリ)
【オンライン】『引き出しに夕方をしまっておいた』刊行記念―第二弾「ハン・ガンさんと一緒に詩を味わおう」 ≫ 2022年7月30日 (土)- CHEKCCORI(チェッコリ)

 


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